みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12882072088.html
<転載開始>

やはり年末はインフルが猛威をふるっていたようです。

 

定点観測でも過去最多を記録。

 

 

年末年始の救急外来のバイトに行っていたうちのナースが話していた通りインフルエンザA型が多いようです。

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過去最大...インフル急拡大なぜ? 09年猛威振るったA型H1N1再び...専門家「コロナ禍で免疫持つ人が激減」

2025年1月10日 (金)南日本新聞

鹿児島県は9日、昨年12月23~29日に89定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は8580人で、1医療機関当たり96.40人だったと発表した。

 

前週の1.47倍で、現行の統計を開始した1999年以降最多となり、1機関当たりでは全国で大分に次いで多かった。

 

県は26日から県内全域に流行発生警報を発令しており、手洗いや換気といった感染対策の徹底を呼びかける。

 鹿児島県内のインフルエンザ患者は12月中旬から急増した。

 

感染が拡大しているのは、2009年に流行したインフルエンザA型のH1N1

 

感染症に詳しい鹿児島大学大学院の西順一郎教授は「新型コロナウイルス禍でインフルエンザの流行が抑えられ、この型の免疫を持つ人が激減し、子どもを中心に広がっている」と指摘する。

 乳幼児はインフルエンザ脳症に注意したい。

 

意識障害やけいれんが起き、生命にも関わる。

 

「発症1日目に起きるケースが多い。けいれんがなくても、視線が合わないなど意識レベルがおかしい場合は速やかに受診を」と西教授。

 

小学生も異常行動に注意し、目を離さないことが大切という。

 例年は春先にかけてインフルエンザB型が流行する。

 

西教授は「ピークを越えたように見えるが、新学期が始まり再び流行する可能性がある。新型コロナも新たな変異株で増えつつある。ワクチン接種など引き続き警戒が必要だ」と訴える。

 

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2009年に流行したインフルエンザA型H1N1。

 

当時のことを今でも覚えています。

 

入院手術や外来予約のキャンセルが相次ぎ、感染対策としてウイルス除去率99.9%の空気清浄機を医師協から購入して設置したり、病室全室に加湿器を設置しました。

 

かなりの出費となりましたが入院患者さんからは非常に喜ばれ、1人も感染者を出すことなく乗り切れました。

 

現在の感染状況ですが小児が多いのでしょうか?

 

近隣の先生方や救急外来に入っている私の子供たちから聞いた話によると大人ばかりでした。

 

 

うちのナースと子供たちに聞いたところ、ほとんどがインフルエンザワクチン接種者。

 

 

このニュースに対する医師のコメントの中に

 

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当院ではコロナ前と比べワクチン接種数が半減している。
 

インフル感染で受診する患者の9割が接種していない。

 

逆に接種者は熱もすぐ下がり悪寒や倦怠感も軽度で、今シーズンに限ればワクチンは明らかに効いている。

感染予防策の軽視(油断)に加え接種率の低下が感染者増加の主因だと思います。

 

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と書いておられるドクターがいましたが、診療所の患者さんでは逆の現象が起きています。

 

つまりインフルエンザワクチンを接種した人がインフルエンザにかかり、症状が重くダラダラと続いています。

 

インフルエンザワクチンを接種していない人は1〜2日ほど熱発して1週間もかからず治っていました。

 

またコロナワクチン接種歴も尋ねているのですが、インフルエンザ感染者のほぼ全例が接種済みでした。

 

これはうちの診療所の患者さんに限った話ではなく、救急外来でも同じ結果でした。

 

 

今の異様なまでのインフル感染拡大はコロナワクチンによる免疫低下が原因ではないかと私は考えています。

 

是非ともインフルエンザ罹患者のコロナワクチン接種歴とインフルエンザワクチン接種歴を調べて頂きたい。

 

それを調べることでワクチンの効果も分かるのではないでしょうか。

 

 

ちなみにインフルエンザの流行のピークは過ぎたようです。

 

年末年始がピークだったと。

 

少しずつ減ってきているようですが感染するとしんどいですから手洗い、うがいで予防をして下さいね。


<転載終了>