みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12947424691.html
<転載開始>

妊婦に対するRSワクチンが定期接種になったようです。

 

医師サイトに掲載されていた医療ニュースをシェア。

 

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RSワクチン定期接種に 乳児重症化予防4月から 妊婦対象初、 原則無料

厚生労働省の専門部会は19日、せき、発熱などの風邪症状や肺炎の原因となるRSウイルス感染症で新生児や乳児が重症化するのを予防するため、妊婦を対象にしたワクチンの定期接種を来年4月から始める方針を了承した。

 

生まれた子どもに効果が出る「母子免疫ワクチン」の定期接種化は初めて。

 

自治体が妊婦に接種を勧奨し、原則無料となる見通し。

妊娠28~36週に1回注射することで、胎盤を通じて胎児に抗体が移行。

 

出生後、乳児が気管支炎や肺炎などで重症化するのを防ぐ効果が期待される。

 

これまでは任意接種で、費用は自己負担だった。

主に産婦人科での接種が想定され、実際に接種が始まる時期は、自治体の準備状況により異なる可能性がある。

RSウイルスは、多くの人が幼いうちに一度は感染する。

 

通常は発症から約1週間で良くなるが、乳幼児や免疫の働きが弱い高齢者は重症化することがある。

ワクチンはファイザーの「アブリスボ」。

 

厚労省は、早産や死産などの重篤な副反応に関し重大な懸念は認められないとしている。

 

接種時に胎児であっても、出生後に副反応が生じた場合は、医師による報告や、予防接種法に基づく救済の対象とすることも確認した。

専門部会では、ワクチンとは別に、ウイルスに効果を持つ抗体成分を乳児へ接種する「抗体製剤」も、同時に定期接種に加えるべきだとの意見が多く出た。

 

抗体製剤は予防接種法上のワクチンに該当しない。厚労省は、2025年度内に予防接種に使えるかどうか議論を始める方針を示した。

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RSワクチン定期接種に 妊婦対象初、来年4月から 乳児の重症予防
 

2025年11月19日 (水)共同通信社


厚生労働省の専門部会は19日、せき、発熱などの風邪症状や肺炎の原因となるRSウイルス感染症で新生児や乳児の重症化を予防するため、妊婦を対象にしたワクチンの定期接種を来年4月から始める方針を了承した。

 

妊婦に接種し、生まれた子どもに効果が出る「母子免疫ワクチン」の定期接種化は初めて。

 妊娠28~36週の女性に1回注射することで、胎盤を通じて胎児に抗体が移行。

 

出生後、乳児が気管支炎や肺炎などで重症化するのを防ぐ効果が期待される。

 

これまでの任意接種では費用は自己負担だったが、定期接種では公費で支援が受けられる。

 RSウイルスは、多くの人が幼いうちに一度は感染する。

 

通常は発症から約1週間で良くなるが、乳幼児や免疫の働きが弱い高齢者は重症化することがある。

 ワクチンは出産14日前までに接種を完了することが望ましいという。

 

厚労省は、早産や死産などの重篤な副反応に関し、重大な懸念は認められないとしている。

 

接種時に胎児であっても、出生後に副反応が生じた場合は、医師による報告や、予防接種法に基づく救済の対象とすることも確認した。

 専門部会では、母子免疫ワクチンとは別に、ウイルスに効果を持つ抗体成分を乳児へ接種する「抗体製剤」についても、定期接種に加えるべきだとの意見が多く出た。

 

厚労省は、抗体を直接投与する抗体製剤は予防接種法上のワクチンに該当しないとした上で、2025年度内に、予防接種に使う薬の範囲について議論を始める方針を示した。

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Yahoo! Newsにも同様のニュースが掲載されていました。

 

 

 

RSワクチンに関しては今までにも記事を書いてきました。

 

 

 

ファイザー製薬のRSワクチン「アブリスボ」はmRNAワクチンではなく遺伝子組換えワクチンです。

 

妊娠中に接種しなければならないほどの感染症なのでしょうか。

 

RSウイルス感染症について調べてみました。

 

 

 

  RSウイルスってどんなウイルス?

 

正式名称:Respiratory Syncytial Virus(RSウイルス)

主に乳幼児〜小児の呼吸器感染症の原因になるウイルス

冬季(だいたい秋〜春)に流行しやすいですが、近年は地域や年によって流行時期のずれも報告されています

一度かかっても何度も再感染するのが特徴(ただし年齢が上がると症状は軽くなりやすい)

 

 

  どうやってうつる?

 

飛沫感染:咳・くしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込む

接触感染:ウイルスがついた手で目・鼻・口を触る

ウイルスは手すり・おもちゃ・机などの表面でもしばらく生存するので、保育園・幼稚園・きょうだい間で広がりやすいです。

 

 

  主な症状

 

乳幼児(特に1歳未満)

はじめは普通のかぜと区別がつきにくいです。

・発熱(ない場合もある)

・鼻水、鼻づまり

・咳、痰

・授乳・ミルクの飲みが悪い、機嫌が悪い

 

進行すると、細気管支炎・肺炎になりやすく、
 

・呼吸がはやい・苦しそう

・ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴

・胸がペコペコへこむ(陥没呼吸)

・顔色が悪い、唇が紫っぽい(チアノーゼ)

などが出ることもあります。
 

 

大きい子〜成人

普通のかぜに近い軽い症状で済むことが多い

ただし、高齢者・基礎疾患のある人・免疫低下状態では重症化のリスクあり

 

 

  どんな人が重症化しやすい?

 

・1歳未満、特に生後6か月未満

・早産児

・先天性心疾患

・慢性肺疾患(気管支肺異形成など)

・免疫不全・免疫抑制状態の患者

・高齢者、慢性心不全・慢性呼吸器疾患を持つ成人

こういった方は、細気管支炎・肺炎・無呼吸発作などのリスクが高くなります。

 

 

  検査

 

医療機関では、症状や流行状況から診断することもありますが、

・鼻咽頭ぬぐい液を使った抗原検査

・最近はPCR検査で他のウイルスとまとめて調べる場合もある

といった方法で確認します。

 

 

  治療

 

RSウイルスに対する一般的な内服の抗ウイルス薬はありません。
 

基本は対症療法です。

・解熱剤(高熱でつらいとき)

・去痰薬・気管支拡張薬など(必要に応じて)

・水分補給(点滴が必要な場合も)

・呼吸状態が悪い場合:酸素投与、入院管理、場合により人工換気など

細菌の二次感染が疑われる時に限って抗菌薬が使われますが、RSウイルスそのものには無効です。

 

 

  予防方法

 

日常の予防

・こまめな手洗い、アルコール消毒

・咳やくしゃみのエチケット(マスク・ティッシュ・肘で覆うなど)

・乳幼児の顔を触る前には必ず手洗い

・流行期の人混みをなるべく避ける
 

 

予防薬(母子・小児向け)

国や時期によって制度や対象が変わりますが、以下のような受動免疫(抗体製剤)が使われています:

 

・乳児・ハイリスク児向けのRSウイルス予防抗体(モノクローナル抗体製剤)


生後○ヶ月以内など条件があり、シーズン前またはシーズン中に投与して重症化を防ぐ目的

具体的な製剤名・接種スケジュールや公費助成の有無などは、居住地域の最新情報を確認する必要があります

 

 

  受診の目安

 

特に乳児で以下のような様子があれば早めの受診・救急受診が必要です。

・呼吸がとても速い・苦しそう(ヒューヒュー、ゼーゼー)

・胸の下や鎖骨のあたりがペコペコへこむ

・顔色が悪い、唇や爪が紫っぽい

・ミルク・水分がほとんど取れない、半日以上おしっこが出ない

・元気がなく、ぐったりしている

・無呼吸のように、呼吸が一瞬止まったように見える

 

大人や大きい子であっても、

・強い息切れ

・胸痛

・高熱が続く、咳が悪化する


などがあれば受診を検討します。

 

 

  ざっくりまとめ

 

・RSウイルスは乳幼児の代表的な呼吸器ウイルス

・初感染は生後1歳前後までに多くが経験し、重症化すると細気管支炎・肺炎になる

・治療は基本的に対症療法、重症例は入院が必要

・早産児や心肺疾患児などには予防目的の抗体製剤投与が行われることがある

・予防の基本は手洗い・接触感染対策

 

 

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妊婦を対象に定期接種ですが強制ではありません。

 

また生まれてきた子どもに何かあった場合、予防接種健康被害救済制度の対象になりますが、救済されても子どもの健康は買えません。

 

遺伝子組換えワクチンなので慎重に検討してほしいものです。

 

どうしようか迷っている妊婦さんには接種前にこの本を読んでほしい。

 

 

 

 


<転載終了>