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<転載開始>
米国の銀行は、2025年第2四半期時点で3,950億ドルの未実現損失を抱えている
binance.com 2025/09/15

FDIC(連邦預金保険公社)と FAU(金融行動監視機構)のデータによると、2025年第2四半期時点で、米国の銀行は有価証券の未実現損失を 3,950億ドル(約59兆円)抱えている。
金利上昇により低利回り債券の価値は下落しており、2023年の銀行破綻に見られるように、銀行が流動性ニーズを満たすために債券を売却した場合のリスクが高まる。
中核資本の 50%を超える損失を抱える銀行はわずか 16行だが、無保証預金の多い地方銀行は依然として脆弱だ。
利益と資本比率は堅調であるものの、専門家は金利の変動によって損失が拡大し、経済状況が悪化すれば銀行システムの安定性が脅かされる可能性があると警告している。
銀行システムは回復力はあるものの、ショックから逃れられるわけではない。
日本国債「ショック」という報道
日本国債「ショック」、米英債市場にも波及の可能性-ゴールドマン
bloomberg.co.jp 2025/10/06
高市早苗氏の自民党総裁選勝利を受け長期の日本国債のボラティリティーが上昇している。米国や英国の市場にも影響する可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
ビル・ズー氏らストラテジストはリポートで、高市氏が財政出動などの景気刺激策を重視する姿勢を示していることから財政拡張観測が強まり、長期の日本国債利回りが一段と上昇するリスクがあると分析した。
10ベーシスポイント(bp)相当の「日本国債ショック」が起きた場合、米国、ドイツ、英国の長期国債利回りに対しておおむね2-3bpの上昇圧力がかかるとの見方を示した。
今年は主要国の債券市場が日本国債と連動する局面がたびたび見られた。日本での超長期国債利回り急上昇が、世界的な財政赤字拡大への懸念による混乱を増幅する構図だ。
ゴールドマンのリポートは、各国政府が借り入れを拡大し、インフレが予想以上に根強い中で注視されている長期債に一段と焦点を当てる。
ストラテジストは5日のリポートで「日本は今年、世界の長期金利に対して弱気方向のショックを純輸出してきた」と指摘。「高市氏の自民党総裁選勝利のニュースは、長期ゾーンの日本国債利回り上昇とイールドカーブのスティープ化 (※ 短期金利と長期金利の差が拡大し、イールドカーブの傾きがより急になること)につながるとみている」と記している。
日本の40年物国債利回りは6日、14ベーシスポイント(bp)急上昇した。高市氏の景気刺激策重視の姿勢を受け、当局が家計向け減税や景気下支えのために国債増発に踏み切るとの見方が市場で広がった。
米国とニュージーランドの10年物国債利回りも2-3bp上昇し、カナダとドイツの国債先物は下落した。
ゴールドマンのストラテジストはリポートで、長期ゾーンでの日本国債売り圧力が持続するかどうかは今後の政治情勢の展開に左右されるとの見方を示した。
野党側が減税を求める中、債券投資家の間では高市氏の勝利前から、財政支出拡大への警戒感がくすぶっていた。
7日に予定されている30年物国債の入札は、日本国債に対する需要を占う重要な試金石となりそうだ。
ストラテジストは「長期ゾーンの日本国債はここしばらく、通常の景気循環要因との連動が弱まっている。不確実性の高まりは当面は長期ゾーンのリスクプレミアムを高止まりさせるだろう」と指摘した。
アメリカの「オフィス空室率」と「商業用不動産担保の遅延率」が共に過去最大に
オフィス担保CMBSは、商業用不動産に対する融資をまとめて証券化した金融商品です。それが過去最高に延滞となっていると。つまり…単に不況なんですけれど、株式市場は燃え上がっています。そろそろですね。
米国のオフィス空室率とオフィス担保CMBSの延滞率
QTR Fringe Finance
日本の40年物国債利回りが過去最高値近辺に
金融機関危ないのでは…。
<転載終了>
