とある民間救急ドライバーの日常さんのサイトより
https://ameblo.jp/namachocoponzu/entry-12874626323.html
<転載開始>

 TODAY'S
 
なぜ日本でライドシェアがゴリ押しされるのか(2)

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

今日も前回に引き続きライドシェアについて書いていこうと思います。

前回の記事がまだの方はそちらからどうぞ。


なぜライドシェアが必要になるのかは前回書いたように、タクシー不足です。

呼んでもすぐに来ないから困っちゃう、みたいな。

実はこれ聞くところによると、外国人観光客から寄せられる主な要望らしいのですよ。

 

そして外国人観光客からはもう1つ"代金が高い"という不満の声もあるのだとか。

 

外国人観光客を呼び寄せて財源にしたい敗戦国であり発展途上国に成り下がった日本政府は、必死にその要望に応えたい、

 

だからライドシェアが必要、となっているらしいのですよ。

 

日本人の声ではないのが悲しいですが、そもそも日本人の声なんて聞くわけないですものね、

 

なので今日はこの話が事実と仮定して書いていこうと思います。

 ライドシェアがゴリ押しされる2つ目の理由


"タクシーは来ないし高い"

 

のだとすると、大変困った話です。

 

前回書いたように、確かにタクシー不足が起こっていますので、呼んでも思うように来ないケースが増えました。


一方で、本当に日本のタクシーは高いのでしょうか?

それは表面上だけで見ると間違いなく高いです。

以下の図をご覧ください。

https://www.tripadvisor.jp/pages/TaxiFare_zoom.html

 

これは2014年にトリップグラフィックスさんが公開した世界主要都市のタクシー料金比較表になります。

これを見れば2014年時点ですら日本のタクシーは国際的に最高値であることが分かります。

しかしながら、単純に料金だけで比較してはいけませんよね。

まず日本の場合、長距離移動がほとんどない。

恐らく一般タクシーの場合、初乗りで終わるケースなんてゴロゴロあります。

初乗りって1回あたり数百円ですよ。

日本は地理的にチョイ乗りが多いので、移動距離の長い諸外国と料金体系を合わせられるわけがありません。

次に車の維持費です。

日本は車検や税金をはじめ、車1台あたりの維持費が諸外国に比べて高い。

それに加えて商用車というのは一般の車と比べて、更に維持費がかさみます。

しかも昨今はガソリン代がみるみる値上がりしていますよね。

毎月の車1台の維持費だけで、東南アジアで生活できるレベルなのですよ。


 業務の増加


実はまだあるのです。

日本のタクシードライバーは、バスのドライバーも同様ですが、求められるものがあまりに多すぎる。

外国のドライバーなんてちょー適当でしょ。

国にもよるとは思いますが、私の実体験でいうと、乗り合いじゃないのに勝手に他客を乗せ始めたり、ドライバー自身の用事の為に道中寄り道したり、

自由だなぁ、日本ではあり得んなぁ」と思う体験って、皆さんもお持ちなのではないでしょうか。

 

それに日本のバスもタクシーも、昔に比べて更にレベルが高くなりました。

バスやタクシーのドライバーなんて、私の子供のころはヤクザみたいなパンチパーマで入れ墨しているような人がたくさんいましたよ。

ダンプ乗りが出世したみたいなね。

今のドライバーがいかに優れているのかが皆さんの記憶ベースで理解できるはずなのです。

(最近はちょっとアレなドライバーが目につきますが、それは今回置いておきます)

それに昨今ではバスもタクシーも、車椅子の昇降を始め、いちいち運転席から降りてお手伝いする場面が増えました。

流石に私の地域のタクシー会社は、内部で不満が爆発したのか、介護が必要な方には別料金をしっかり請求するようになりましたけど、

私から言わせれば、バスやタクシーのドライバーは、運転席から降ろしてはいけない。

客を乗せて安全に運転するだけでも、大変な仕事なのです。

ただ運転しているだけじゃないのです。

つまり、人件費が安すぎるくらいなのですよ。

当たり前の話ですが、きつくても給与がそれなりならば人手は集まりますが、そうではないから集まらないのです。

求められるものが増え続けていくわりに給料は減っている上、なぜか見下される職業の為にカスハラも多いので、中々若い人がやろうと思う職業にならないのでしょうね。


 ここで陰謀論を挟みますが

 

本来、本当にタクシー不足を解消したいのだとすれば、きちんと整備の行き届いており、人さえいれば稼働できる状態のタクシー会社が五万とあるわけですから、

そこを国をあげて支援すれば何の苦労もなく、既存の基盤の上で立て直しが可能なのにも関わらず、

なぜタクシー業界の惨状をよそ目に、ライドシェアによってこの穴を埋めようとする構図になるのでしょうか

皆さんならすぐこの違和感に気付きますよね。

これは素直に考えたら、ライドシェアを推し進めなければいけない何らかの理由があるという話なのだと思います。

ライドシェアとは冒頭書いたように、アプリを使ったサービスになるわけですが、

郵政民営化と同様に、戦勝国側の有力企業から何らかの圧力がかかっているのかな?と私は勘ぐっています。

この国の国会議員や官僚は、日本の為に政治をしているわけではない、

ライドシェアの経緯1つ見ても、そのような敗戦国の政治というものが浮き彫りとなってくるように思えます。
 

  まとめ


まぁ陰謀論の話は置いておくとしても、要するに日本のタクシーは高いわけではないと思います。

 

今の料金でも十分企業努力の賜物だと思いますし、

 

一体何を基準として高いとするのか?

 

これを考えることも重要だと思います。

 

冒頭から述べてきたように、諸外国とは社会条件や地理的条件が違いますから、単純に比べられるものではありません。

 

それならば、例えば自分の1ヶ月の給与を25で割った金額と、タクシー代金を見比べて、本当にタクシー代が高いと言えるのか。

 

そのように観光客の方に考えてもらうのはどうでしょうか。

 

私も民間救急という職業を長年していると、たまに代金のトラブルがありますが、以下の時も似たような感じでした。

 

この時の出来事を要約すると、

 

コロナ陽性で重症化しているのに、家族みんなで無症状だの避難の為の入院だの、

 

何から何まで嘘をつき搬送費用を抑えようと画策し、それが私にバレたら値下げ交渉された

 

みたいな話です。

 

タワマンにお住まいで新型のメルセデスベンツに乗った家族から・・・。

 

そんな何十万も請求してませんよ、もうだいぶ時間がたっているので値段を言いますが、2万円前後の話です。

 

それを何とかして支払いたくないと駄々こねるタワマンベンツさん。

 

つまりこのケースは、代金が高いのではなく、モラルが低いだけなのです。

 

話を戻しますが、そもそも、それを外国人が言う?みたいな部分もありますよ。

 

わざわざ外国に旅行しに来るのに、タクシーが来ないだの高いだの、正直うるさいですよね。

旅行に来るのだからきちんと貯金してから来なよ、みっともないよ

堂々とこんなことを言える社会でありたいものです。

 

 

おわり


<転載終了>