BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=25518
<転載開始>

大腸の右と左では、遺伝子発現がまったく異なっていることがわかったのだそうです。

脳と大腸は作用として直接つながっていますが、右脳と左脳なんていう概念も思い出します。

大阪大学のニュースリリースはこちらです。

大腸は右側と左側で似て異なる臓器

大阪大学 2024/11/08

研究成果のポイント

・大腸内視鏡(カメラ)下小腸・大腸ステップ生検を健常者と大腸腫瘍患者に実施

・健常者の遺伝子発現解析において、右側大腸 vs. 左側大腸で遺伝子発現が全く異なることを発見

・大腸がん患者の「正常組織」と健常者の小腸・大腸組織の遺伝子発現が異なることを発見、大腸がん患者の大腸は既に「未病状態」である可能性が示唆された

・進行大腸がん患者では、「小腸(回腸末端):免疫の中枢器官」において遺伝子発現が変動しており、小腸を標的とした今後の免疫療法の開発に期待

概要

大阪大学大学院医学系研究科の谷内田真一 教授、 国立がん研究センター中央病院・内視鏡科の斎藤 豊 科長らの研究グループは、大腸内視鏡(カメラ)下小腸・大腸ステップ生検を行い、右側大腸と左側大腸について異なる臓器ともいえるような遺伝子発現の違いがあることを発見しました。

また、大腸がん患者さんの大腸の「正常組織」は、健常者(大腸カメラで病気を認めない人)と異なる遺伝子発現を示し、既に大腸がん発生の素地となる状態であることがわかりました。

特に、進行大腸がんを有する患者さんにおいては、正常の大腸粘膜に加えて大腸がんとは離れた小腸(回腸末端)においても遺伝子の変動が観察されました。

回腸末端は腸管免疫の中枢であることから、小腸免疫システムが大腸がんの進展に関連していることが明らかとなりました。

今後、小腸の免疫システムを利用した新たな腫瘍免疫治療の開発が期待されます。

本研究成果は、米国科学誌「Molecular Cancer」に、11月8日に公開されました。


米クルーズ船「ラディアンス・オブ・ザ・シーズ」で100人近くが謎の感染症で隔離

クルーズ船内で流行する感染症は、一般的に単なるノロウイルスであることがほとんどです。

CDC、ロイヤル・カリビアンクルーズ船で「原因不明」の病気の発生を報告

Epoch Times 2025/02/06

CDC Reports ‘Unknown’ Illness Outbreak on Royal Caribbean Cruise Ship

CDC当局者は「状況を遠隔監視している」と述べている。

アメリカ疾病予防管理センターの報告によると、今週、ロイヤル・カリビアンのクルーズ船「ラディアンス・オブ・ザ・シーズ」で原因不明の胃腸疾患が流行し、100人近くが罹患した。

CDCは 2月5日、船の乗客 2,164人のうち約 89人、つまり乗客の約 4%が感染の影響を受けたと発表した。

同局によると、乗組員 910人のうち 2人が症状を報告したという。

CDCによると、主な症状は嘔吐と下痢だ。また、同局は「原因物質」は「不明」としている。

ラディアンス・オブ・ザ・シーズのクルーズは 2月1日に始まり、2月8日に終了する予定だが、感染拡大は 2月5日に初めて報告された。

CDCによると、感染した乗客と乗員はクルーズ船の残りの乗客から隔離された。また、クルーズ船は「清掃と消毒の手順」を強化し、感染源を突き止めるための検査用サンプルを採取したという。

CDCの船舶衛生プログラムの職員は現在、「船舶の感染拡大対応と衛生手順の検討を含め、状況を遠隔監視している」と付け加えた。

感染拡大の原因は明らかにされていないが、CDCはクルーズ船での感染拡大は一般的にノロウイルスが原因であり、「感染拡大を引き起こした病原体を見つけるには時間がかかる可能性がある」と指摘した。



カナダで「0〜14歳」の子どもの死亡率が2022年以来急増し、現在もなお増加中

グラフですと、2021年第25週が起点となって急激に上昇に転じ、今でも増え続けています。

カナダの0〜14歳の死亡率の推移(2013年-2024年35週)

JOSE GEFAELL

以下のように、2023年から現在まで一貫して増加しています。

カナダの0〜14歳の累積死亡率(2023年第36週から)

JOSE GEFAELL



フィンランドで2025年に入って以来、5歳〜19歳の「結核」発生数が急激に上昇中

結核って季節は関係ないと思うんですけど、15歳~ 19歳では 9倍、5歳~ 9歳で 4倍に増加しているそう。

1月には、「フィンランドの 5歳〜 9歳の超過死亡数が過去最多に」というデータもご紹介しました。何が起きているのですかね…。まあ、原因については、多少は想像がつくのですが…。

2025年2月7日までのフィンランドの5-9歳/15-19歳の結核発生率の推移

Ilkka Rauvola

<転載終了>