yocchan_no_blog3さんのサイトより
https://yocchan-no-blog3.blog.jp/archives/11384990.html
<転載開始>

遺伝子組み換え作物用の除草剤としてモンサント社(注:後に、ドイツのバイエル社に買収された)はグリホサートを主成分とする「ラウンドアップ」を商品化し、遺伝子組み換え作物の種子とこの除草剤を一組にして世界市場を席巻した。しかしながら、この除草剤によって癌を発症したとする訴えが数多く表面化し、米国では集団訴訟となったことはまだ記憶に新しい。南米の農業生産国で名高いアルゼンチンにおいては、多くの農民が牧畜業から遺伝子組み換え大豆の栽培に切り替えた。ハイテック農業の恩恵に預かろうという新しいトレンドであった。こうして、アルゼンチンは世界で第3位の大豆生産国にのし上がった。しかしながら、除草剤による深刻な環境汚染が起こり、子供たちの健康を蝕み始めた。

また、除草剤の安全性を審査する米環境庁(EPA)はモンサント社に捕り込まれ、規制当局として期待される役割を十分に発揮することは出来なかった。

この本末転倒の状況は、最近の新型コロナ感染症のパンデミックで観察された規制当局である筈の米保健当局(CDCFDA)が製薬大手によってすっかり捕り込まれてしまった状況と非常によく相似している。驚くほどだ!

ここに「モンサントはファイザー他に対して新型コロナ感染症用のmRNAワクチン技術に関して同社の特許を侵害したとして起訴」と題された記事がある(注1)。思わず「えっ」と言わせるような、無防備な脳に突き刺さるような表題である。そして、直ちに嫌悪感あるいは違和感をもたらすような表題でもある。

本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。

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副題:ツィクロンBからグリホサート、そしてmRNAワクチンまで:バイエルは、致命的な新型コロナ感染症用のワクチンは1980年代に特許化された自社の遺伝子組み換え作物の技術に基づいて開発されたものであると主張し、現在930億ドルの利益の分け前を模索

新型コロナ感染症パンデミックの時代における不条理を見事に象徴する展開として、バイエル(モンサント)は、ファイザーやバイオンテック、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンに対して連邦訴訟を起こしている。その訴状によると、これらの企業はモンサントが開発したmRNA技術を違法に使用し、新型コロナ感染症用の「ワクチン」を製造したとされている。世界中で大量死を引き起こしたあのワクチンは1980年代に遺伝子組み換え作物のために使われた遺伝子工学手法を駆使して開発され、今、巨額の特許係争の大舞台でその主役を演じているのである。

提出された訴状によると、モンサントの科学者たちは遺伝的に不安定な配列を除去し、代替コドンを置換して、タンパク質の発現を高めることによってmRNAを安定化させる技術を開発した。この訴訟は、これらの方法が新型コロナウィルスのスパイクタンパク質をワクチン抗原として利用可能にするために不可欠であったと主張している。ファイザーとバイオンテックはこの特許取得済みの手法を用いて新型コロナウィルスのスパイク遺伝子を再設計し、約100個の不安定な配列を取り除くことで、mRNAが大量のスパイクタンパク質を生成する前に分解されないようにしたと主張している。

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自社の「スパイクバックス」製品においてモデルナはモンサントが開発したのと同じmRNA安定化手法を用いたとバイエルは主張。バイエルによれば、モデルナは新型コロナウィルスのスパイク遺伝子から同様の数の不安定化遺伝子配列を除去し、mRNAの安定性を高め、スパイクタンパク質の高い発現を促すために別のコドンに置換したとされており、これらの手順はバイエルの許可なしに行われたと同社は主張している。

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また、バイエルはジョンソンエンドジョンソンに対しても別途に連邦訴訟を起こし、同社の新型コロナ感染症用のワクチンが特許化された遺伝子組み換え技術を無断で使用し、スパイクタンパク質の発現を安定化・増幅させたと主張した。

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世界最大級の農薬会社のひとつであり、非常に毒性の高い除草剤であるグリホサートが大規模な被害を引き起こしたことで知られている企業が、今、連邦裁判所で致命的な新型コロナ感染症用の「ワクチンプラットフォーム」が盗まれた遺伝子組み換え技術を基にして作られたと主張。バイエルは注射を止めようとしているわけではなく、あくまでも無断で使用された遺伝子工学手法によって得られたとする930億ドル以上の収益の一部を自分たちの取り分として模索しているのである。

この係争におけるバイエルの道徳的権威は完全にゼロだ。同社はナチスの強制収容所で使用されたツィクロンBを供給したカルテル、IGファルベンの中核子会社であった。今日、その同じ企業の系譜が、同社の遺伝子工学技術が致命的な集団ワクチン接種のキャンペーンで無断で使用されたとし、その特許料を巡って訴訟を起こしているのである。

道化の世界へようこそ!

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著者のプロフィール:Nicolas Hulscher, MPHは疫学者であり、マッカロー財団の管理者でもある。われわれのミッションをどうかご支援いただきたい:mcculloughfnd.org

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これで全文の仮訳が終了した。

上記の記事はすべてを雄弁に物語っている。バイエル社の歴史を振り返ると、そこにはおどろおどろしい事実が横たわっており、その歴史的事実はこの記事が意味する事柄ををさらに暗黒なものにしている。好むと好まざるとにかかわらず、金儲けのチャンスを目の前にした時の人間集団の業が明瞭に浮かび上がっている。

ファイザーやバイオンテック、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンの三者はバイエルの要求に応じるのだろうか? 一般庶民的な感覚から言えば、「930億ドル以上の収益の一部」とはいったい何億ドルを指しているのであろうか?仮に10%とすれば、93億ドルである。訴訟を起こした側も起訴された側も同じ穴のむじなであることを考えると、最終結論ははたしてどうなるのかが興味深いところだ。


参照:

1Monsanto Sues Pfizer, Moderna, and Johnson & Johnson Over Alleged Theft of COVID-19 “Vaccine” Technology: By Nicolas Hulscher, MPH, Jan/07/2026


<転載終了>