マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-99ec95.html
<転載開始>

抑圧がヒンズー教徒、仏教徒、カトリック教徒のいずれによって行われようとも、パレスチナ人は抑圧者を憎むだろう。
ケイトリン・ジョンストン
2025年3月24日
物語のマトリックスの端からのメモ
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
❖
パレスチナ人について我々が信じ込まされている最も愚かな言説の一つは、彼らは反ユダヤ偏見の罪を犯しており、それで彼らはナチスに匹敵するというものだ。パレスチナ人が抑圧者の宗教を選んだわけではない。彼らがイスラエル人に対して抱く憎悪は、イスラエル人が彼らを抑圧し殺害しているからで、イスラエル人の宗教のせいではない。彼らを憎む抑圧者がたまたまユダヤ人だというだけの理由で、パレスチナ人が彼らを憎まないと期待するのは愚かな考えだ。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-99ec95.html
<転載開始>

抑圧がヒンズー教徒、仏教徒、カトリック教徒のいずれによって行われようとも、パレスチナ人は抑圧者を憎むだろう。
ケイトリン・ジョンストン
2025年3月24日
物語のマトリックスの端からのメモ
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
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パレスチナ人について我々が信じ込まされている最も愚かな言説の一つは、彼らは反ユダヤ偏見の罪を犯しており、それで彼らはナチスに匹敵するというものだ。パレスチナ人が抑圧者の宗教を選んだわけではない。彼らがイスラエル人に対して抱く憎悪は、イスラエル人が彼らを抑圧し殺害しているからで、イスラエル人の宗教のせいではない。彼らを憎む抑圧者がたまたまユダヤ人だというだけの理由で、パレスチナ人が彼らを憎まないと期待するのは愚かな考えだ。
ガザ地区の建物にイスラエル国防軍が『我が闘争』を置き、あたかもそれがイスラエルのパレスチナ人に対する行為を正当化するかのように振り回すのを時々目にするが、それは実に愚かなことだ。欧米におけるユダヤ人憎悪を我々が忌み嫌うようになったのは、ユダヤ人に対し、彼らの宗教を理由に欧米が残虐行為を犯してきた長い歴史があるのを知っているためだ。
パレスチナ人はそのような偏見はもっていないし、そのような罪を犯したわけでもない。彼らがイスラエル人に加えた暴力は、自分達の土地を守り、暴君的抑圧に抵抗する取り組みで、ユダヤ人に対する奇妙なヨーロッパのヒトラー主義的憎悪からではない。パレスチナ人が「ユダヤ人」について話す時は常に、占領という文脈で彼らの抑圧者についてのみ排他的に彼らは話しているので、カナダのユダヤ人の男について話しているのではない。
その抑圧がヒンズー教徒、仏教徒、カトリック教徒のいずれによるものであろうと、パレスチナ人は抑圧者を憎むだろう。それは当然のことだ。それが人々の心と感情の働きだ。我々は自分たちを憎む人を憎み、自分たちを虐待する人を憎む。このことを理解できないことは、他人の立場に立ち、その状況で生きることがどんなことか想像できないということだ。それは、あなたが普通の人間としての共感を欠いている証拠だ。
❖
世界はイスラエルを必要としている。イスラエルがなければ、性犯罪者は安全と保護を求めて一体どこへ行くのだろう? 監視技術は一体どこから手に入れるのだろう? 家族全員を殺害するために使われる新しい種類の殺人ロボットや軍用爆弾や、AIシステムの実地試験で、人間を標的にするのは一体誰だろう?
❖
❖
イスラエルを批判する人々は「証拠なしの主張は証拠なしに棄却できる」というヒッチェンズの剃刀の格言を良く理解するべきだ。
首を切られた赤ん坊、集団レイプ、病院内のハマス基地、あるいはハマスがビバスの子どもを素手で殺害したなど証拠なしに主張されているものは、すぐに棄却できる。
❖
イスラエルと支持者が、ロビー活動や選挙資金や脅迫を利用して、欧米諸国に影響力を行使しているのは良く知られた事実だ。また、アメリカ帝国はイスラエルのこうした行為をいつでも阻止できる力を持っているが、それをしないのも事実だ。正式に選出された政府の帝国管理者は、こうした影響力行使を阻止するために何もしないし、遙かに強力な、選出されていない国家安全保障帝国管理者も何もしない。これが世界支配の計画を妨げているとCIAが判断したとしても、イスラエルが依然、アメリカ政府に対し、これほど大きな影響力を行使していると本当に信じている人がいるだろうか?
結局、シオニストの影響工作は帝国が望んでいるから存在するのだ。イスラエルに対する人為的に作られた支援は、中東における絶え間ない暴力や分裂や不安定さを確実にし、放っておけば西側諸国の利益に不利な形で結束し、物事を進める可能性がある重要な地政学的地域における際限ない軍事駐留を正当化するための必要悪とみなされてきた。
中東には、アメリカと連携し、この地域でアメリカ権益を推進するために利用されている国が他にも多数あるが、その全てが存続のためにアメリカ政府の支援に完全に依存しているわけではない。それは足にガラスの破片が入り込むように、中東に挿入された完全に人工的な構造物で、その存続は、そこに住む入植者植民地主義者と、アメリカを中心とする帝国の長期的覇権的利益の両方に利益をもたらす。
私がここまで述べたのは、欧米が、巨大で意地悪な暴君イスラエルの操作による受け身で無辜の被害者でないことを指摘するためだ。欧米はイスラエルの犯罪に対し、イスラエル自身同様に有罪だ。それら犯罪は欧米帝国全体と切り離せないものなのだ。右派の中には、あの意地悪なユダヤ人の悪影響がなければ欧米は素晴らしい高潔な場所だったはずだと主張しようとする人もいるが、この言説は欧米世界の歴史的存在全体により反証されている。欧米は常に征服と支配により動いた戦争好きで大量虐殺的文明で、イスラエルの欧米入植植民地主義プロジェクトは我々が暮らしているディストピアのもう一つの現れにすぎない。
❖
❖
ウクライナでの和平努力について口先だけで言い、中東でのトランプの好戦主義を擁護するのは、アルゼンチンを爆撃していないからガザを焼き払っても構わないと言うのと同じだ。たわ言だ。他の場所で犯罪が減ったからといって、自分の犯罪が帳消しになるわけではない。
❖
中東におけるトランプ大統領の行動を私が批判するたびに「カマラを支持していればよかったのにと今頃あなたは思っているだろう? ええ」と民主党員が言う。
そういうことではない、バカども。バイデン政権の間も、終始全く同じ発言を私はしてきた。バイデンも邪悪だからだ。単に世界で最も残忍で破壊的な権力構造と、それが起きている時、たまたま受付に座っている帝国経営者連中を私は批判しているに過ぎない。党派ゴロにならずに帝国を精査すれば、まさにこのように見えるのだ。
❖
バーニー・サンダースは実に価値のない帝国主義阿呆なので、一体なぜ民主党支配層が彼の予備選挙運動を妨害しようとしたのか私は不思議に思うことがある。彼らはオリガルヒと帝国権益を推進しながら人々にむなしい期待を抱かせるもう一人のオバマを得たのだ。
❖
我々人類は、前例のないほど洗練された脳を進化させたが、それは我々の生物圏を破壊し、互いを爆破する新しい方法を発明し、自らの思考で自らを惨めにするためだけに使われてきた。
❖
これは人質の問題ではない。ハマスの問題でもない。テロの問題でもない。それらは理由ではなく言い訳だ。パレスチナ人を追放し、より多くのパレスチナの土地をイスラエルの土地にするための言い訳だ。これが全てだ。そうでないと言う人は嘘をついている。
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画像はAdobe Stockより。
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/03/24/palestinians-didnt-choose-the-religion-of-their-oppressors/
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2022年2月6日に翻訳を掲載したケイトリン・ジョンストン記事も、ヒッチェンズの格言に触れている。
<転載終了>
パレスチナ人はそのような偏見はもっていないし、そのような罪を犯したわけでもない。彼らがイスラエル人に加えた暴力は、自分達の土地を守り、暴君的抑圧に抵抗する取り組みで、ユダヤ人に対する奇妙なヨーロッパのヒトラー主義的憎悪からではない。パレスチナ人が「ユダヤ人」について話す時は常に、占領という文脈で彼らの抑圧者についてのみ排他的に彼らは話しているので、カナダのユダヤ人の男について話しているのではない。
その抑圧がヒンズー教徒、仏教徒、カトリック教徒のいずれによるものであろうと、パレスチナ人は抑圧者を憎むだろう。それは当然のことだ。それが人々の心と感情の働きだ。我々は自分たちを憎む人を憎み、自分たちを虐待する人を憎む。このことを理解できないことは、他人の立場に立ち、その状況で生きることがどんなことか想像できないということだ。それは、あなたが普通の人間としての共感を欠いている証拠だ。
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世界はイスラエルを必要としている。イスラエルがなければ、性犯罪者は安全と保護を求めて一体どこへ行くのだろう? 監視技術は一体どこから手に入れるのだろう? 家族全員を殺害するために使われる新しい種類の殺人ロボットや軍用爆弾や、AIシステムの実地試験で、人間を標的にするのは一体誰だろう?
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イスラエルを批判する人々は「証拠なしの主張は証拠なしに棄却できる」というヒッチェンズの剃刀の格言を良く理解するべきだ。
首を切られた赤ん坊、集団レイプ、病院内のハマス基地、あるいはハマスがビバスの子どもを素手で殺害したなど証拠なしに主張されているものは、すぐに棄却できる。
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イスラエルと支持者が、ロビー活動や選挙資金や脅迫を利用して、欧米諸国に影響力を行使しているのは良く知られた事実だ。また、アメリカ帝国はイスラエルのこうした行為をいつでも阻止できる力を持っているが、それをしないのも事実だ。正式に選出された政府の帝国管理者は、こうした影響力行使を阻止するために何もしないし、遙かに強力な、選出されていない国家安全保障帝国管理者も何もしない。これが世界支配の計画を妨げているとCIAが判断したとしても、イスラエルが依然、アメリカ政府に対し、これほど大きな影響力を行使していると本当に信じている人がいるだろうか?
結局、シオニストの影響工作は帝国が望んでいるから存在するのだ。イスラエルに対する人為的に作られた支援は、中東における絶え間ない暴力や分裂や不安定さを確実にし、放っておけば西側諸国の利益に不利な形で結束し、物事を進める可能性がある重要な地政学的地域における際限ない軍事駐留を正当化するための必要悪とみなされてきた。
中東には、アメリカと連携し、この地域でアメリカ権益を推進するために利用されている国が他にも多数あるが、その全てが存続のためにアメリカ政府の支援に完全に依存しているわけではない。それは足にガラスの破片が入り込むように、中東に挿入された完全に人工的な構造物で、その存続は、そこに住む入植者植民地主義者と、アメリカを中心とする帝国の長期的覇権的利益の両方に利益をもたらす。
私がここまで述べたのは、欧米が、巨大で意地悪な暴君イスラエルの操作による受け身で無辜の被害者でないことを指摘するためだ。欧米はイスラエルの犯罪に対し、イスラエル自身同様に有罪だ。それら犯罪は欧米帝国全体と切り離せないものなのだ。右派の中には、あの意地悪なユダヤ人の悪影響がなければ欧米は素晴らしい高潔な場所だったはずだと主張しようとする人もいるが、この言説は欧米世界の歴史的存在全体により反証されている。欧米は常に征服と支配により動いた戦争好きで大量虐殺的文明で、イスラエルの欧米入植植民地主義プロジェクトは我々が暮らしているディストピアのもう一つの現れにすぎない。
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ウクライナでの和平努力について口先だけで言い、中東でのトランプの好戦主義を擁護するのは、アルゼンチンを爆撃していないからガザを焼き払っても構わないと言うのと同じだ。たわ言だ。他の場所で犯罪が減ったからといって、自分の犯罪が帳消しになるわけではない。
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中東におけるトランプ大統領の行動を私が批判するたびに「カマラを支持していればよかったのにと今頃あなたは思っているだろう? ええ」と民主党員が言う。
そういうことではない、バカども。バイデン政権の間も、終始全く同じ発言を私はしてきた。バイデンも邪悪だからだ。単に世界で最も残忍で破壊的な権力構造と、それが起きている時、たまたま受付に座っている帝国経営者連中を私は批判しているに過ぎない。党派ゴロにならずに帝国を精査すれば、まさにこのように見えるのだ。
❖
バーニー・サンダースは実に価値のない帝国主義阿呆なので、一体なぜ民主党支配層が彼の予備選挙運動を妨害しようとしたのか私は不思議に思うことがある。彼らはオリガルヒと帝国権益を推進しながら人々にむなしい期待を抱かせるもう一人のオバマを得たのだ。
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我々人類は、前例のないほど洗練された脳を進化させたが、それは我々の生物圏を破壊し、互いを爆破する新しい方法を発明し、自らの思考で自らを惨めにするためだけに使われてきた。
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これは人質の問題ではない。ハマスの問題でもない。テロの問題でもない。それらは理由ではなく言い訳だ。パレスチナ人を追放し、より多くのパレスチナの土地をイスラエルの土地にするための言い訳だ。これが全てだ。そうでないと言う人は嘘をついている。
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これらの記事を音声で聞きたい場合、Spotify、Apple Podcasts、Soundcloud、またはYouTubeで聴取できます。私の記事は完全に読者に支えられているので、この記事を気に入っていただけた場合、ご希望に応じてチップ入れにお金を入れられる選択肢がここにいくつかあります。記事の映像版を見るには、こちらをご覧ください。毎月の記事のペーパーバックを購入するには、こちらをご覧下さい。私の記事は全て、海賊版を作成したり、あらゆる方法、形状、形式で自由に使用したりできます。再配布、翻訳、商品への使用など、ご希望どおり使用可能です。私が公開する記事を確実に読む最良の方法は、Substackのメーリングリストに登録することです。これにより、私が公開する全ての記事についてメール通知が届きます。全ての記事は、夫のTim Foleyとの共著です。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/03/24/palestinians-didnt-choose-the-religion-of-their-oppressors/
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2022年2月6日に翻訳を掲載したケイトリン・ジョンストン記事も、ヒッチェンズの格言に触れている。
証拠なしで主張されたものは、証拠なしで片付けられるDialogue Works イエメンからぺぺ・エスコバルが状況報告 民間施設爆撃。
Pepe Escobar: Yemen Strikes Back as U.S. & Israel Escalate 55:03今朝の孫崎享氏メルマガ題名
5ch.net:・経済的な敵国に認定されてしまったな・それでも日本は『トランプ様助けて下さいせめて日本だけでも』と言う厚かましさ.・「友達だろ、仲間だろ。お前の物は俺の物、俺の物も俺の物」・ダサい兜をプレゼントした石破が馬鹿みたいじゃん,・クソジャップの本性を見抜いたトランプさすがや,ね
<転載終了>