https://indeep.jp/volcanoes-in-antarctica-edge-closer-to-erupting/
<転載開始>

南極大陸最大の活火山であるエレバス山。Google
地球で最も火山が密集している南極大陸で
昨年、「南極が異常な速度で緑化している」という 科学誌ネイチャーに発表された論文について、こちらの記事でご紹介したことがあります。
この際には、多くのメディアが「気候変動」という言葉を用いて、これを説明しようとしていましたが、この南極の緑化の原因を私は、
「気温ではなく、地熱の問題」
だと考えています。
つまり、南極の気温が上昇したことによるものではなく、南極の大地が熱くなってきているというような感じです。
なぜ、そう思うかというと、もう 7年以上前になりますが、2017年に NASA が、
「南極の氷床がイエローストーン級巨大火山の熱によって内側から溶かされている」
と発表していたことを思い出したからです。
これについては、以下の記事で詳しく取り上げています。
・ノア級の洪水の原因…? : 「南極の氷床がイエローストーン級巨大火山の熱によって内側から溶かされている」とNASAが発表。なお、南極の氷が全部溶けた場合、世界の海水面は今より60メートル上昇
In Deep 2017年11月13日
ここでは「海面が 60メートル上昇」という極端な数値が示されていますが、理論上では、南極の氷が「全部」溶けた場合、世界の海面は 60メートル上昇すると計算されているのです。
そして、あまり知られていないことかもしれないですが、
「地球で最も火山が密集している地域が南極大陸」
なのです。
2017年に、南極の氷の下には、全部で 138個の火山があることが、レーダーイメージングという観測方法により判明しています。
以下の記事でご紹介しています。
・南極という場所の真実 : 地球で最大の重力異常の場を持ち、地球で最も火山が密集する地帯であることがわかった南極
In Deep 2017年11月2日
この調査以前にも、南極には 40以上の火山があることがわかっていましたが、この 2017年の調査では、さらに 91の火山があることが判明しています。
以下がそのマップですが、南極大陸の西に集中しています。
そして、最近のコンピューターシミュレーションにより、
「南極の 100以上の火山が噴火に近づいている」
と報道されていました。
「近づいている」といっても、数百年単位での話のようですが、南極で火山の噴火の連鎖が始まった場合、確実に大量の氷床の融解につながるわけで、その程度はともかく、海面の上昇は必ず起きます。
とりあえず、その研究を紹介していた英デイリーメールの記事をご紹介します。
なお、記事には、
> 気候変動によって氷床が溶けると火山活動が活発化し…
という奇妙な下りがありますが、現在、気候変動が起きているのか、起きていないのかは別として、これは順番が逆で「火山活動が活発化するから氷床が溶ける」のであり、そして、気候変動(が存在するのなら)と火山活動は基本的に関係ありません。
ただ、火山の噴火が「宇宙線と関係している」という議論は長くされていまして(In Deep の参考記事)、そして、宇宙線は太陽活動と関係します(太陽活動が弱まると、宇宙線が増える)ので、どちらかというと、
「火山の噴火は宇宙と関係している」
といえるのかもしれません。
太陽活動は、地球の気温や気象をはじめとして、さまざまな環境的影響をもたらしますので、「太陽由来の宇宙的な気候変動」という表現なら、気候変動という言葉を用いても構わないのかもしれません。
そうであるなら、今は太陽活動が強い時(地球に降り注ぐ宇宙線が少ない時)ですので、南極の火山が活発化するとなると、「強い太陽活動が終わってから」のほうが可能性が高いと見られます。
次に太陽活動が弱くなるのは、NASA などの推定では、おおむね 2年後から 3年後くらいからではないですかね。
少なくとも 2030年頃には(太陽活動のサイクルが正常であれば)太陽活動はすっかり弱くなっていると思われます。
ここから、デイリーメールの記事です。
その後、最近、南極についてちょっと気になっていることを少し書かせていただきます。
南極の100の火山が噴火に近づいており、専門家たちは警戒を強めている
Experts on red alert as 100 volcanoes in Antarctica edge closer to erupting
dailymail.co.uk 2025/01/13
南極大陸で時限爆弾が発見されている。それらは南極大陸の形を変え、世界中の海面を劇的に上昇させる恐れがあることから、専門家たちは警戒を強めている。
研究によると、南極の西部にある氷床の表面下には 100以上の火山があり、 「これらの火山は特に崩壊しやすいが、活火山の裂け目の上にあるという位置はほとんど考慮されていない」という。
科学者たちは、気候変動によって氷床が溶けると火山活動が活発化し、地表での氷の融解が加速し、「正のフィードバックループ」が形成されると警告している。
氷床が溶けると、表面を押し下げる質量が減少し、地下に隆起効果が生じます。
これにより、大陸の奥深くにあるマグマ溜まりが膨張し、マグマ溜まりの壁に圧力がかかり、マグマの中に閉じ込められたガスが放出されて、噴火につながるプロセスが加速します。
火山が噴火すると、地表の融解がさらに進み、このプロセスが再び始まる。
研究者たちは 4,000以上の高度なコンピューターシミュレーションを使用してこの現象をモデル化し、表面の融解により噴火の最初の段階を開始するプロセスが数十年から数百年加速されることを発見した。
モデル化シナリオの 1つでは、研究チームは、西南極では中程度の融解と考えられる厚さ 3,280フィート(約 1キロ)の氷床を 300年かけて除去し、火山活動と噴火の規模が大幅に増加したことを発見した。
いくつかの部屋からは、年間 300万立方フィート以上の氷を溶かすほどの熱が放出されている。
南極西部の氷床の多数の火山の噴火が増加しても、その大陸の大部分は無人であるため、人間社会に直接的な被害は及ばないだろう。
しかし、海面上昇を加速させることで、沿岸地域を脅かす間接的な被害を引き起こす可能性がある。
氷床が完全に崩壊した場合、海面は壊滅的な 190フィート(約 60メートル)上昇する可能性がある。
そうなると、ニューヨーク、東京、上海などの沿岸都市全体が完全に水没し、居住不能となるだろう。
幸いなことに、 科学者たちはこの終末的なシナリオが実現するのはまだ遠い先のことだと考えている。
最新の推定では、2300年までに南極西部の氷床がほぼ完全に崩壊すると予測されており、人類には氷床の減少を遅らせるために 275年の猶予がある。
しかし研究者たちによると、この推定値を生成したモデルは溶融と火山活動のフィードバックループを考慮していないため、実際の崩壊日はもっと早い可能性があるという。ただし、それが事実かどうかを判断するにはさらなる研究が必要だ。
それでも、新たな研究は、氷床の下の火山活動が、専門家がこれまで考えていたよりも氷床の減少に大きな役割を果たしている可能性があることを示唆している。
海面上昇に関する現在の予測は、アラスカのほぼ 2倍の大きさで 、さまざまな理由から特に崩壊しやすい南極の氷床の安定性を予測する科学者の能力にかかっています。
研究者たちはモデルを使用して、マグマ溜りの圧力のさまざまな低下が氷床の融解にどのような影響を与えるかをシミュレートした。
彼らはまた、溶融による表面質量の損失によってマグマ溜まりが膨張し、内部の圧力が低下し、最終的にはいくつかの方法で将来の噴火の軌道が変化する仕組みについても調査した。
一つ目は、膨張そのものによるもので、マグマ溜まりの壁に圧力がかかり、噴火が起きやすくなる。
2番目のメカニズムはより複雑だ。多くのマグマ溜まりには水蒸気や二酸化炭素などのガスが含まれており、高圧下でマグマに溶解している。
しかし、表面の氷が溶けて圧力が下がると、それらのガスは泡となって逃げてしまう。
ガスが漏れると、噴火室の圧力が再び急激に高まり、噴火の可能性が高まる。
これらの噴火は、たとえ地表にまで達しなかったとしても、大量の熱を発生させ、さらに多くの氷を溶かし、それがさらに噴火を引き起こす可能性がある。
研究者たちは、このモデルによってシミュレートされた噴火のいくつかは、表面融解の影響がなければ決して発生しなかったであろうことを発見した。
その結果、マグマ溜まりの寿命全体にわたって、マグマの総放出量が増える可能性があると研究者たちは結論付けた。
気候変動はすでに南極西部の氷床や世界中の他の氷河の急速な融解を引き起こしているが、研究者たちのモデルは、氷床の火山噴火の頻度を高めることで、融解が間接的に自らを駆動することを示唆するフィードバックループを特定した。
彼らは、1万8000年から 3万5000年前に南部火山帯の頂上にパタゴニア氷床が形成された南米アンデス山脈で行われた実際の研究でも、この現象の証拠を発見した。
現在この氷床は残骸しか残っていないが、研究者たちは過去 2回の氷河期サイクルにわたる地質年代学的データを用いて、表面氷の融解と氷床上に位置する 3つの異なる火山の噴火増加との関連を特定した。
彼らは、自分たちが特定したプロセスはゆっくりとしたものであり、数百年かけて進行するものであることを強調した。しかしこれは、たとえ人間が引き起こす気候変動が減速したとしても、フィードバックループが継続する可能性があることを意味する。
ここまでです。
なお、先ほど書きました「南極で気になっていること」は、南極の海氷量のことなんです。
異常な推移を見せ続ける南極の海氷
2023年に「南極の海氷面積が異常な勢いで減少した」ということがありました。以下のグラフです。
1989-2023年の南極海氷面積の標準偏差
BDW
この時は、先ほどリンクしました南極の緑化のことを含めて、あまりの勢いで変化していることから、「海底火山を含むか何かの地質活動が起きているのでは?」などとも思っていました。
ところが。
現在、その南極の海氷面積が大幅に回復していて、現在は通常レベル以上となっています。
海氷面積の推移
BDW
このグラフでは、「黄色いライン」が 2022/2023年のもので、この際には非常に海氷面積が縮小していたのが、2024年の終わり頃から急速にまた海氷面積が回復している。
これもまた何が起きているのかはよくわからないですが、南極地域の気温の寒冷化と地熱の上昇のせめぎ合いでも起きているのだろうか、くらいしか想像はつかないにしても、今後の推移を見守るしかないですね。
まあ、海氷はともかくとして、いつの日か、南極の氷床が大量に溶けるような日が来た場合は、日本のような海に面している大都市が多い国や地域は特に大きな影響を受けることになります。
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<転載終了>
どうやら就任式後の1月21日の大災害をニビル出身のエーリアン諸君が知ってLAの火災、異常気温、壊滅的破壊になる火山爆発を警告したのかもしれない。
トランプはハイブリッド爬虫類系支配者諸君(大半は処刑済みかもしれないが)との休戦を世界中にむけ宣言すべきだ。戦争する時間はない、3600年ぶりの地球危機(地軸の異常)を共に戦い黄金時代のAIを迎えようと!。
日本は阿蘇、桜島、富士山、北海道火山爆発と地震、原発、、を気を付けよう。自衛隊出動準備!
我が亡きあとに洪水は来たれだ(ポンパドール婦人)!
https://beforeitsnews.com/spirit/2025/01/nibiru-dr-sam-a-radical-change-is-close-to-happening-on-the-earth-letter-from-dr-sam-spoken-by-mohamed-his-translator-january-15th-2025-2524467.html
genkimaru1
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