In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/civil-war-may-start-on-june-14th/
<転載開始>


2025年6月14日とはどんな日か

2日後の 6月14日(土曜日)に、全米で、左派による大規模な「抗議デモ」が予定されています。

このイベントには、「ノーキングス (No Kings / 王様はいない)」という名称がつけられていて、主催者のウェブサイトには、明確に 6月14日にこの行動を起こすと書かれています。

ウェブサイト「No Kings」より

nokings.org

そしてですね、「抗議デモ」が予定されている場所が、

「 1800カ所にものぼる」

のです。

これもマップがウェブサイトに掲載されていて、まさに以下のように全米で展開されるようです。

ノーキングス ・イベントが開催される予定の場所

nokings.org

主催側は、あくまで平和的な行動だ、と述べていますが、ここ数日でロサンゼルスなどで起きたことを見ますと、1800カ所すべての地域で、デモが平和的に進行するかどうかは疑問でもあります。

2025年6月8日 ロサンゼルスにて

 

しかし、「なぜ、6月14日なんだろう」と思っていましたが、あるサイトを見ますと、この6月14日というのは、

・星条旗制定記念日(祝日)

であり、そして、

・トランプ大統領の誕生日

なんだそう。

そして、もうひとつ大きなことがあり、なんと、この日は、

「トランプ政権が、ワシントンDC で大規模な軍事パレードを行う」

と発表した日なのでした。

以下は、ホワイトハウスが 5月23日に X に投稿したものです。


The White House

「 6月14日、ナショナル・モールで開催されるアメリカ陸軍創立 250周年記念大軍事パレードにぜひご参加ください!ドナルド・トランプ大統領主催のこの歴史的な式典は、勇敢な兵士たちを称えるものです」

ホワイトハウスの発表によると、軍事パレードは以下のように予定されています。

2025年6月14日のアメリカ陸軍創立250周年記念パレードの概要

日時:

2025年6月14日(土)午後6時(東部夏時間)

推定所要時間: 90分

参加者:

軍:

・兵士総数 6,600人
・6,300人が行進
・11の軍団と師団の兵士

車両:

・軍用車両 150台
・最大 25両の M1エイブラムス戦車
・ストライカー車両、ブラッドレー戦闘車両
・パラディン砲兵、榴弾砲

航空機:

・50機
・CH-47チヌーク、UH-60ブラックホークを含む
・B-25爆撃機、P-51マスタング

wltreport.com

午後 6時に始まる夜の軍事パレードということになります。

その後、午後 8時から、5〜 7組のミュージシャンによるコンサート、午後 9時45分から「花火大会」というフェスティバルじみた展開が書かれています。

いずれにしましても、アメリカ史上でも希な大規模軍事パレードと、やはり、アメリカ史上でも希な 1800カ所での「左派による抗議デモ」が共に 6月14日に予定されているということになります。

うーん…。

なお、先ほどの「ノーキングス」は、アメリカの主要新聞に一斉に一面広告が掲載されました。

ニューヨークタイムズ紙に掲載された一面広告

David J Harris Jr

この広告の費用を出したのは、ウォルマートの相続人でもあるアメリカの大富豪女性、クリスティ・ウォルトン氏であることがわかっています。

その上、ノーキングス・イベントは 200近くの団体や組織からの資金提供を受けていて、個人が自発的に集まる集会とは、また少し違った意味合いを持っているようです。

どうなりますかね…。

まあ、この 6月14日に何かが起こるということではなくとも、

「何かの始まり」

にはなり得るのかもしれませれん。何かの始まりといえば、6月8日のロサンゼルスは十分に何かの始まりでしたけれど。

ともかく、この 6月14日、アメリカにおいて右派と左派が全面的に対立する構図が見られそうです。

このイベントについて報じていた保守派の記事をご紹介します。

反逆NGOが全国規模のカラー革命に備える:ウォルマート相続人が「動員」を呼びかける

Rogue NGOs Prepare For Nationwide Color Revolution; Walmart Heiress Calls For "Mobilization"
zerohedge.co 2025/06/11

マルクス主義的な政治イデオロギーに関係していることが知られている非政府組織(NGO)のネットワークが、先週金曜日、ロサンゼルス全域で協調的な抗議活動を開始した。

抗議活動はほぼ瞬く間にエスカレートし、破壊行為、放火、略奪行為を含む広範な騒乱へと発展した。これは、民主党による過去のカラー革命的な動員活動で見られたパターンと一致している。

これを受けてトランプ大統領は、夜通し略奪や混乱が続く中、危険地域を警備​​し、さらなる市民の不安を防ぐため、州兵部隊と海兵隊の派遣を承認した。

2020年に暴動へと発展した BLM(黒人の命と権利)型の抗議活動に類似した、都市全体でカラー革命を巻き起こすための、全国規模の協調動員活動の初期段階が現在進行中であると考えられる理由がある。

この抗議活動の先頭に立ったのは、「ノー・キングス(No Kings)」と名乗るグループだ。

この組織は、より広範な極左ネットワークのフロント組織として機能しているようで、既存の左翼系非政府組織(NGO)の支援を受けている。その中には、今年初めにイーロン・マスク氏のテスラを標的とした失敗に終わったカラー革命に関与したとされる、ソロス氏が資金提供している非営利団体インディヴィジブル (Indivisible)も含まれる。

左派系ニュースメディア「コモン・ドリームス」は、インディヴィジブルのリア・グリーンバーグ氏が「ノー・キングス」運動の主導グループの一人であると述べた。

今週末に予定されている抗議活動は、幅広い NGO を含む約 200の団体から組織的な支援、あるいは少なくとも後方支援を受けている。

注目すべきは、この時期が 6月14日と重なっており、星条旗制定記念日、トランプ大統領の誕生日、ワシントンD.C.での軍事パレード、そして米陸軍創立 250周年が象徴的に重なることから、動員活動の背後には意図的な政治的シグナルが示唆されていると見られる。

FBI 長官カシュ・パテル氏はメディア「ジャスト・ザ・ニュース」に対し、「 FBI はこれらの暴動の原因となったあらゆる金銭的つながりを捜査している」と語った。

パテル氏は、億万長者のウォルトン家の相続人クリスティ・ウォルトン氏(ウォルマートの相続人の一人)が関与している可能性のある資金調達を検討したがっているかもしれない。左派団体の 50501運動はノー・キングスとも提携しており、ウォルトン氏の抗議行動への動員広告をニューヨーク・タイムズに再掲載した。

ロサンゼルスの暴動と混乱は、民主党にとって非常に厳しい印象を与えている。

NGO が移民や過激左翼を最前線に展開させている現状では、車両を燃やしたり、略奪したり、外国の国旗を振り回しながら混乱を引き起こしたりしている者たちがいた。

これは、トランプ大統領がアメリカ国民に訴えている、犯罪を犯した不法移民の緊急送還の必要性を強く印象づけるものだ。

作家でコメンテーターのジェームズ・リンゼイ氏は、以下のように X に書いた

「左派が土曜日に『ノー・キングス』と呼んでいる抗議活動は、『左派による星条旗制定記念日への反対抗議活動』として一貫して伝えられるべきだ。それが彼らの実態だ」

総じて、初期の兆候は、民主党によるトランプ大統領に対するカラー革命作戦が全国的に進行中であることを示唆している。

この作戦は、非合法な NGO の支援と資金提供を受けており、世論調査の動向を操作しようとするものだ。民主党は 2020年の BLM 暴動と同じ手法を用いている。

民主党が 2020年の BLM 暴動に類似した戦術を用いて国内の騒乱を扇動するために、闇の NGO ネットワークを展開していることが、国民の間で認識され始めている。

週末までに全国に広がる可能性のあるこの騒乱は、現職の米国大統領に対する文化戦争と情報戦争のハイブリッド戦争と形容するのが最も適切だ。

未解決の中心的な疑問は、これらの左派 NGO 関連の活動がどの程度、外国の主体から影響を受け、あるいは資金提供を受けているのか、ということだろう。


 

ここまでです。

6月14日には、大きな混乱が起きることはないかもしれないにしても、小さな混乱は各地でほぼ必ず起きると思われますので、アメリカ在住の方などは、この 6月14日の土曜日を覚えておいてもいいと思います。

しかし、上の記事を読みますと、その日限りで終わるような問題でもなさそうです。

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