In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/how-long-will-the-younger-generation-survive/
<転載開始>


着実に増え続けている超過死亡率

2021年以降の超過死亡率のランキングのグラフを最近見ました。

以下のようになっています。日本語はこちらで入れています。

2021年以降、2025年まで10%以上の超過死亡率を示している国

aussie17

上位の国としては、おおむね以下のようになっています。

超過死亡率35%の国
・シンガポール

超過死亡率30%の国
・台湾
・ニュージーランド

超過死亡率25%の国
・日本
・カナダ

超過死亡率20%の国
・英国
・韓国
・イスラエル

超過死亡率15%の国
・オーストラリア

シンガポールが超過死亡率 35%で 1位となっています。日本は 25%で同率 3位です。

この上位のほうにある超過死亡率が特に高い国には、ある程度の共通項があり、それは「ブースター接種率が大変に高い」ということです。

以下は、2022年12月31日までの、シンガポール、台湾、日本、ニュージーランドのブースター(3回目)接種率の比較です。どの国も 80%を超えています。

シンガポール、台湾、日本、ニュージーランドのブースター接種率

ourworldindata.org

正確には、以下のようになります。小数点以下は切り捨てています。

・シンガポール 接種率 90%
・台湾 接種率 88%
・日本 接種率 82%
・ニュージーランド 接種率 80%

世界的には、日本人が最も複数回の接種を受けたイメージがありますが、3回目までに関していえば、シンガポールや台湾のほうが接種率は高かったことがわかります。

シンガポールの 90%は驚異的ともいえますが(逆に、この状況で打たなかった人は何だかすごい)、いずれにしても、ブースター接種率の上位国が、現在までの超過死亡率の上位国となっているようです。

こうなってくると、超過死亡の増加の原因はわかりやすいといえばわかりやすいのですが、わかりやす過ぎるので、あえて書きません。

なお、2回目までの接種と、3回目の接種は「何が違うか」というと、

「 3回目の接種から IgG4 抗体というものが増加する」

という「違い」があります。

IgG4 抗体というのは、「誘導されるのは良くない」とされる抗体です。通常の状態では、誘導されることは基本的にない抗体です。

これは、2022年12月のサイエンス誌で発表された論文で初めて示されたもので、論文には以下の図が載せられています。日本語はこちらで入れています。

「追跡調査 (FU)」というのは、接種後、時間の経過の後に調べた数値です。論文では、2回目接種後 210日目と、3回目接種後 180日目と記されています。

ワクチン2回目接種と3回目接種後のIgG4抗体量の変化

science.org

2回目接種から 210日後の追跡調査では、接種終了直後には増加していなかった IgG4 が、その時点で増えていることがわかります。

3回目接種では、直後から、いきなり IgG4 が増加しています。

この論文が出たあたりから、

「 IgG4 がその後、身体に与える影響は?」

という懸念が広がっていったわけですが、IgG4 が誘導されたからといって、すぐに何かがどうなるということではないですし、時間の経過の中でしかわからないことですが、先ほどの「超過死亡の推移」を見ますと、ゆったりとしたペースではあるにしても、ブースターの威力というものが、少しずつ見えてきているのかもしれません。

また「子ども」に関しては、昨年、「接種 1年後に IgG4 抗体レベルが増加していた」ことをドイツでの研究が見出しています。以下の記事で取り上げています。

 

mRNAワクチンを接種した子どもたちは「1年後」に「IgG4抗体レベルが増加していた」ことがドイツの研究で見出される
In Deep 2024年8月20日

 

そして、

「 IgG4 は一度誘導されると消えることがない」

という厄介なものでもあります。

なお、IgG4は、一方で「有毒物質による即死を防いでくれている役割」も持ちます。しかし、結果として徐々の身体の衰退は避けられません。そのあたりは、2024年のこちらの記事に書いています。

ところで、先ほどふれました「子ども」に関してなのですが、気になるデータが出ています。

米国で0歳から4歳の乳幼児の超過死亡率が80%近く増加

これは、米国のエシカル・スケプティックというメディアに掲載されていたもので、記事そのものは長いものですが、そこにあるグラフをひとつご紹介します。

オリジナルのグラフには、表中にさまざまな数値や説明が書き込まれているのですが、むしろわかりやすくするため、グラフのラインだけを示させていただこうと思います。

米国の0-4歳児の2018年から2025年第20週までの超過死亡率の推移

theethicalskeptic.com

これは、コロナ感染を除く全要因の自然死です。

2021年の転換点からの超過死亡率数が 17,975人となっており、

「超過死亡率は 77.3%」

となっています。

ベースライン調整を行うと、超過死亡率は 82~ 88%の超過範囲になるとも書かれています。

2021年というのは、ワクチン接種が始まった年で、当時は、日本を含めたどの国でも「妊婦への接種を推奨」していました

そして、ここで、記事の著者は、これに関しての2つの大きな懸念について記しています。

エシカル・スケプティックより

これには、見落とされがちな 2つのリスクカテゴリーを伴っている。

1. 催奇形性 - 子宮内で曝露された者に先天性疾患または死亡を引き起こす可能性

妊娠中に胚または胎児に奇形、発達異常、または機能障害を引き起こす可能性のあるあらゆる物質または因子を指す。mRNA ワクチン接種の文脈では、合成 mRNA の指示が胎盤関門を通過することとその生物学的影響が懸念されている。胎盤関門を通過する際に、そのような曝露が胚および胎児の発育にコード化される可能性がある。

2. 世代間伝達 - 元の病原体に直接曝露されていない世代において、健康、発達、または疾患リスクに生物学的変化が生じる可能性

遺伝子変異とは異なり、これらの影響は、DNAメチル化、ヒストン修飾、非コード RNA といった、世代を超えて遺伝子発現を変化させる遺伝性のエピジェネティックメカニズムを通じて生じる。

mRNAワクチン 接種の文脈では、合成 mRNA の指令とその生物学的影響が女性の卵巣 - 卵子 - 接合子周期を通じて伝達されることが懸念される。生殖細胞に影響を及ぼす曝露は、胚発生にコード化され、子孫に伝達される可能性がある。

theethicalskeptic.com

いろいろと難しい言葉が出てきますが、要するに、1は、

「 mRNA が胎盤関門を通じて、胎児に影響を与える可能性がある」

ということで、2は、

「それが子孫にまで伝達される可能性がある」

ということです。

「胎盤関門」というのは、「胎児を異物(細菌やウイルスなど)から守るバリア」です。脳にも脳を異物から守る「血液脳関門」というものがありますが、それと同じような保護機構です。

しかし、ワクチンの構成要素である脂質ナノ粒子(mRNAを包んでいる)が、この胎盤関門を、「容易に通過する」ことが、昨年発表された論文でわかっています。

以下でご紹介しています。

 

mRNAワクチンが「胎盤関門を通過」して胎児の全身に循環する能力を初めて実証した査読済み論文から思い出す「接種キャンペーン前」のいろいろ
In Deep 2024年2月20日

 

ですので、お母さんが妊娠中(あるいは妊娠前でも)ワクチン接種をしていた場合、その成分は、ほぼ完全にお腹の赤ちゃんにも伝達されることになります。

そういう意味では、先ほどのエシカル・スケプティックの記事の懸念は絵空事ではなく、「当時、妊娠中に接種した多くの人たちに起きたこと」と考えられると思われます。

0歳から 4歳の乳幼児の超過死亡率が上昇し続けているのは、これが関係しているかもしれません。

先ほど書きました IgG4 も関係しているかもしれないですし、脂質ナノ粒子自体も身体への影響は大きいです。何が主要な原因なのかは一概には言えないでしょうけれど、すでに 3回目接種から 3年などが経過している現時点でも、実際に子どもの超過死亡が増加し続けていることには、何らかの原因が確実にあるはずです。

そして、「 3年などが経過しても、一向にこどもの超過死亡が減る兆しが見えない」あたりに、先行きの暗澹さを感じます。

妊娠中の接種とは関係ないですけれど、5歳〜 9歳の子どもたちの超過死亡も増え続けています。以前、フィンランドの「5〜9歳」の超過死亡数が過去最多になったことを記事にしたことがありました。

日本でも、5歳から 9歳の子どもの死亡率は、2021年を契機として、増加に転じています。

日本の2012年から2024年までの5歳から9歳の子どもの死亡率

@doc_shimi

今後、子どもたちはどうなっていくのかなとは思います。

短期間で何かが起こるという事象ではないにしても、最も若い世代の 0歳から 4歳の今後はどうなるのだろうと。ただでさえ、急速にその世代の出生数自体が減っているということもありますし。

もはや戻ることのできない道とはいえ、気にはなります。

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