In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/the-angel-of-death-there/
<転載開始>

christianity.com

アメリカの金融はリセットされるのか

たまに、アメリカの USAウオッチドッグというメディアの著名人のインタビューをご紹介させていただきますが、最新の記事で、「なんか変な肩書きの人」のインタビューの抜粋が掲載されていました。

それは、ボー・ポルニー氏という方で、肩書きは、

「聖書の周期タイミングの専門家で、地政学および金融アナリスト」

だという方でした。

いろいろな肩書きがこの世には存在するものなのだなあと感嘆しますが、それにしても、「聖書の周期タイミングって何だい?」とは思いつつも、それについての詳しい部分は書かれていませんでした。

インタビューの内容は金融の話が中心ですが、大げさではあるものの、わりとわかりやすくはありますので、最初にご紹介して、いくつか注釈したい部分もありますので、その後に書かせていただきます。

なお、この USAウオッチドッグに出演する人たちは、保守派で熱心な共和党支持者の人々がメインで、また、真摯なクリスチャンである人々も多いです。

ここからです。

アメリカは痛みを伴い生まれ変わるだろう – ボー・ポルニー氏

America Will Be Painfully Reborn – Bo Polny
usawatchdog.com 2025/03/15

ボー・ポルニー氏

聖書の周期タイミングの専門家であり、地政学および金融アナリストでもあるボー・ポルニー氏は、2025年以降は激しい動きに備えるべきだと語っている。

まずは、DOGE (政府効率化省)によって明らかにされたアメリカの悪人たちによる詐欺の話から始めよう。これまでに、 DOGE は、詐欺、浪費、乱用によって使われてきたものを驚異的な 1150億ドル (約 17兆円)節約してきた。

しかし、ポルニー氏によると、まだ何も見えていないという

「お金の流れを追えば、誰がそれを手に入れたのか、誰がプレイヤーなのかが分かる。プレイヤーは全員ウォール街の人間だ。プレイヤーは全員民主党員でもあり、プレイヤーは全員共和党員でもある。そして、プレイヤーは全員ハリウッドの人間でもある。そして音楽業界。さらに、プレイヤーはワシントン DC の人間たちでもある」

「永久政治家であるこれらの人々が、どうやって何億ドルもの資産を手にしているのか? お金の流れを追うことを彼らは許さない。だからこそ、彼らはイーロン氏がお金の流れを追うのを阻止する必要がある。これまでに見つけたのは、まだ小銭だ。詐欺は非常に大きく、世界がこれから知ることになるものは衝撃的で仰天させられるだろう」

ポルニー氏は、アメリカでの大規模な詐欺の真実が金融リセットを引き起こすだろうと語る

7月には、待望のバーゼルIIIが 2025年7月1日に(米国の)銀行に導入される。バーゼルIII は銀行システムを安定させるはずだ。

ポルニー氏は、彼の計算によると、アメリカは聖書のヨエル書2章31節「主の大いなる恐ろしい日」の後に生まれ変わるだろうと語る。

(※ 参考までに聖書のヨエル書2章30 - 32節です)

わたしはまた、天と地とにしるしを示す。すなわち血と、火と、煙の柱とがあるであろう。

主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。

すべて主の名を呼ぶ者は救われる。それは主が言われたように、シオンの山とエルサレムとに、のがれる者があるからである。その残った者のうちに、主のお召しになる者がある。

ポルニー氏は、これはおそらく 4月の過越祭の時期に起こるだろうと語る。(※) 過越祭は、イスラエルの重要な祭事で、2025年は 4月13日に始まり、4月19日まで続きます。

さらに早送りすると、アメリカは 2025年7月4日に生まれ変わる。

ポルニー氏は、「計算によると、アメリカは今年 7月4日に生まれ変わるだろう。これは聖書の計算だ」と説明する。

ポルニー氏は、大規模な不正行為がすべて暴露されれば、米ドルは打撃を受けるだろうと述べている。

「彼らは連邦準備銀行券を神に逆らうために利用した。彼らは連邦準備銀行券を使ってウォール街のすべてを買収し、あらゆる報道機関を買収し、ワシントンDCを買収し、選挙を買収し、ハリウッドを買収した。彼らはそのお金を使ってあらゆる人々を買収したのだ」

では、何が起こるのだろうか。

ポルニー氏は、以下のように述べる。

「(米国の)不動産市場は暴落するだろう。私たちが目撃しようとしているのは、米ドルの崩壊だ。これは 4月に加速し、継続していくが、4月は米ドルにとって非常に悪い月になるだろう」

それは米国債市場の崩壊につながるだろう。米国債市場が崩壊すると、市場に大量の不動産が流入し、金、銀、暗号通貨を持っている人は、家や欲しいものを何でも選ぶことができるようになる。(不動産などの)売り手はどこにでもいるようになるだろう」
「米国の金融システムは完全に破壊されるだろう。それは今から7月4日まで始まり、その後、年末まで大混乱が起こる。そして、2026年は荒れ狂うだろう。なぜなら、私たちは新しい金融時代に足を踏み入れ、新しい金融システムは正直な通貨システムになるからだ」

この新しいシステムにより、金と銀の価格は急騰するとして、ポルニー氏は、銀は最終的に「 1オンスあたり 2,000ドル」、金は「 1オンスあたり 80,000ドルから 100,000ドル」に達する可能性があると主張する。(※ 金価格は現在 3055ドル)

ポルニー氏は、ドナルド・トランプ大統領はアメリカを再建するだろうが、それは特に邪悪な人々や神の敵にとっては苦痛を伴うだろうと指摘する。

最後に、ポルニー氏は、聖書に出てくる「死の天使」が、現在は過越祭と呼ばれている祭の間に長子が殺されたファラオの時代と同じように、今地球上にいると考えているとも指摘している。ポルニー氏は、今回は死の天使は長子のために来るのではなく、邪悪な者たちのために来るのだと述べた。


 

ここまでです。

現在、3000ドルを少し超えた金(ゴールド)の価格が 10万ドルに達するだろう、とかいうのはあまりにも大げさにも聞こえますが、本気でそう思っているようです。

全体の話のポイントは、DOGE と「バーゼルIII」とかいうもののようですが、バーゼルとかはよく知らないですので、日本銀行のウェブサイトを見てみますと、以下のようにありました。

バーゼル合意、バーゼルI、II、IIIとは何ですか?

バーゼル合意とは、バーゼル銀行監督委員会が公表している国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準のことです。日本を含む多くの国における銀行規制として採用されています。

バーゼル合意は、1988年に最初に策定され(バーゼルI)、2004年に改定されました(バーゼルII)。

その後、2007年夏以降の世界的な金融危機を契機として、再度見直しに向けた検討が進められ、2017年に新しい規制の枠組み(バーゼルIII)について最終的な合意が成立しました。

…バーゼルIIIは、世界的な金融危機の再発を防ぎ、国際金融システムのリスク耐性を高めることを目的として策定されました。

具体的には、銀行が想定外の損失に直面した場合でも経営危機に陥ることのないよう、自己資本比率規制が厳格化されました。また、急な資金の引き出しに備えるための流動性規制や、過大なリスクテイクを抑制するためのレバレッジ比率規制等が導入されることになりました。

日本銀行

要するに「世界的な金融危機の再発を防ぐため」というもののようですが、ボー・ポルニー氏の先ほどの話では、その後に、

・不動産が崩壊

・米ドルが崩壊

・米国債が崩壊

という予測を述べていて、何だかよくわからない面もありますが(仮に米国債が崩壊すれば、いくつかの銀行も必ず連動して崩壊するので)、ともかく、イーロン・マスク氏などが、いろいろと無駄や不正な予算や資金を曝露したり削除したりしている中、パーゼルIII と共に、それらが起こるということですかね。

しかしまあ、2025年7月4日は、わりとすぐですので、そんなことになるのかどうかは、3ヶ月もすればわかります。…まあ、そこまで極端なことになるとは思いませんが、小さくとも、何らかの混乱はあるのかもしれないですね。

時期的にも(占星やオカルトを含めて)今年の 4月から 7、8月頃まで、戦争などを含めて、社会が荒れることが確実視されています(その後、さらに荒れるでしょうが)。

ともかく、4月はもうすぐですし、7月もわりとすぐですので、予測がどうだこうだというようなことはいいとして、気になったのが、インタビューの後半に出てくる、

「聖書に出てくる死の天使」

という言葉でした。

 

 

聖書の死の天使が見当たらない

「ところで、死の天使って誰だい?」と思いまして、少し調べてみると、たとえば、アズラエル(アズラーイール)という項目があります。

> アズラーイールは、ユダヤ教、キリスト教などにおいて死をつかさどる天使で、イスラム教における四大天使の一人「死の天使」がこのアズラーイールに対応しているとされるなどしている。wikipedia.org

あるいは、サリエルなんて名前も出てきます。

> エノク書によれば、サリエルの任務の一つは霊魂を罪にいざなう人の子らの霊魂の看守である。人間がその魂を汚すことを防ぐという役目から死を司る天使ともされる。一説には大鎌を持ち、死者の魂を狩ると言われている。wikipedia.org

次に、キリスト教系のウェブサイトの「聖書に出てくる死の天使とは誰なのか?」というページを見てみましたら、以下のように書かれてありました。

大天使ミカエルは「死の天使」としてこの世からあの世へ移る過程で何らかの役割を果たしているという人もいるが、この考えを裏付ける聖書の節や文章はない

聖書では、ミカエルは霊的な戦いを戦い、神の命令を実行すると書かれているが、そのどれもが死神の役割を示唆しているようには見えない。

アズラエルという名前も聖書には一度も登場しない

「聖書に、死の天使って出ないみたいじゃないか」とも思いましたけれど、結構おもしろい記事でしたので、そこから一部抜粋させていただきます。


聖書に出てくる死の天使とはなのか?

Who is the Angel of Death in the Bible?
christianity.com 2021/09/09

死神という概念は、いくつかの著作にあるように大衆文化に浸透しているだけでなく、多くの宗教でも取り上げられている。

たとえば、ユダヤ教では、この役割は破壊の天使アズラエルに帰せられている。イスラム教では、この人物にはマラク・アルマウトという名前があり、ヒンズー教などの他の宗教でも同様だ。

キリスト教に、別の名前で似たような人物がいるだろうか? 死神の考えを具現化した唯一の死の天使は存在するのだろうか?

大天使ミカエルはこの世からあの世へ移る過程で何らかの役割を果たしているという人もいるが、この考えを裏付ける聖書の節や文章はない

聖書では、ミカエルは霊的な戦いを戦い、神の命令を実行すると書かれているが、そのどれもが死神としての役割を示唆しているようには見えない。アズラエルという名前も聖書には一度も登場しない

聖書では天使が死をもたらす場面がいくつかあるようだが、神の意志がなければ、天使(または悪魔)が単独で死をもたらすことはできないということを覚えておく必要がある。

ヨブ記は、神が私たちの日数を数えておられること、しかし、私たちが地上での人生の終わりを迎える時期を決めるのは神のみであることを明確にしている(ヨブ記 14章5節)。

神が望まない限り、天使たちは私たちの頭の毛一本さえ傷つけることはできないということを覚えておく必要がある。

すべての天使の中で最も悪名高いサタンに対する神の力を見てみよう。

サタンは、ヨブに何らかの危害を加えるためには、神に許可を求めなければならない。神はサタンに、ヨブの家族と財産を全滅させる許可を与え(ヨブ記 1章)、最終的にはヨブの 健康を奪う許可を与える(ヨブ記 2章)。

しかし、神はサタンに、ヨブの命を奪うことはできないと告げる。サタンにはそうする権限がないのだ

最も強力な天使の一人であるサタンが神に従わなければならないということは、定められた時まで神が私たちの命を奪うことを許さないことを示している。

聖書では、天使は神のしもべであると述べられている(詩篇 103章20節)。しもべは、誰が指揮を執っていても従い、命令から逸脱することはない。

結局、死の天使というのは誤った呼び名だ。天使は神の命令があれば命を奪うことができるが、その命令を受けた場合、または神がそれを望まない限り、命を奪うことはない。いわば死神は、私たちが文化として認識してきたような形では存在しない

死を擬人化したものは存在しない。私たちは皆、死を経験するが、いわば、アズラエルという名の天使が死に伴う義務をすべて遂行するわけではないのだ。


 

ここまでです。

これはあくまで、聖書に準拠した、これを書いた人の考えではありますが、

「サタンも自己判断じゃ人を殺せねえのかよ」(乱暴な口調だなオイ)

という解釈を知りまして、やや「へえ」とか思いました。

さて、そうなりますと、聖書の周期タイミングの専門家であるボー・ポルニー氏の言う「死の天使」とは誰なのか

死の天使は、英語でエンジェル・オブ・ザ・デス(あるいは、ジ・エンジェル・オブ・デス)となるのデスが(いいから)、それで検索していましたら、19世紀の絵画に『死の天使』という作品があることを知りました。

フランスのオラース・ヴェルネという人が 1851年に描いたものだそうで、以下です。「主題は死を司る天使によって昇天する女性である」と描かれています。

死の天使 (1851年)

wikipedia.org

説明によりますと、ここでの死の天使は、

> 死後の魂の導き手としての天使でよく知られているのは、13世紀の『黄金伝説』に描かれた聖母マリアの生涯に登場する大天使ミカエルである。

とありますが、ミカエルは、先ほどの記事では「聖書的」には否定されていました。

> 死の天使はほかにもガブリエル、サリエル、アズライルなどが知られている。

とも書かれていますが、アズライルも聖書には出てきません。

ガブリエルが残りましたが、しかし、他の説明では、

> 聖書本文に名前は出ないが、伝統的に『ヨハネの黙示録』にあらわれて、ヨハネに神のことばを告げる天使もガブリエルであると考えられてきた。最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせるのもガブリエルだという。 wikipedia.org

聖書本文に名前は出ない」で、聖書的解釈ではアウトですね。

さて、一体、エンジェル・オブ・デスは誰なんデスか、という疑問が残った形になりましたが、これ以上、話が脱線し続けるのもあれデスので(もういいから)、このあたりまでとさせていただこうと思います。

何の記事だかよくわからなくなりまして、申し訳ありませんでした。

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