BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=28323
<転載開始>

関税云々よりアメリカ政府の債務の問題のようです。下手すれば、夏にもデフォルトですし。

(参考記事)「米国債デフォルト危機『Xデー』到来か?」という日本の報道
BDW 2025年4月24日

ムーディーズが米国債の格付けを最上位「Aaa」から1段階引き下げ…関税政策による財政赤字の拡大懸念で

読売新聞 2025/05/17

米格付け大手ムーディーズ・レーティングスは16日、米国債の長期信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」へと1段階引き下げたと発表した。

米政府の財政赤字の拡大を理由としている。

米金利の上昇など市場の動揺につながる可能性がある。ムーディーズは16日の発表で、「今後10年間、米国の政府歳入がおおむね横ばいで推移する一方、社会保障支出が増加し、財政赤字は拡大すると予想される」と指摘した。

トランプ政権は、大型所得減税の恒久化などを含む法案の成立に向けて協議を進めている。

実現すれば税収の大幅な減少が見込まれている。関税政策の影響で米景気が減速すれば、景気下支えための財政出動を強いられ、短期的に財政赤字が拡大する懸念がある。

一方で、格付け見通しは「安定的」とした。米国経済は規模の大きさや高い平均所得があり、関税政策は長期的な成長に大きな影響は及ぼさないとも指摘した。

16日の米債券市場では米国債が売られ、米長期金利が上昇した。

ムーディーズは世界三大格付け会社の一つ。フィッチ・レーティングスは2023年に、スタンダード・アンド・プアーズ(現S&Pグローバル・レーティング)は11年に、それぞれ米国債の信用格付けを最上位の「AAA」から1段階引き下げた。



中国が米国債を売り続けている模様。保有額は英国を下回り3位に

中国の米国債保有額、英国下回り3位に 3月2.8兆円減少

日本経済新聞 2025/05/17

米財務省が16日発表した3月末時点の国別の米国債保有額で、中国の保有額が前月比189億ドル(約2兆7500億円)減の7653億ドルとなった。289億ドル増の7793億ドルとなった英国が上回り、中国は3位に順位を下げた。

中国勢は長期債を中心に売り越した。最大の米国債保有国である日本は前月比49億ドル増の1兆1308億ドルだった。

2019年半ばに日本に抜かれるまで最大の米国債保有国だった中国は、21〜24年前半に保有額を圧縮。その後は8000億ドル近辺での保有規模を維持してきた。

25年3月の売買動向では190億ドルの米国債を売り越した。特に長期債の売越額は275億ドルの売り越しとなり、比較可能な23年2月以降で最大だった。

4月2日にトランプ米大統領が相互関税の全体像を発表すると世界の金融市場が混乱に陥り、同月上旬には米国債の相場が急落する場面があった。

安全資産とされる米国債が市場動揺時に売られるのは異例。中国や日本が米国債の圧縮に動いたとの観測が当時浮上した。4月末時点の各国保有データは米財務省が6月に公表する。



アメリカ国債CDSが中国やギリシャを超えている

ソブリン(国家)CDSの2025年の動き

zerohedge.com

ソブリンCDSとは、以下のようなもので、高ければ高いほど国家のデフォルトリスクが高まっていると、投資家たちが認識しているということです。

> ソブリンリスクとはすなわち、国家(ソブリン)に対する信用リスクを指します。一般的には新興国において、過大な経常赤字や政情不安定などによって政府の債務返済能力が懸念される場合にソブリンリスクが高まりがちです。 みずほリサーチ


<転載終了>