ナカムラクリニックさんのサイトより
https://note.com/nakamuraclinic/n/n284c46de6baa
<転載開始>
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なぜか同じポーズ

当院に月2回、理学療法士の佐々木さんが出張に来ています。
佐々木さんのことを簡単に紹介すると、福山市在住で、車好きで、ワクチン未接種です。紹介が雑すぎるかな(笑)
佐々木さんは僕が以前主催した未接種パーティーに参加されて、その縁が何かと続いている感じです。

佐々木さんが当院に出張サービスをするようになったきっかけは、僕の妻でした。
妻が佐々木さんの施術を受けて、感動したんですね。「ばね指が一瞬で治った!」と。「あの人、本物だから、ぜひうちに出張で来てもらおうよ。助かる患者さん、いっぱいいると思う」

妻があまり感動しているものだから、僕もやってもらうことにした。「どこか不調はありますか?」と佐々木さん。
そう、佐々木さんの施術は、リラクゼーションではない。基本、理学療法なので、何らかの不調に対する施術ということになる。しかし僕は、特に不調はない。「あえていえば、肩こりかな」
施術を受けるとき、最初ちょっと奇妙に思うのは、たとえば肩の不調だとして、肩に直接的にアプローチすることはあまりないことです。背骨とか腰の具合を見ているものだから、「話聞いてた?肩が調子悪いんだけど」とか思うかもしれない(笑)
妻の場合でいうと、主訴はばね指だけど、「まず、肋骨と背骨の関節を調整します。すると、指の引っかかりがとれて、ばね指が治ります」
悪いところをそれほど触らないのに、悪いところが改善するものだから、患者は不思議に思うはずです。

ある日、クリニックに電話がかかってきました。はずんだ声で、
「きのう、佐々木さんの施術を受けました。すると、今日、痛み止めの薬を飲まずに過ごせています!これって、いつもの私からするとあり得ないことなんです。長年のリウマチで、朝にはいつもロキソニンが欠かせません。でも今日は、痛みがありません。施術のおかげだと思います。感動して、感謝の言葉を言いたくて、電話しています」

僕は驚きました。リウマチは免疫疾患なのだから、整体とか理学療法で改善することはあり得ない。
「おっしゃる通り、施術だけでリウマチが完治することはないです。ただ、改善のお助けをすることはできます」
どんなふうに?
「L5とS1のあたり、腰仙関節を動かして、脊柱を触って、その周りの筋肉の固いところをちょっと動かして、背骨がきれいに動くように調整します。
この人の場合、その調整で四肢の自由度が増した。痛みって背骨から飛んできてることがあるものだけど、調整でそれが消えて、動けるようになりました」
今うちで見てる人で、施術が著効した人は他にもいる?
「今日リピートで来られた人でいうと、60代の男性。主訴は、膝が曲がらない、そのせいで階段とか降りれない、という人だけど、左ひざと左の肩も動いてなくて、たとえば親指と人差し指でつまむ動作ができない。この人の症状、今、全部治っています。C7、T1の調整をしました。
あと、鵜川さんも見ました。
鵜川さん、タイでシニアプロの資格を持つほどのゴルファーですが、右手の手首の返りが悪かった。スイングして、テイクバックするときに、うまく動いていない。ボールをミートするときに、肩の外旋、前腕の回外、手首の背屈、そういう動きがあって、そのとき、右に体重がかかってないといけない。でも鵜川さん、右手首も右足もよくなかった。片足でスクワットすることもできない。調整して、だいぶバランスがよくなったと思います」

そういうのってさ、理学療法士なら誰にもできることなの?佐々木さん独自の技術?
「もともとは宇都宮初夫という人が作った技術です。こういう特殊技能は学校では教わらないので、一般の理学療法士は知りません。界隈では、基本技術と特殊技術の住み分けがあって、教育でやってるのは前者だけです」
どういう症状に一番効くの?
「一番とは言えないかもしれないけど、片麻痺、半身麻痺はかなり効果が出ます。世間一般のPTは、患側を施術しようとするけど、これは間違いで、健側からアプローチします。たとえば、脳梗塞後の片麻痺、あれは脳の腫れがひけば、神経伝達自体は回復してるのに、最後、神経と筋肉のジョイント部分が動かないので、それを麻痺と呼んでいる。たとえば腰仙関節の引っ掛かりをとるだけで、麻痺が治ったりする。それで、「ゴッドハンドだ!」みたいにもてはやされてる施術家がいるけど、知ってる人からすれば、引っ掛かりをとっただけです」

幸か不幸か、僕自身は特に症状がないこともあって、佐々木さんの施術の効果は分からない。
ただ、患者は嘘をつかない。効果を実感した人は、リピーターになります。そのせいで、現状、佐々木さんの予約は満タンです(笑)

今現在、月2日だけ出張に来てもらっているのだけど、受けてみたいという人が多ければ、月4日とか出張の頻度を増やしてもらうことも考えています。みなさん、どうでしょうか。


<転載終了>