みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12942748506.html
<転載開始>

コロナワクチン接種後に帯状疱疹になった患者さんが続出しました。

 

コロナワクチン接種が始まった2021年。

 

2月17日から医療従事者先行接種が始まり、4月からは高齢者から優先的に一般接種が開始。

 

6月頃からは年齢関係なく一般接種が加速。

 

7月、8月には国民の7〜8割が接種をしました。

 

 

うちの診療所では接種後、1ヶ月くらいしてから帯状疱疹になった患者さんが激増。

 

肛門科なので肛門の帯状疱疹です。

 

肛門の帯状疱疹は非常に稀で、かなり免疫が低下している証拠だから悪性腫瘍やHIVなど、免疫を低下させる疾患が潜んでいないか精査するよう皮膚科医時代に教わりました。

 

皮膚科医として4年、肛門科医になってから20年、肛門の帯状疱疹は1例しか診たことがありませんでしたが、コロナワクチン接種開始後に数ヶ月で10例近く診ました。

 

異常な数でした。

 

有志医師の会の会議で発言したところ、情報発信するよう言われ、その日の夜にTwitterで発信しました。

 

皮膚科のドクターの間でも帯状疱疹がやたら多いよね・・・ということが話題になっていて、コロナワクチンを帯状疱疹との関連を疑うようになりました。

 

ついにこんな論文が出たのでご紹介↓

 

 

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100万回以上のCOVID-19ワクチン接種から得られた実世界の証拠は、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化と一致している。


背景:

 

 ヒトにおいて帯状疱疹(HZ、同義語:帯状疱疹)を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化は、ワクチン接種後のまれな副作用となる可能性がある。

 

最近、COVID-19ワクチン接種後に症例が報告されている。

 

目的: 

 

本研究の目的は、COVID-19ワクチン接種後に大規模コホートにおける帯状疱疹の発症頻度が増加するかどうかを、実世界データに基づき評価することであった。

 

仮説として、COVID-19ワクチン接種を受けた被験者(コホートI)は、ワクチン接種を受けていない被験者(コホートII)と比較して、帯状疱疹の発症率が有意に高いと仮定した。

 

方法: 

 

ワクチン接種を受けた患者 1,095,086 人とワクチン接種を受けていない患者 16,966,018 人からなる初期コホートを TriNetX データベースから取得し、交絡因子バイアスを軽減するために年齢と性別を一致させました。

 

結果: 

 

マッチング後、各コホートには1,095,086人の患者が含まれていた。

 

ワクチン接種群(コホートI)では、2,204人がCOVID-19ワクチン接種後60日以内に帯状疱疹を発症し、コホートIIでは1,223人がその他の理由(ワクチン接種以外)でクリニックを受診してから60日以内に帯状疱疹と診断された。

 

帯状疱疹を発症するリスクは、コホートIで0.20%、コホートIIで0.11%と算出された。

 

この差は統計的に非常に有意であった(P < 0.0001、ログランク検定)。

 

リスク比およびオッズ比はそれぞれ1.802(95%信頼区間[CI] = 1.680; 1.932)、1.804(95% CI = 1.682; 1.934)であった。

 

結論: 

 

仮説と一致して、COVID-19ワクチン接種後には、統計的に帯状疱疹の発生率の上昇が認められた。

 

したがって、帯状疱疹の発現はCOVID-19ワクチンに対する稀な副作用である可能性がある。

 

VZV再活性化の分子基盤は依然として不明瞭であるものの、VZV特異的T細胞性免疫の一時的な低下が、ワクチン接種後の帯状疱疹の発症機序において何らかの役割を果たしている可能性がある。

 

VZV再活性化は、感染症および他のワクチン接種の両方において確立された現象である(すなわち、この有害事象はCOVID-19特異的ではない)ことに留意すべきである。

 

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やはり統計的にもコロナワクチン接種後の帯状疱疹の発生率は高かったのですね。

 

臨床現場の肌感覚と一致。

 

随分前にはこんな報告もされていました。

 

 

皆さんご存知かと思いますが、帯状疱疹は人からうつされる感染症ではなく、自分の体のなかに元々棲み着いていた帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス3型、VZV)が再活性化されて発症する病気です。

 

ヘルペスウイルス感染症と帯状疱疹

 

免疫が正常に保たれていれば再活性化されません。

 

つまり帯状疱疹はじめヘルペスを発症したということは免疫が低下している証拠。

 

免疫を低下させるような何かが起きているということ。

 

コロナワクチンを接種すると自然免疫が低下すると言われていますから、免疫低下によって帯状疱疹が増えたのだと私は考えていましたが、免疫学的には論文にあるようにVZV特異的T細胞性免疫の低下など、これから研究が進むにつれて解明されてくるでしょう。

 

コロナワクチンを接種して半年以内に帯状疱疹を発症した患者さんが、2回、3回と帯状疱疹になるケースもチラホラ診ています。

 

帯状疱疹は一度なると一生二度とかからないという認識だったのですが、接種者の繰り返す帯状疱疹は何か理由があるのでしょう。

 

 

コロナワクチンが免疫系統に何か影響を及ぼしていることは確かだと思います。

 

研究が進み医学的・科学的に実証されるといいですね。


<転載終了>