BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=24341
過去、マイコプラズマにも有効というのを載せた記憶が?
<転載開始>

コロナの時にも広島大学の研究チームが発見しています。

(参考記事)タバコの煙の成分に「新型コロナのヒト細胞への感染を抑制」する効果があることを広島大学の研究チームが発見・証明
地球の記録 2021年9月14日

タバコの煙にさらされたマウスにおけるA(H7N9)インフルエンザウイルス感染の弱毒化

nature.com 2024/03/25

概要

インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、2013年に出現した際にヒトに対して高い病原性を示した。

タバコの煙(CS)は、気管支炎、肺気腫、肺がんなどの肺疾患を引き起こす。習慣的な喫煙は重度の季節性インフルエンザウイルス感染のリスクを高めると考えられているが、A(H7N9)ウイルス感染に対する喫煙の影響は十分に解明されていない。

ここでは、タバコの煙への長期曝露のマウスモデルを用いて、タバコの煙がA(H7N9)ウイルス感染の病原性に及ぼす影響を調査した。

予想外にも、タバコの煙に曝露したマウスの体重減少は、A(H7N9)ウイルス感染時の模擬投与マウスの体重減少よりも軽度だった。

タバコの煙への曝露は、A(H7N9)ウイルス感染マウスの生存率を改善したが、ウイルス力価と肺の病理学的変化はタバコの煙への曝露マウスと対照マウスで有意差がなかった。

マイクロアレイ解析により、タバコの煙への曝露により、A(H7N9) ウイルス感染に対する反応に類似したサイトカイン/ケモカイン活性、免疫応答、細胞周期活性が活性化されることが示された。

したがって、タバコの煙への曝露により肺のサイトカインおよびケモカイン発現がすでに高い状況では、A(H7N9) ウイルス感染により引き起こされるサイトカインおよびケモカイン発現の増強は、感染により空気曝露されたマウスでサイトカインおよびケモカイン発現が急速に増加するのに比べ、臓器に対する害が少ない可能性がある。

したがって、タバコの煙は A(H7N9) ウイルス感染中に重篤な肺疾患を軽減する免疫調節効果を誘発する可能性がある。

しかし、これらの知見は、タバコの煙への曝露による他の多くの証明された健康への悪影響を考えると、タバコの煙への曝露を支持するものではない。



<転載終了>