地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
view-source:https://earthreview.net/are-we-overdue-for-a-super-flare/
<転載開始>

 

過去48年間でX30超のスーパーフレアは3回発生

本日、スペースウェザーで、「超巨大太陽フレアの発生が間近に近づいているのか?」というタイトルの記事を読みました。

X10以上の超巨大な太陽フレアを「Sフレア」と呼ぶのだそうですが(スーパーフレアの略ということでしょうかね)、最近発表された論文により、過去約 50年のデータから、つぎの Sフレアの発生が近づいていることが示されているのだそうです。

以下の論文です。

太陽での「Sクラス」(>X10)スーパーフレアの確率的時空間予測のための新しい手法
A New Method for Probabilistic Spatiotemporal Forecasts of Solar Soft X-Ray “S-Class” (>X10) Superflares

以下は論文にある Sクラスの 1978年からの分布グラフで、2025年までに「 35回の Sフレアが発生している」のだそう。つまり、X10以上の太陽フレアが、過去 48年間で 37回も発生していることになります。

分布は、

・赤い が「X10 - X19」
・オレンジの が「X 20-29」
・紫の が「X30以上」

となります。赤と紫が見分けにくいですので、X30以上のほうにはそれぞれ注記を入れています。

1978年〜2025年のSフレアの発生

過去 50年間で、X30以上の太陽フレアが 3回も発生していたことに驚きますが、すべて地球を直撃しなかったと思われます。

X30以上の太陽フレアの磁気嵐が地球に直撃していたら歴史的な大停電とインフラの停止は確実だからですが、そういう記録はないからです。地球向きではない方向に爆発があったと思われます。

上の 50年間のデータセットから、1.7年と 7年という 2つの周期的なリズムを発見し、過去にならえば、

「Sフレアの発生時期が近づいている」

と推測されることが論文には書かれています。以下のようにあります。

> 太陽活動周期25におけるSクラスフレア活動の主要な高確率ウィンドウとして2025.7~2026.6年と2027.2~2027.9年を特定…

とあり、つまり、直近では、「 2025年7月〜 2026年6月に Sフレアが発生する確率が高い」という分析になり、

「次は、2027年2月〜 2027年9月に Sフレアが発生する確率が高い」

と判断したようです。

サイクルからの分析ですので、この論文の通りになるのかどうは何とも言えないですが、X30などという太陽フレアの嵐が、仮に地球に直撃した場合、それはもう「大変なこと」になります。

巨大な太陽嵐の直撃による具体的な影響については、4年前の In Deep の以下の記事の後半にあります。

太陽、食糧、そして準備
In Deep 2022年2月24日

 

この記事の前半は「食料」に関してのものですが、こちらのほうも現在は世界全体としての食料危機に向かっている可能性は高いです。

現実として、X30以上などの太陽フレアが地球を直撃すれば、どうしようも手立てはないので諦めるしかないのですが、そのようなフレアが発生する時期が近づいているかもしれないということを知りました。

スペースウェザーの記事をご紹介します。

超巨大太陽フレアの発生は間近に迫っているのか?

ARE WE OVERDUE FOR A SUPERFLARE?
spaceweather.com 2026/05/05

Xクラスの太陽フレアは太陽上で発生する強力な爆発で、人工衛星に高エネルギー粒子を降り注ぎ、大規模な地磁気嵐を引き起こす脅威のある現象だ。

しかし、研究者たちが議論している新たなカテゴリーの太陽フレア、つまり X10よりも強力な「Sフレア」ほど恐ろしいものではない。

地球物理学研究誌に掲載された新しい論文によると、そろそろ Sフレアが発生する時期が来ているかもしれないという。

現在の太陽活動周期である第25周期(サイクル25)において、地球はまだSフレアを経験していない。メキシコ国立自治大学のVM・ベラスコ・ヘレーラ氏率いる研究チームによると、これはやや異例なことだという。

研究チームは、地球周回衛星からの 50年分のデータを調べた。 95,627個の太陽フレアのうち、地球に向けられた Sフレアは 37個だった。1970年代以降のすべての太陽活動周期で Sフレアが発生しているが、第25周期だけは例外だ。

次のSフレアがいつ発生するかの手がかりがいくつかある。

研究者たちは 50年間のデータセットから、1.7年と 7年という 2つの周期的なリズムを発見した。どちらも太陽内部の磁気ロスビー波に関連している。この 2つのリズムが同時に正の位相に振れると、Sフレアの発生確率が急上昇する。


2003年11月4日に発生したSクラスの太陽フレア(X45)。

これらの周期に基づくと、現在、高リスクのSフレア期(2025年半ばから 2026年半ば)が終わりに近づいている。次の高リスク期は 2027年初頭に始まり、約 6ヶ月間続く。

2024年5月、欧州宇宙機関のソーラーオービターは、太陽の裏側で 2つの Sフレアの可能性を検出した。その強度(誤差範囲は大きい)は、それぞれ 11.1倍と 16.5倍であった。太陽がフレアを発射したのであり、我々はたまたまその標的の後ろに立っていたに過ぎない。

2027年が近づくにつれて、最新情報をお届けする。




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