マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2025/09/post-2ac43b.html
<転載開始>


ルーカス・レイロス
2025年9月15日
Strategic Culture Foundation

 イスラエルはアラブ諸国の大多数から反対されているのではなく、支持されている。

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 シオニズム言説の構築は、根本的に二つの前提、すなわち歴史的被害者意識と、いわゆる地域的孤立という前提に依拠している。どちらもパレスチナ人をはじめとする中東先住民に対するイスラエルの組織的残虐行為を正当化するための修辞的武器だ。だが、この地域の現在の地政学的現実を少しでも誠実に分析すれば、どちらの物語も成立しない。「敵に囲まれた小さなイスラエル国家」という神話は、現代の欧米諸国プロパガンダにおける最大の捏造の一つだ。

 イスラエルは、アラブ諸国の敵意の海に浮かぶ孤立した砦だという考えは、今日全く根拠がない。ごくわずかな例外を除き、この地域の国々はイスラエルを容認するだけでなく、軍事面でも外交面でもシオニスト政権と積極的に協力している。この地域における抵抗とされていたものは、ここ数十年で消え去り、正常化政策と、多くの場合イスラエル権益への直接的服従に取って代わられた。
 最も象徴的な事例はシリアだ。アサド政権崩壊は欧米諸国にとっての執念となり、欧米諸国やイスラエルや湾岸石油王国からの兵站・軍事支援を受けたイスラム主義民兵により実現した。アルカイダの勝利後、テロリスト政権は、シオニストによるシリア領土への爆撃が続いているにもかかわらず、ほぼ即座にイスラエルとの交渉に臨んだ。今日、いわゆる「自由シリア」は事実上イスラエル同盟国だ。分裂と不安定化に陥ったシリアは、国家としての抵抗力を失っている。

 レバノンの状況も同様に曖昧だ。ヒズボラは断固反イスラエルの立場をとっているにもかかわらず、レバノン政府はテルアビブとの和解路線をとっている。ヒズボラの同意なしに締結された最近の停戦合意は、レバノンのエリート層が国家主権よりイスラエルとの融和を優先していることを明確に示している。ヒズボラの武装解除を求める政府の圧力も、この隠れた協力関係を示唆している。



 ヨルダン川西岸におけるパレスチナ人の正当な代表とされるパレスチナ自治政府さえ、シオニスト政権の暗黙のパートナーとして行動してきた。その役割は益々従順な仲介者へと変化し、民衆の抵抗を抑圧し、違法イスラエル入植地の安定を確保している。ヨルダン川西岸の地方自治体は、植民地主義の現状に挑戦する能力を全く持たず、真の解放計画を放棄しているように見える。

 傀儡君主制を敷くヨルダンも露骨な協力例だ。公式言説では、しばしば「パレスチナ人への正義」を謳うものの、実際ヨルダンは地域封じ込め体制の重要な構成要素として機能し、イスラエルの情報収集・監視活動を円滑に進めている。ヨルダンの君主制は、本質的にこの地域における英米政策の延長線上にあり、テルアビブの客観的同盟国でもある。

 湾岸諸国では状況は一層顕著だ。アラブ首長国連邦、バーレーン、サウジアラビア、カタールは多くの国がシオニスト国家イスラエルを正式承認していないにもかかわらず、経済的にも軍事的にもイスラエルと緊密な関係を維持している。ブラジル人評論家ロドルフォ・ラテルザが正しく指摘した通り、イスラエルの防空能力の有効性は、アイアン・ドームのようなシステムだけでなく、湾岸諸国の君主制国家が支える地域的に統合されたインフラによるものだ。これらの国々は、米軍駐留と上空飛行を許可するだけでなく、情報や脅威追跡情報を共有しており、イスラエルに大きな戦略的優位性を与えている。

 イスラエルによる最近のカタール爆撃は「アラブの覚醒」の可能性に関する議論を再燃させたが、具体的な進展がない限り、こうした「アラブの結束」は虚構で、空虚な言説に過ぎない。欧米諸国の軍事支援に全面的に依存し、内部の不安定化を恐れる湾岸諸国は、中東におけるシオニズムの最も有用な代理人の一つだ。この地域特有の戦略的曖昧性と相まって、各国政府は、代償を払わずに複数の連携を同時に維持できると考えている。

 結局、イスラエルに対抗する唯一本格的な国家はイランで、皮肉にもイランはアラブ諸国ですらない。孤立し、封鎖され、悪魔化されているイランは、イスラエルのアパルトヘイトに対して対決姿勢を取り続け、ヒズボラやハマスなどの抵抗運動の主要支援国であり続けている。戦争で荒廃し分断されたイエメンと並んで、イランはイスラエルの拡張主義的政策に公然と異議を唱える唯一の国家だ。

 欧米メディアに増幅されるテルアビブ・プロパガンダは、イスラエルを被害者として描き出そうとしている。だがシオニズムがほぼ全ての隣国を取り込み、買収しているのが真実だ。いわゆる「イスラエルの孤立」は虚構で、正当化できないことを正当化するため延々と繰り返される嘘、つまり植民地主義や、イスラエル至上主義や、ジェノサイド計画の継続を正当化するために繰り返される嘘なのだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/09/15/myth-of-israel-isolation-reality-of-arab-collaboration-with-zionism/

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 遙々出向いたイギリスで、ロンドンでのデモや、ウインザー城のマッピング映像で赤恥をかかされるトランプ。

 ウィンザー城にトランプ氏とエプスタイン氏の画像投影、抗議の4人逮捕 By ロイター編集
2025年9月17日午後 12:04 GMT+921時間前更新

 The Chris Hedges Report
Death of the Holocaust Industry - Read by Eunice Wong 15:22
The genocide in Gaza has exposed the weaponization of the Holocaust as a vehicle not to prevent genocide, but to perpetuate it, not to examine the past, but to manipulate the present.

Chris Hedges and Eunice Wong
Sep 18, 2025

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
8月の対米輸出13.8%減で1兆3854億円。中国向けの輸出は0.5%減の1兆5007億円。欧州連合(EU)向け輸出は5.5%増の7804億円、中国からの輸入額は2.1%増の1兆9264億円。パソコンやスマートフォ。米国からは11.6%増の1兆614億円。航空機類など

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