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<転載開始>
米・イスラエルによる対イラン戦争の行方は混沌としている。刻々と変化している。それらの多くは単に情報戦による目くらましなのか、それとも、地上の現実を忠実に反映したものなのか。そを見極めることは結構難しい。
ここに「無能さの結末」と題された最近の記事がある(注1)。
著者は軍事分野の論評では定評のあるスコット・リッターだ。西側の大手メデイアが伝えたいこととは異なって、実に味わい深い。彼が読者の皆さんに伝えたい内容は極めて具体的だ。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有してみたい。
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米国はイランとの戦争の第一ラウンドにおいては決定的に敗北した。もしもトランプが第二ラウンドに突入することを決めれば、その結果は米国とその同盟国にとって破滅的なものとなるであろう。
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ほぼ40日間にわたり、イスラエルと米国はイランに対して政府を打倒し、イランの自衛能力を抑制することを目的として大規模な空爆作戦を実行した。しかし、この作戦はそのいかなる目標も達成することはできなかった。その代わり、それは数字ゲームに陥り、過剰に膨らませた結果が軍の専門家や政治家によって疑問を挟みようがない大衆に売り込まれる形になった。イラン政府は、首脳部を殺害し、体制を変更しようとする試みに耐え抜いただけではなく、イラン国民はイスラム共和国に背くのではなく、同国の存続理由の下に結集することによって権力の掌握が実際には強化された。さらには、米軍基地や湾岸アラブ諸国の重要インフラ、イスラエルに対して使用されたイランの弾道ミサイルやドローンの発射能力を抑制するどころか、イランは攻撃能力を維持しただけではなく、新世代の兵器を配備し、相手のすべてのミサイル防衛システムを容易に打ち破り、正確な目標設定を可能にする情報を用いて、数百億ドル相当の重要な軍事インフラを破壊した。
地域の専門家たちは、イランとの間で彼らの命運にかかわるような紛争に踏み込んだ場合、それがもたらすであろう結末については長い間あれこれと警告してきた。彼らは、イランが自らを有効な国家として消し去られることを単に許すわけはないと言い、それと同時に、地域の他の国々も同様の生存に関わるような脅威に確実にさらされるだろうと指摘した。世界のエネルギー安全保障はそのような形で混乱し、世界的な経済危機をもたらす可能性があるとも述べていた。これらの評価は、イランがホルムズ海峡を通過する船舶を停止させるだけではなく、湾岸アラブ諸国の主要なエネルギー生産能力を標的にして効果的に破壊することも可能であるという洞察によって裏付けられている。
米国やイスラエルの政治家や軍事計画者はイランが世界のエネルギー市場に影響を与えたり、イスラエルや湾岸地域の標的を攻撃できるかどうかを疑っていたわけではない。
彼らはイランに潜在能力があることを知っていた。
彼らは比較的短期間でテヘランにおける政権交代を達成できると信じていた。それによってイランによるエネルギー供給やインフラに及ぼす脅威を無効にすることができるであろうと単に考えていたのである。
しかし、それは間違いであり、だからこそ米国は戦争開始直後から出口を探していたのである。
その結果、現在の停戦が成立し、表向きは米・イランの交渉担当者が持続可能な和平計画を詰めるための時間を稼ぐために成立したのである。
しかし、根本的な問題が依然として残る。
イランは、米国と自国の間の実際の主要な相違点を解決することに基づいて、現実的な立場から現在の交渉に臨んでいるのに対して、米国は屈辱的な敗北の現実を大胆な勝利の認識に変える形で国内世論を操作する必要がある米国大統領の政治的気まぐれの人質となっている。
トランプ大統領は、21世紀の始め以降、米国を特徴づけてきたような高コストで終わりの見えない軍事的冒険に米国を巻き込まないという考えに基づいた公約で当選を目指してきた。
イランとの戦争はこの選挙公約が嘘であったことを証明した。
この嘘は、彼の2期目の任期の最初の1年半で起こった他の多くの政治的失策と相俟って、トランプ大統領と彼の政治的遺産を危険に曝している。差し迫った中間選挙が米議会における権力のバランスを共和党から民主党へと移行させる可能性があるからだ。もしも共和党が下院で敗北すれば、ドナルド・トランプの弾劾はほぼ確実となる。これだけでもトランプの立法権限の枠組みは終焉を迎える。しかし、もし民主党が上院をも大差で掌握した場合、トランプは弾劾されるだけではなく、有罪判決を受ける可能性さえもある。
そして、これはトランプ大統領の任期の終わりを意味するだけでなく、トランプ・ブランドの終わりをも意味する。これはトランプが大人になってからの人生を通じて磨き上げてきたものであり、米国の政治を再定義する個人的でカルト的な政治へと変貌させたものでもあった。
イランは、現在、地政学と国家安全保障の現実と実務に焦点を当てた交渉ラウンドに参加している。
トランプは自らの政治的利益のために認識を形成しようとしている。
これらの目標と目的は両立しない。特に、イランが自分たちが望んだわけではない戦争で勝利を収めた一方、トランプは自分のチームがそもそも関与すべきではなかった上に敗北までした紛争において自分が勝利したという物語を作り出そうとしており、この惨めな現実を自分に有利な形で政治的に演出する必要があるのだ。
ホルムズ海峡をめぐる現在の行き詰まりを例にとってみよう。
イランはこの戦略的水路を通過するすべての船舶に対する支配権を主張し、通過できる船舶を選択することで、世界的なエネルギー危機を引き起こし、ヨーロッパやアジアにおける米国の同盟国に悪影響をもたらした。
イランによる海峡の強制閉鎖という問題に対して米国には軍事的解決策がないという現実が、米国自身が引き起こした問題に対して、皮肉にも、外交的解決策を模索させているのである。
他にも未解決の問題がある。例えば、イランの60%濃縮ウランの備蓄(米国は特別作戦によって押収しようとしたが、その襲撃は失敗した)や、イランの核計画一般の問題がある。米国はイランが濃縮を完全に放棄する場合にのみ核計画を継続できると主張しているが、イランは決してそうはしないと述べている。
また、米国はイランの弾道ミサイル計画を抑制したいと考えているが、これらのミサイルこそが米国やイスラエル、湾岸アラブ諸国に対してイラン側に軍事的な優位性を与えたものであるという事実が存在する。
さらに、米国はイランに対してレバノンのヒズボラ(イスラエルによる南レバノンの占領が続くためイスラエルと長期戦争状態にある)やイエメンのアンサルッラー運動(2014年以来、サウジ主導の攻撃に対抗している)など地域での同盟関係を断つよう求めてもいる。
イランがこれらの問題のいずれかを譲歩する可能性は文字通りゼロに等しい。特に、非核の問題のすべてに関してイラン側の勝利に大きく貢献した後ではなおさらのことだ。
ここに問題の本質がある。
トランプは、上記のすべての問題でイラン側が譲歩することによって勝利がもたらされると定義し、イスラエルが大きな影響を与えることになった筋書きを信じ込んでいる。
これらはイランが決して行おうとはしないであろう。
自分に有利な形で米国の世論を形成しようとする際でも、トランプは政治的判断力をまったく示してはいない。
イランを説得してホルムズ海峡を開放させたという功績を主張する代わりに、トランプは名ばかりの海上封鎖を継続することに固執して、強硬姿勢を取ることを主張し、イランに方向転換をさせ、海峡を封鎖させた。
そして、交渉も打ち切られた。
これによって、トランプは自ら作り出した窮地にさらに追い込まれて行った。
唯一残された選択肢はイランを打ち負かすことはできないと証明された軍事作戦を再開することであり、もしこれが実施されれば、世界のエネルギー市場に壊滅的な影響を及ぼす結果を引き起こすであろう - これこそがトランプが停戦を求めた際に何としてでも回避しようとしていた状況であった。
しかし、他の結果がもたらされるのも十分にあり得ることだ。
イランがこの紛争においてエスカレーション管理のゲームを試みようとすれば、それはまさに逆効果となる段階にある。
もしも米国がイスラエルの有無にかかわらず、イランへの攻撃を再開することを選択したならば、イランは最初から急所を狙わざるを得なくなるだろう。
それは、イランとの紛争に関して米国を支援し続けるアラブ首長国連邦やサウジアラビア、クウェート、バーレーン、等の地域プレイヤーのエネルギー生産設備だけではなく、彼らの淡水化設備や発電所さえをも攻撃目標とすることを意味する。
これらの国々が生き延びるために必要な水へのアクセスを拒むことになる。
また、近代文明のオアシスとしての彼らの地位を象徴する高層ビルに空調を提供するために必要な電力をも奪うことになる。
暑い夏の日々が近づいている。
そして、もしもイランがこれらの国々で水とエアコンをなくしてしまえば、現代的なこれらの湾岸アラブ諸国は居住不可能になる。
ドバイやアブダビのような都市は居住不可能になる。同様に、クウェートシティやリヤド、マナマもだ。
これら湾岸諸国の支配者たちが過去数十年間に達成しようとしてきたすべてのことは廃墟となり、活気ある大都市に代わってゴーストタウンが現出するであろう。
そして、イランはおそらくイスラエルにも同じことをするであろう。現代国家として生き残るためにこの小さなシオニストたちの集団が必要とする重要インフラを破壊することになる。
ミルクとハチミツの国を何百万人ものイスラエル人にとってはもはや住めない場所にして、彼らはやむを得ず故郷に戻るしかなくなるだろう。
これらはすべてが既知の事実であり、イランに対する軍事行動を再開した場合の結末については何の謎もない。
アルバート・アインシュタインは、狂気の定義とは同じことを何度も繰り返し、異なる結果を期待することであるとかつて述べたが、これは広く引用されている。
米国とイスラエルはそれぞれの空軍の全力を駆使してイランへの奇襲攻撃を行った。
しかし、失敗した。
現在、イランには、最初の攻撃の破壊力に匹敵するであろうが、それを超えることはない米国・イスラエルからの合同の攻撃を受ける準備ができている。
そして、イランはミサイルとドローン攻撃で報復し、それは前回の報復攻撃による標的破壊を桁違いに上回ることになるであろう。
イランは直接的に急所を狙うことでエスカレーションのサイクルを変えるだろう。そして、トランプには何が起こったのかは分からないであろう。
無能さの結末は厳しい現実をもたらす。
もしも米国が今後数日以内にイランへの空爆再開の脅威を実行に移すならば、トランプや米国民はリアルタイムでそのことを知ることになるであろう。
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これで全文の仮訳が終了した。
このまま行くと、イラン戦争には極めて深刻な事態がやって来る。海水淡水化設備が破壊されたら、それは確実に大規模な一般庶民の死活問題となる。しかも、それは、非常に近い将来、新たな現実としてわれわれの目の前に突き付けられることになるのかも知れない。
参照:
注1:: By Scott Ritter, Apr/19/2026
<転載終了>

https://rumble.com/v78tgs4-breaking-china-races-rocket-fuel-to-iran-u.s.-opens-fire.html?e9s=src_v1_eh_cs&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaig
情報存在の検索能力があれば、聞いて、見て、読んでご覧!
米国海軍はイランの貨物船が中国からイランのロケットミサイル燃料の補給を洋上でやる現場を押さえ警告しヘリでビデオに撮った、
元海兵隊のビデオだ。
スコットリッターは有名な評論家だが、彼と米軍はどちらが有能か無能か。この有能なためイラン戦局は長引くのかな?
高市はこの米軍に日本の金で支援していると言っているかな?あるいは武器(部品)輸出でカネもうけしているかな(日経新聞)
genkimaru1
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