みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12909435586.html
<転載開始>

メタンガスにユスリカの大量発生で物議を醸している大阪万博。

 

今度はレジオネラ菌騒動です。

 

既にニュースで採りあげられていたので皆さんご存知かと思いますが、知らない方はこちらのブログをお読み下さい↓

 

 

少し前に鳥取県の温泉施設でも発生していました。

 

 

こちらの温泉施設では施設利用者がレジオネラ症を発症しています。

 

このYahoo! Newsの記事に対して近畿大学教授の東賢一教授が以下のような解説をされていました↓

 

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レジオネラ属菌は、自然の土壌や河川に生育している細菌です。

 

舞い上がった土埃などが空調施設の冷却塔水、給湯設備の水、循環式浴槽水などに入り込み、水中に生息する原虫などの細胞内で増殖していきます。

 

20~50℃が増殖しやすい水温で、定期的な洗浄と消毒が必要です。


 浴槽では、打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどでエアロゾル(細かい水滴)が発生して空気中に浮遊し、レジオネラ属菌を含むエアロゾルを呼吸器から吸入することで感染し、発症すると発熱肺炎などの症状を引き起こします。


 レジオネラ属菌が高濃度となる原因が不明な場合が多いのですが、今回のケースでは、追い炊き用の共通配管で洗浄や消毒がうまく行き届いていなかった可能性があるようです。

 

レジオネラ属菌が土埃などとともに冷却塔、給湯設備、循環式浴槽などの水に混入するのを避けるのは難しく、日常的な水質管理の徹底が感染予防としては重要です。

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万博会場で謝罪があり、もしもレジオネラ症を発症した方がおられたら治療費を支払うと発表しています↓

 

 

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【速報】万博会場で「レジオネラ属菌」石毛事務総長が謝罪 体調不良で因果関係認められれば「治療費支払う」ショー再開は「できるだけ早くしたい」

6/9(月)MBSニュース

万博会場の海水などからレジオネラ属菌が検出され、水上ショーが中止になったことについて、9日の会見で石毛事務総長は「ご迷惑をお掛けしてお詫び申し上げる」と一連の事態について謝罪しました。

また、来場後に体調不良が生じ、水上ショーなどとの因果関係が認められれば、治療費を支払うと案内していることも明らかにしました。

 博覧会協会によりますと、5月29日、大阪市保健所から「レジオネラ属菌が検出された」と報告があり、協会が自主検査をしたところ31日に指針値の1.6倍であることが判明。しかし、結果は公表されずショーも開催されたままでした。


  その後、配管清掃など対策をしましたが、6月4日に20倍の数値が検出。ようやくショーは中止されました。協会は、ウォータープラザ内の水が完全に入れ替わるのを待ち、再び検査していましたが、指針超のレジオネラ属菌が再び検出されていました。
 
 また、「静けさの森」の南側の水辺でも指針値超のレジオネラ属菌が検出されました。検出されたのは5月28日夜で、協会は、大阪市保健所の指導に基づき、南側と西側の水辺から水を抜いたということです。水は丸1日そのままでした。5月下旬に検出の速報を受けていながらも、公表が5日になった理由について、「公表を遅らせた意図はないが、結果の確定を待って公表した」としていました。


9日の会見で石毛事務総長は、「観覧を楽しみにしていたお客様に多大なご迷惑をお掛けし、深くおわび申し上げます。水盤については、会場監視センターから指針値超過の連絡があってからすぐに立ち入り禁止にしなかった協会の対応で不安を与えたのでは、このことについて助言への対応について会場衛生管理センターと連携して毎日の改善を重ねながら適切な対応に務めていきたい」と述べました。

 協会は、次亜塩素酸ナトリウムによる水質改善や藻類の清掃を実施し、専門家の意見を踏まえながら水上ショー再開に向けて準備を行っているということです。また、静けさの森の水盤についても、設備の消毒を行い、保健所の助言に従って適切に対応していくとしています。

 また水上ショーの再開について、石毛事務総長は「数値をチェックしながら可能であれば、できるだけ早く再開したい」と述べました。


因果関係認められれば「治療費支払う」と案内


 また、9日の会見で博覧会協会は、体調不良の申し出があった来場者には、医師の診断を受けたうえで、水上ショーなどとの因果関係が認められれば、治療費についてはさかのぼって支払うと、案内していることを明らかにしました。

 また、レジオネラ属菌が検出された「静けさの森」で体調不良になったという申し出に対しても、同様の対応をとるということです。

 博覧会協会によりますと、レジオネラ症と医師が診断すると保健所にも通報がいくこということです。


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レジオネラ症についての解説は厚労省のサイトのものがまとまっていて分かりやすいです↓

 

 

レジオネラ菌って自然界に生息している細菌なんです。

 

高齢者や免疫が低下した人に引き起こされるレジオネラ肺炎(在郷軍人病)が有名ですが、ちょっと熱が出て自然に改善するポンティアック熱もあるので、気付かずに治っている人も大勢いるのかもしれません。

 

潜伏期間は2〜10日。

 

主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、細菌が感染して発症。

ヒトからヒトへ感染することはありません。

なんと加湿器や循環式浴槽などからの感染が報告されています。

加湿器も要注意ですよ。

超音波式加湿器は毎日水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。

レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。

循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24 時間風呂など)もレジオネラ症を予防するため、浴槽内に汚れやバイオフィルム(生物膜。細菌で形成される「ぬめり」)が生じないよう、できれば毎日お風呂のお湯を落としてバスタブを洗うことをオススメしたい。

汚れや「ぬめり」を落としてレジオネラ属菌が増殖しやすい環境をなくすことが大切です。

 

 

大阪万博会場はもともと自然豊かな場所で渡り鳥の飛来地となっていたところ。

 

菌も豊富に存在したでしょう。

 

生態系が壊れてユスリカが大量発生したり、レジオネラ菌が繁殖したのでしょうか。

 

自然からの逆襲に思えてなりません。

 

ユスリカには殺虫剤、レジオネラには次亜塩素酸ナトリウムを始めとする消毒薬が使われているので、環境的に人間にも良くないと思うのですが・・・汗

 

 

私は行かないです滝汗


<転載終了>