donのブログさんのサイトより
https://ameblo.jp/don1110/entry-12936483270.html
<転載開始>

 

《脳はエネルギー源として「脂肪」も燃やしていると判明》オーストラリアのクイーンズランド大

(『Nature Metabolism』2025年9月30日付)



人の脳は、体重の2%ほどしかないのに、全身のエネルギー消費の20%以上を占める



そんな脳のエネルギー源について、従来は「ブドウ糖(グルコース)を主な燃料として使っている」とされてきました。



しかし、今回の研究で、脳のニューロンは“脂肪”もエネルギー源として使っていることが示されたのです。

それではなぜ長い間、脳の神経細胞については、「脂肪を燃料にできない」と考えられていたのでしょうか?



その理由のひとつが、脳が極端にブドウ糖依存だという点です。



この事が一般の人にもイメージしやすい事例として、低血糖になると人間はすぐに意識を失ったり朦朧としてしまうという問題があります。



そして脂肪を燃やすときに生じる活性酸素は不安定な分子で、DNAやタンパク質、細胞膜を酸化して傷つけてしまいます。



多くの細胞はダメージを修復したり新しい細胞に置き換わったりできますが、神経細胞は再生が難しく、脂質の多い構造を持つため、特に活性酸素の被害を受けやすいと考えられてきました。



特に脳は全身の酸素の約20%を使う「酸素大食い器官」です。

酸素を多く使う分、活性酸素が生じやすい環境にあります。

そのため「神経は脂肪を燃やすのを避けているのではないか」と考えられるのです。



こうした背景から、脳は糖しかエネルギーとして利用しないという理解が定着してきました。



しかし、今回、脳は状況に応じて糖と脂肪を使い分ける柔軟なエネルギー戦略を持っており、糖のみに頼っているわけではないことが示唆されたのです。

nazology.kusuguru.co.jp/archives/185951











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