本山よろず屋本舗さんのサイトより
http://motoyama.world.coocan.jp/
<転載開始>
久々に頭をガツンッ!とやられる衝撃を受けました。
『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』(水原紫織著、ヒカルランド)を読んで、私がこれまで核分裂で理解していたのは表面的なことで、裏に恐るべき隠された事実があることがわかったのです。
私がこれまで理解していたのは、以下のようなことです。
ウラン、プルトニウムのような重い原子核を持つ物質に中性子が当たると、原子核が2つに分裂して、そこでエネルギーを放出する。原子核が分裂する際に2つ以上の中性子を放出するので、それが次の原子核の分裂を促す。
こうして次々に核分裂して莫大なエネルギーを放出するのが原子爆弾であり、その核分裂を制御して熱エネルギーを取りだし、タービンを回して電気エネルギーに変換するのが原子力発電である。
おそらく一般の人々の理解もこのようなものではないかと思います。
ここまではいいのです。
私の知識もここまででした。
問題は、ここから先の知識で、原子爆弾や原子力発電に使われるウラン原料の中味なのです。
原子爆弾や原子力発電に使われる主原料はウラン238だといいます。
もちろん日本の原子力発電に使われる主原料はウラン238です。ところが、ここに実に奇怪なことが起こっているのです。
ウラン238に関して、日本では以下のように言われているそうです。
大事な部分なので、列記します。
・ウラン238は核分裂しない
・ウラン238は核分裂しにくい
おかしくないでしょうか。
「ウラン238は核分裂しにくい」というのはギリギリ理解できるとしても、「ウラン238は核分裂しない」というのは、全く理解不能です。
核分裂しなければ、原子爆弾として使えないし、原子力発電でも使えないはずです。
使えないのに、なんで原料なの??? 普通の人間はそう考えると思います。
奇怪としか言い様がないのです。
http://motoyama.world.coocan.jp/
<転載開始>
久々に頭をガツンッ!とやられる衝撃を受けました。
『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』(水原紫織著、ヒカルランド)を読んで、私がこれまで核分裂で理解していたのは表面的なことで、裏に恐るべき隠された事実があることがわかったのです。
私がこれまで理解していたのは、以下のようなことです。
ウラン、プルトニウムのような重い原子核を持つ物質に中性子が当たると、原子核が2つに分裂して、そこでエネルギーを放出する。原子核が分裂する際に2つ以上の中性子を放出するので、それが次の原子核の分裂を促す。
こうして次々に核分裂して莫大なエネルギーを放出するのが原子爆弾であり、その核分裂を制御して熱エネルギーを取りだし、タービンを回して電気エネルギーに変換するのが原子力発電である。
おそらく一般の人々の理解もこのようなものではないかと思います。
ここまではいいのです。
私の知識もここまででした。
問題は、ここから先の知識で、原子爆弾や原子力発電に使われるウラン原料の中味なのです。
原子爆弾や原子力発電に使われる主原料はウラン238だといいます。
もちろん日本の原子力発電に使われる主原料はウラン238です。ところが、ここに実に奇怪なことが起こっているのです。
ウラン238に関して、日本では以下のように言われているそうです。
大事な部分なので、列記します。
・ウラン238は核分裂しない
・ウラン238は核分裂しにくい
おかしくないでしょうか。
「ウラン238は核分裂しにくい」というのはギリギリ理解できるとしても、「ウラン238は核分裂しない」というのは、全く理解不能です。
核分裂しなければ、原子爆弾として使えないし、原子力発電でも使えないはずです。
使えないのに、なんで原料なの??? 普通の人間はそう考えると思います。
奇怪としか言い様がないのです。
・・・<『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』、p44~p47から抜粋開始>・・・
1-4 日本に蔓延する大嘘
「ウラン238は核分裂しない、しにくい」
次に、「ウラン238は核分裂しない」「核分裂しにくい」と、大嘘を拡散するWebサイトを紹介しよう。
ウラン238は核分裂しないという大嘘を拡散する面々
次に、「ウラン238は核分裂しない」という大嘘を拡散するWebサイトから引用する。
応用物理学会放射線分科会
<中性子を吸収しても核分裂しないウラン238という元素もあります。>
京都大学複合原子力科学研究所
<このウラン238は核分裂しないため「燃えないウラン」と呼ばれる。>
長崎大学原爆後障害医療研究所
<燃料となるウランですが、天然ウランの99.3%はウラン238という物質であり、0.7%が核分裂を起こすウラン235です。>
右のように、原子力に関係するアカデミックな面々を介して、国民に、「ウラン238は核分裂しない」と、大嘘を教化していることがわかる。
こうして大嘘を教化された国民は、ウラン238が核分裂爆弾(原子爆弾)の原料であるという認識には遠く及ばず、さらには、原発の燃料の主成分でもあるウラン238が、常時空から降り注いでいる高速中性子で核分裂し易く、場合によっては核爆発してしまうことなど、知るよしもない。
ウラン238は核分裂しにくいと誤りを拡散する面々
次に、「ウラン238は核分裂しにくい」と誤りを拡散するWebサイトもあるので、引用する。
東北電力
<ウランには核分裂しやすいもの(ウラン235)と、核分裂しにくいもの(ウラン238)があります。>
北陸電力
<原子力発電所の燃料には、ウランを使用しますが、このウランには核分裂しやすいウラン235と、核分裂しにくいウラン238があります。>
京都大学複合原子力科学研究所
<核分裂を起こしにくいウラン238に吸収される中性子を減らす。>
日本原子力文化財団
<原子力発電の燃料になる天然のウランには、核分裂しやすい約0.7%のウラン235と、核分裂しにくい約99.3%のウラン238が含まれています。>
電気事業連合会
<自然界に多いのは核分裂しにくいウラン238です。>
右のように、「ウラン238は核分裂しにくい」という誤りを拡散するWebサイトには電力・原子力関係者や大学があることがわかる。
こうして「ウラン238は核分裂しにくい」という誤りを拡散された国民も、ウラン238が核分裂爆弾(原子爆弾)の原料であるという認識には遠く及ばず、さらには、原発の燃料の主成分でもあるウラン238が、常時空から降り注いでいる高速中性子で核分裂し易く、場合によっては核爆発してしまうことなど、想像することすらできないだろう。
それにしてもなぜ、日本だけが、ウラン238が核分裂しないという大嘘を、また「核分裂しにくい」という誤りを国民に教化して、ウラン238が核分裂する物質であることを隠す必要あるのだろうか。米国は公表しているのに。
・・・<抜粋終了>・・・
上記引用文は大学や各種研究機関の見解ですが、もちろん日本政府も日本の行政機関も同じ見解です。
なんでこんな変なことが起きているのでしょうか。核分裂しないと言いながら、核分裂させて電力を取り出している事実をどう説明するつもりなのでしょうか。
著者は、米国はウラン238に関して日本と全く違ったことを言っていると主張しています。
引用文で英語の原文は割愛しました。日本語訳のみ掲載しています。
また画像データも割愛しました。
・・・<『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』、p33~p38から抜粋開始>・・・
1-2 ウラン238は高速中性子で核分裂して爆発する
ウラン238は核分裂すると言う米国
では次に、<核分裂を起こさないウラン238>という日本の定義が大嘘である根拠を、二つのWebサイトから引用する。
一つは、米国の原子力規制委員会(Nuclear Regulaton Commission、略称NRC)の公式Webサイトの「Fissionable material」(核分裂する物質)というページである。そこには、ウラン238が高速中性子で核分裂することが説明されている。次にその部分を引用して和訳する。
核分裂する物質
高エネルギー(高速)中性子または低エネルギー熟(低速)中性子のいずれかを捕獲した後に、核分裂を起こすことができる核種のこと。以前は核分裂性物質の同義語として使用されたが、核分裂する物質には、高エネルギーの中性子によってのみ核分裂可能な物質(ウラン238)なども含まれる。結論として、核分裂しやすい物質(ウラン235等)は核分裂する物質に含まれる。したがって、ウラン238は核分裂する物質である。
このように米国政府は、核分裂性物質(Fissile material)のウラン235も、高速中性子でのみ核分裂するウラン238も、共に核分裂する物質(Fissionabl material)だと鋭明している。
日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>とは真逆の説明であることがわかる。
ウラン238は核爆弾の原料だと言う米国内の研究所
もう一つは、核兵器の不拡散についてを専門に研究する米国のミドルベリー国際大学モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センターのWebサイトに掲載された資料である。そこには、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料として挙げられている上に、ウラン238は高速中性子で核分裂して核爆発すると記されている。
まず、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料として挙げられている表をそのWebサイトの資料から引用する。
「核兵器の主な構成要素と核兵器を構成する原料」<Primary components of a nuclear weapon and the materals of which they are composed.>と題された表の中に核分裂爆弾<Fission Bomb>の核分裂燃料<Fission fuel>の原料<Materials>として、プルトニウム239(Pu-239)、プルトニウム241(Pu-241)、アメリシウム241(Am-241)、ウラン235(U-235)、そしてウラン238(U-238)が掲載されているのがわかるだろう。
このように、核兵器の不拡散についてを専門に研究する米国内の研究所は、ウラン238を、核分裂爆弾(原子爆弾)の原料の一覧に掲載していることがわかる。
日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>という日本の常識を遥かに超えて、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料だと言っているのである。
・・・(中略)・・・
このように、前項と同じ米国内の研究所は、ウラン238が高速中性子によって核分裂して爆発すると、サラッと具体的に説明していることがわかる。
この説明も、日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>が異世界の掟(おきて)であることを悟らせてくれる。日本の文部科学省と経済産業省と原子力規制委員会(環境省)はそろって、ウラン238について核実験大国の米国とは真逆の定義を教化していたことになる。つまり、日本国の<核分裂を起こさないウラン238>は、大嘘だった。
・・・<抜粋終了>・・・
このように日本政府は、国民にウラン238は核分裂を起こさないと大嘘をついていることを理解していただければと思います。
次に、核分裂の起爆剤となる中性子について触れます。
宇宙から地球に降り注いだ宇宙線が地球の大気に触れると、中性子が発生し、地表に垂直に落ちてくるといいます。
その頻度ですが、人の手の平サイズ(12.5cm2)の面積に毎秒1回だといいます。
地表に降り注ぐ中性子の中で核分裂の起爆となるのは、エネルギーの違いで2つに分類されています。
①高速中性子 ... 0.5MeV ~ 20MeV(注1)
②超高速中性子 ... 20MeV以上
①の高速中性子でウラン235が起爆し、②の超高速中性子だとウラン238が起爆するといいます。
ウラン抗から採掘した天然ウランを濃縮していったものをイエローケーキと言いますが、その純度を高めていくと、地表に降り注ぐ中性子によって起爆(臨界:核分裂の連鎖の始まり)してしまいます。
それゆえ、中性子のエネルギーを弱める必要があります。
それが、水(H2O)、重水(D2O)、ベリリウム(Be)、黒鉛(C)などによる遮蔽です(注2)。
中性子のエネルギー(速度)を落とす(減速能)として、水が使われるのはこの為です。多くの方々は、原子力発電所の映像で、使用済みの核の燃料棒を保管する巨大な水のプールに、たくさんの縦長の燃料棒が浸かっている映像を観たことがあると思います。
縦長の断面の面積は垂直に落ちてくる中性子の当たる確率を下げるために、人間の瞳の面積ぐらい小さくしてあるそうです。それに比べて縦の長さは数メートルになります。
311の福島原発のメルトダウンですが、東電の発表は、1~3号機は水位低下に伴い、水面から露出した燃料棒と水蒸気の化学反応により発生した水素が爆発したものだったとしています。4号機は、3号機で発生した水素が流入したものによる水素爆発だったとしています。
しかし、水原氏は4号機は核爆発を起こしたと言っています。
実は私も当時、4号機が爆発して黒いキノコ雲が舞い上がる映像をテレビで観た記憶があります。
私も黒いキノコ雲が舞い上がったのですから、核爆発だったとしか思えません。
ここで極めて重要な事実に気付かされます。
使用済み核燃料棒を水のプールに浸けておくのは、燃料棒の冷却が目的ではなく、空から降り注ぐ中性子に対処する為だということです。
プール内の水が無くなると、空から降ってくる高速中性子や超高速中性子によって、燃料棒が核爆発してしまうのです。
ここに原子爆弾の驚くべき正体が見えてきます(これに関しては、また別の機会に触れたいと思います)。
日本では、事実と全く異なることですが、「ウラン238は核分裂しない、しにくい」と教えられています。
これが悲劇となって現れたのが、1999年9月30日、茨城県東海村にある株式会社JCOで起こった「東海村JCO臨界事故」です。
ネットから引用します。
臨界状態停止までは約20時間かかり、3名の従業員が重篤な放射線被ばくを受け、うち2名が亡くなったほか、この従業員を搬送した消防署員、臨界状態の停止作業に従事した社員、事業所周辺の住民等600名以上が被ばくしました。また、事故当初は現場から半径350m圏内の住民約150名に避難要請が行われましたが、臨界事故終息の見通しが立たなかったことから、安全のため半径10km圏内の住民約31万人に屋内退避要請が行われました。
作業を行っていたJCOの社員はウラン238は核分裂しないと教えられています。
それゆえ、ウラン238を水その他で空から降り注ぐ中性子から防ぐために遮蔽するという発想が無かったのだと思われます。
・・・<『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』、p80~p81から抜粋開始>・・・
「東海村JCO臨界事故」の作業員が作ろうとしていた「常陽」の燃料用のウランとは、ウラン238のことだったのだ。
ウラン238は高速中性子で核分裂する。
ということは、環境中の高速中性子または超高速中性子が、転換試験棟の屋根を貫通して硝酸ウラニル溶液のウラン238に当たったことが事故原因だ。
いやいや物理的な事故原因がそれであっても、根本的な原因はそこではない。
適切ではない作業を行った作業員は、ウラン238が核分裂することも、空から降り注いでいる環境中の中性子がウラン238を核分裂させてしまうほど高いエネルギーを持っていることも知らないのだ。
「東海村JCO臨界事故」の根本的な原因は、単に、日本が「核分裂を起こさないウラン238」と大嘘を教化していることだ。決して作業員の問題ではないことを本書は強調しておく。
あぁ、なんと恐ろしい嘘だろう。2名の死者と多数の被曝者を出した恐ろしい事故が起きても、まだ大嘘を吐き続ける日本。
こんな大嘘を野放しにしていたがために、この後、更なる甚大な原子力事故が起きることになる。
・・・<抜粋終了>・・・
「更なる甚大な原子力事故」とは、もちろん311福島原発事故のことです。
(注1)MeV
eV(電子ボルト)とは、素粒子、原子核、原子、分子などの運動エネルギーを表す単位。 単位電荷(電子又は陽子1個の電荷)を持った任意の荷電粒子が1Vの電位差を抵抗なしに動いたときに得る運動エネルギーに相当。
Mはメガ(百万)のこと。
(注2)中性子の減速材
水のほかに中性子の減速材として有用なのはコンクリートだといいます。本に載っているデータを見ると、コンクリートは水よりも性能がよいです。そういえばチェルノブイリ原発は、コクンリートと鋼材で「石棺」が造られました。
(2025年10月25日)
<転載終了>
1-4 日本に蔓延する大嘘
「ウラン238は核分裂しない、しにくい」
次に、「ウラン238は核分裂しない」「核分裂しにくい」と、大嘘を拡散するWebサイトを紹介しよう。
ウラン238は核分裂しないという大嘘を拡散する面々
次に、「ウラン238は核分裂しない」という大嘘を拡散するWebサイトから引用する。
応用物理学会放射線分科会
<中性子を吸収しても核分裂しないウラン238という元素もあります。>
京都大学複合原子力科学研究所
<このウラン238は核分裂しないため「燃えないウラン」と呼ばれる。>
長崎大学原爆後障害医療研究所
<燃料となるウランですが、天然ウランの99.3%はウラン238という物質であり、0.7%が核分裂を起こすウラン235です。>
右のように、原子力に関係するアカデミックな面々を介して、国民に、「ウラン238は核分裂しない」と、大嘘を教化していることがわかる。
こうして大嘘を教化された国民は、ウラン238が核分裂爆弾(原子爆弾)の原料であるという認識には遠く及ばず、さらには、原発の燃料の主成分でもあるウラン238が、常時空から降り注いでいる高速中性子で核分裂し易く、場合によっては核爆発してしまうことなど、知るよしもない。
ウラン238は核分裂しにくいと誤りを拡散する面々
次に、「ウラン238は核分裂しにくい」と誤りを拡散するWebサイトもあるので、引用する。
東北電力
<ウランには核分裂しやすいもの(ウラン235)と、核分裂しにくいもの(ウラン238)があります。>
北陸電力
<原子力発電所の燃料には、ウランを使用しますが、このウランには核分裂しやすいウラン235と、核分裂しにくいウラン238があります。>
京都大学複合原子力科学研究所
<核分裂を起こしにくいウラン238に吸収される中性子を減らす。>
日本原子力文化財団
<原子力発電の燃料になる天然のウランには、核分裂しやすい約0.7%のウラン235と、核分裂しにくい約99.3%のウラン238が含まれています。>
電気事業連合会
<自然界に多いのは核分裂しにくいウラン238です。>
右のように、「ウラン238は核分裂しにくい」という誤りを拡散するWebサイトには電力・原子力関係者や大学があることがわかる。
こうして「ウラン238は核分裂しにくい」という誤りを拡散された国民も、ウラン238が核分裂爆弾(原子爆弾)の原料であるという認識には遠く及ばず、さらには、原発の燃料の主成分でもあるウラン238が、常時空から降り注いでいる高速中性子で核分裂し易く、場合によっては核爆発してしまうことなど、想像することすらできないだろう。
それにしてもなぜ、日本だけが、ウラン238が核分裂しないという大嘘を、また「核分裂しにくい」という誤りを国民に教化して、ウラン238が核分裂する物質であることを隠す必要あるのだろうか。米国は公表しているのに。
・・・<抜粋終了>・・・
上記引用文は大学や各種研究機関の見解ですが、もちろん日本政府も日本の行政機関も同じ見解です。
なんでこんな変なことが起きているのでしょうか。核分裂しないと言いながら、核分裂させて電力を取り出している事実をどう説明するつもりなのでしょうか。
著者は、米国はウラン238に関して日本と全く違ったことを言っていると主張しています。
引用文で英語の原文は割愛しました。日本語訳のみ掲載しています。
また画像データも割愛しました。
・・・<『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』、p33~p38から抜粋開始>・・・
1-2 ウラン238は高速中性子で核分裂して爆発する
ウラン238は核分裂すると言う米国
では次に、<核分裂を起こさないウラン238>という日本の定義が大嘘である根拠を、二つのWebサイトから引用する。
一つは、米国の原子力規制委員会(Nuclear Regulaton Commission、略称NRC)の公式Webサイトの「Fissionable material」(核分裂する物質)というページである。そこには、ウラン238が高速中性子で核分裂することが説明されている。次にその部分を引用して和訳する。
核分裂する物質
高エネルギー(高速)中性子または低エネルギー熟(低速)中性子のいずれかを捕獲した後に、核分裂を起こすことができる核種のこと。以前は核分裂性物質の同義語として使用されたが、核分裂する物質には、高エネルギーの中性子によってのみ核分裂可能な物質(ウラン238)なども含まれる。結論として、核分裂しやすい物質(ウラン235等)は核分裂する物質に含まれる。したがって、ウラン238は核分裂する物質である。
このように米国政府は、核分裂性物質(Fissile material)のウラン235も、高速中性子でのみ核分裂するウラン238も、共に核分裂する物質(Fissionabl material)だと鋭明している。
日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>とは真逆の説明であることがわかる。
ウラン238は核爆弾の原料だと言う米国内の研究所
もう一つは、核兵器の不拡散についてを専門に研究する米国のミドルベリー国際大学モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センターのWebサイトに掲載された資料である。そこには、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料として挙げられている上に、ウラン238は高速中性子で核分裂して核爆発すると記されている。
まず、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料として挙げられている表をそのWebサイトの資料から引用する。
「核兵器の主な構成要素と核兵器を構成する原料」<Primary components of a nuclear weapon and the materals of which they are composed.>と題された表の中に核分裂爆弾<Fission Bomb>の核分裂燃料<Fission fuel>の原料<Materials>として、プルトニウム239(Pu-239)、プルトニウム241(Pu-241)、アメリシウム241(Am-241)、ウラン235(U-235)、そしてウラン238(U-238)が掲載されているのがわかるだろう。
このように、核兵器の不拡散についてを専門に研究する米国内の研究所は、ウラン238を、核分裂爆弾(原子爆弾)の原料の一覧に掲載していることがわかる。
日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>という日本の常識を遥かに超えて、ウラン238が原子爆弾(核分裂爆弾)の原料だと言っているのである。
・・・(中略)・・・
このように、前項と同じ米国内の研究所は、ウラン238が高速中性子によって核分裂して爆発すると、サラッと具体的に説明していることがわかる。
この説明も、日本国が説明する<核分裂を起こさないウラン238>が異世界の掟(おきて)であることを悟らせてくれる。日本の文部科学省と経済産業省と原子力規制委員会(環境省)はそろって、ウラン238について核実験大国の米国とは真逆の定義を教化していたことになる。つまり、日本国の<核分裂を起こさないウラン238>は、大嘘だった。
・・・<抜粋終了>・・・
このように日本政府は、国民にウラン238は核分裂を起こさないと大嘘をついていることを理解していただければと思います。
次に、核分裂の起爆剤となる中性子について触れます。
宇宙から地球に降り注いだ宇宙線が地球の大気に触れると、中性子が発生し、地表に垂直に落ちてくるといいます。
その頻度ですが、人の手の平サイズ(12.5cm2)の面積に毎秒1回だといいます。
地表に降り注ぐ中性子の中で核分裂の起爆となるのは、エネルギーの違いで2つに分類されています。
①高速中性子 ... 0.5MeV ~ 20MeV(注1)
②超高速中性子 ... 20MeV以上
①の高速中性子でウラン235が起爆し、②の超高速中性子だとウラン238が起爆するといいます。
ウラン抗から採掘した天然ウランを濃縮していったものをイエローケーキと言いますが、その純度を高めていくと、地表に降り注ぐ中性子によって起爆(臨界:核分裂の連鎖の始まり)してしまいます。
それゆえ、中性子のエネルギーを弱める必要があります。
それが、水(H2O)、重水(D2O)、ベリリウム(Be)、黒鉛(C)などによる遮蔽です(注2)。
中性子のエネルギー(速度)を落とす(減速能)として、水が使われるのはこの為です。多くの方々は、原子力発電所の映像で、使用済みの核の燃料棒を保管する巨大な水のプールに、たくさんの縦長の燃料棒が浸かっている映像を観たことがあると思います。
縦長の断面の面積は垂直に落ちてくる中性子の当たる確率を下げるために、人間の瞳の面積ぐらい小さくしてあるそうです。それに比べて縦の長さは数メートルになります。
311の福島原発のメルトダウンですが、東電の発表は、1~3号機は水位低下に伴い、水面から露出した燃料棒と水蒸気の化学反応により発生した水素が爆発したものだったとしています。4号機は、3号機で発生した水素が流入したものによる水素爆発だったとしています。
しかし、水原氏は4号機は核爆発を起こしたと言っています。
実は私も当時、4号機が爆発して黒いキノコ雲が舞い上がる映像をテレビで観た記憶があります。
私も黒いキノコ雲が舞い上がったのですから、核爆発だったとしか思えません。
ここで極めて重要な事実に気付かされます。
使用済み核燃料棒を水のプールに浸けておくのは、燃料棒の冷却が目的ではなく、空から降り注ぐ中性子に対処する為だということです。
プール内の水が無くなると、空から降ってくる高速中性子や超高速中性子によって、燃料棒が核爆発してしまうのです。
ここに原子爆弾の驚くべき正体が見えてきます(これに関しては、また別の機会に触れたいと思います)。
日本では、事実と全く異なることですが、「ウラン238は核分裂しない、しにくい」と教えられています。
これが悲劇となって現れたのが、1999年9月30日、茨城県東海村にある株式会社JCOで起こった「東海村JCO臨界事故」です。
ネットから引用します。
臨界状態停止までは約20時間かかり、3名の従業員が重篤な放射線被ばくを受け、うち2名が亡くなったほか、この従業員を搬送した消防署員、臨界状態の停止作業に従事した社員、事業所周辺の住民等600名以上が被ばくしました。また、事故当初は現場から半径350m圏内の住民約150名に避難要請が行われましたが、臨界事故終息の見通しが立たなかったことから、安全のため半径10km圏内の住民約31万人に屋内退避要請が行われました。
作業を行っていたJCOの社員はウラン238は核分裂しないと教えられています。
それゆえ、ウラン238を水その他で空から降り注ぐ中性子から防ぐために遮蔽するという発想が無かったのだと思われます。
・・・<『原爆は自作自演の水上起爆だった?!』、p80~p81から抜粋開始>・・・
「東海村JCO臨界事故」の作業員が作ろうとしていた「常陽」の燃料用のウランとは、ウラン238のことだったのだ。
ウラン238は高速中性子で核分裂する。
ということは、環境中の高速中性子または超高速中性子が、転換試験棟の屋根を貫通して硝酸ウラニル溶液のウラン238に当たったことが事故原因だ。
いやいや物理的な事故原因がそれであっても、根本的な原因はそこではない。
適切ではない作業を行った作業員は、ウラン238が核分裂することも、空から降り注いでいる環境中の中性子がウラン238を核分裂させてしまうほど高いエネルギーを持っていることも知らないのだ。
「東海村JCO臨界事故」の根本的な原因は、単に、日本が「核分裂を起こさないウラン238」と大嘘を教化していることだ。決して作業員の問題ではないことを本書は強調しておく。
あぁ、なんと恐ろしい嘘だろう。2名の死者と多数の被曝者を出した恐ろしい事故が起きても、まだ大嘘を吐き続ける日本。
こんな大嘘を野放しにしていたがために、この後、更なる甚大な原子力事故が起きることになる。
・・・<抜粋終了>・・・
「更なる甚大な原子力事故」とは、もちろん311福島原発事故のことです。
(注1)MeV
eV(電子ボルト)とは、素粒子、原子核、原子、分子などの運動エネルギーを表す単位。 単位電荷(電子又は陽子1個の電荷)を持った任意の荷電粒子が1Vの電位差を抵抗なしに動いたときに得る運動エネルギーに相当。
Mはメガ(百万)のこと。
(注2)中性子の減速材
水のほかに中性子の減速材として有用なのはコンクリートだといいます。本に載っているデータを見ると、コンクリートは水よりも性能がよいです。そういえばチェルノブイリ原発は、コクンリートと鋼材で「石棺」が造られました。
(2025年10月25日)
<転載終了>