https://yocchan-no-blog3.blog.jp/archives/13063949.html
<転載開始>
人間の遺体を肥料にし、それを商業化するという考えは人々に即座に感情的な批判や反論をもたらすと思う。多くの人たちは不快に感じ、そういった考えを反射的に拒絶するのではないか。少なくとも、私にはそう思える。
しかしながら、米国では14州が本件をすでに合法化している。これらの州は大統領選で民主党が過半数を占めていたか、選挙の度に民主党と共和党の間を行き来する州かである。米国以外では、スイスが2021年に「死体を土に返す」ことを合法化したというが、米国型の手法と同一ではない。商業化というカテゴリーで言えば、現時点では、世界中で米国とスイスのみ。立法化の準備をしている国はカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国。
ここに「オクラホマ州、人間の遺体を堆肥化して肥料にする法案を進める」と題された記事がある(注1)。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。
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オクラホマ州議会の下院は、火曜日(3月24日)、州内で人間の遺体を分解し粉砕した残骸を土壌肥料として使用することを合法化する超党派法案を可決した。
本法案、は、いわゆる「自然有機還元(NOR)」、つまり、人間の遺体の肥料化の一般的な婉曲表現を州法上「火葬の一形態」として含めることを目的としている。オクラホマ州下院はこの法案を59対37で可決し、賛成票は共和党員と民主党員の両方から投じられたが、法案に反対する共和党議員の一人から厳しい非難を受けた。
「本日(3月26日)、下院はHB3660を前進させた。この法案は堆肥化された人間の遺体を肥料として使用することを合法化するもの。この法案が法律として成立すれば、オクラホマ州はこのプロセスを合法化した14のブルー州(訳注:「青色」は民主党の色で、共和党は「赤色」)に加わることになる」と、共和党オクラホマ州下院議員のジム・ショーは火曜日(3月24日)のXへの投稿で書いた。「この種の慣行を完全に禁止する代わりに、われわれは堆肥化された遺体の肥料としての使用についてさらに不快な一歩を前進させる方向に進んでいる。
この法案は、主に農村部の地区を代表する共和党オクラホマ州下院議員のエディ・デンプシーと共和党オクラホマ州上院議員のケイシー・マードックが共同で提出した。81人中43人の共和党議員が法案に賛成票を投じ、36人の共和党議員と1人の民主党議員(下院議員のミッキー・ドレンズ)が反対票を投じた。特に、共和党オクラホマ州下院議長のカイル・ヒルバートもこの法案を支持した。
田舎の地域をも代表するショーは州議会の議場でデンプシーと対峙する様子を示す動画をソーシャルメディアで共有した。ショーはDCNFに対してこのやり取りは投票前の火曜日(3月24日)の朝に行われたと語った。
「ちょっと聞きたいんだが、人の遺体や、私のお気に入りのテーマである人糞が堆肥や肥料として大丈夫だと本当に信じているのだろうか?本当にそう思っているのか?」とショーは同法案の下院のスポンサーに尋ねた。
「この場合はその通りだ」とデンプシーは答え、その後数秒間の沈黙があった。
デンプシーはDCNFからのコメントの要請には応じなかった。
「これはまったく保守的な政策ではないが、オクラホマ州のいわゆる保守派の立法府によって可決されている。しかし、実際には、彼らが主張するほど保守的ではない」とショーはDCNFのインタビューで語った。「われわれは共和党の超多数派であって、保守派が主導する立法府は両院ともそうである筈だ。しかし、実際には非常に『紫色』、つまり、ほぼ『青色』寄りの政策が毎日のように可決されている。」
NORを合法化している14州にはアリゾナ、カリフォルニア、コロラド、デラウェア、ジョージア、メイン、メリーランド、ミネソタ、ネバダ、ニュージャージー、ニューヨーク、オレゴン、バーモント、ワシントンが含まれる、とNORの推進企業である「.」のプロジェクトである「A Greener Funeral」(AGF)が報告している。
これらの州はすべてが青色州または2020年の大統領選挙ではジョー・バイデン大統領に投票したスイングステートである。もしもHB 3660がオクラホマ州の上院で可決され、共和党系のケビン・スティット知事によって署名され、正式に法律になるならば、オクラホマ州はNORを合法化する最初の正真正銘の赤色州となる。
ショーは、また、DCNFに対してこの法案が知事の机に届いた場合、スティット知事が署名するか拒否権を行使するかは確信が持てないと述べた。知事の事務所は、この法案に対する知事の立場を明らかにするための要請について応答してはいない。
同議員は、また、州議会下院と同様に共和党が圧倒的多数を占める州の上院がこの法案を拒否し、到着時に死んだ状態になる可能性があることについても言及。
「上院側にはより強い保守的な議員グループがいるので、特に今回われわれがソーシャルメディアで見ているような世論の反発がある中で、上院がこれを否決する可能性があり、望ましくは、そうなって欲しい」と彼は述べている。
ショーはDCNFに対して、彼の出身州におけるNORに関する議論は「実際にはオクラホマ州で私が『ヒューマニュア』と呼んでいるバイオソリッドの農地への使用に関する議論を模倣しているようなものだ」と語った。この議論は彼が2024年に州議会へ初出馬をした際の重要な選挙公約であった。
「彼らは数十年にわたってオクラホマ州の農地でいわゆるバイオソリッド、別名『ヒューマニュア』を散布してきた。この法案は、堆肥化された人間の遺体を肥料として使用することを可能にするものだ」とショーは自分の投稿にコメントしたXユーザーへの返信で書いている。「私は州内でバイオソリッドの肥料としての使用を禁止する法案を連続して2回の会期で提案してきたが、完全に却下された。この法案はその慣行をさらに進めるものだ。控えめに言っても、非常に不安を感じる。」
「本件はオクラホマの私の地域では大問題だ」とショウはDCNFとのインタビューで付け加えた。「そして、私は過去2回の会期で連続して議会で法案を提出したが、毎年失敗した。そして、今、われわれはデンプシー議員の遺体の堆肥化に関するこの法案を検討しており、オクラホマ州の下院では大多数の同僚たちが文字通り人間の遺体を焼却して土に返すことに賛成している。」
「これらの問題の両方で、われわれは完全に間違った方向に進んでいる」と彼は強調した。
ショーは、「米国を再び健康にする」(MAHA)運動はNORについても、人間の遺体やバイオソリッドを肥料として使用することについても100%反対するべきだ」と付け加えた。
AGFのウェブサイトによれば、NORとは「人間の遺体を土に変える管理された加速プロセス」である。「このプロセスでは、大きなタンクやコンテナ、または同様の容器を使用して、藁や木片、その他の天然素材とともに人間の遺体を約4〜6週間かけて分解させる。」
「このプロセスが完了すると、故人の家族は土のようになった物質を受け取る機会があり、それは庭に撒いたり、特別な木を植えたり、あるいは、庭や記念の森、その他の特別な場所などの意味のある場所に撒布するのに適している」と、NORのウェブサイトの説明は付け加えている。
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これで全文の仮訳が終了した。
オクラホマ州下院を3月24日に通過した法案HB3660は、5月5日、オクラホマ州の上院で可決された。そして、今、清書の段階にあるとのことだ。次の段階は州知事が署名をするかどうかとなる。
米国人にとっては伝統や常識を破壊することが実に容易いかのようだ。歴史が浅い国であるという説明がいつもついて回る米国であっても、米国へ移住する前の祖国の伝統はあった筈だ。遺体を他の天然素材と一緒に容器へ入れて、1~2か月間バクテリアに発酵させ、分解させ、その固形物を肥料として使おうとすることには何の心理的制動も働かないのだろうか。
人糞を肥料として作物の生育のために活用することはどこの文明でも許容されてきた。日本では、江戸の町は100万人の人口を抱えていた。当時の世界では最大級の大都市であった江戸の町がもたらす人糞は肥料として使うために回収され、農業に用いられ、取引されていた。人糞の肥料化には嫌気性バクテリアによる発酵が用いられ、病原菌は無害化される。しかしながら、下水と飲料水との境界を完璧に分離し、管理することは必ずしも易しいものではなかった。コレラなどの感染症の流行を見ることがあった。
現代の排水処理場で産出される残渣固形物は焼却され、その灰はセメント生産の原材料にしたり、石炭と一緒に混焼されてエネルギー生産にも供される。これらは産業システムの一部である。
人の遺体が産業システムの一部になるような社会は、私の意識の中では心地よく居座ることができる場所は見つからない。非常に抵抗を感じる。
参照:
注1:Oklahoma advances bill to turn composted human bodies into fertilizer: By Anthony Iafrate, Daily Caller News Foundation, Mar/26/2026
<転載終了>
焼くか腐らすかの違いで有って技術や観念なんかはどうでもよろしい
焼いたところで二酸化炭素と水になって大気放出されるだけ
墓が立つか遺骨が残るかと言うのは文化的な認識に過ぎない
過去のアメリカ映画のSFにはソイレントグリーンや2300年未来への旅などが有るから
カレコレ50年や100年はこの様な世界を彼らは考えて来たのだろう
西洋文明や哲学について考えて来たが
彼らは全体から切り離して局所的な問題に対して一々完全を目指す
思い出すのは狼と羊の話だが
牧場の羊が狼に襲われるので
狼を根絶した所、鹿が爆増して牧草を喰いつくし
狼に喰われた羊の数よりも更に多くの羊が餓死したと言う話
この話を40年ほど前に聞いたが
西洋人を見ているとこの様な過ちを全ての社会に蔓延って拡大させている
彼らは問題を解決しようとしているようだが、視野狭窄だ
それで更に問題が複雑化している
東洋哲学は漢方に見られる様に
劇的な即効性のある改善は期待できないが
自然物質の循環や作用に任せよう、と言う他力本願的な
自然の中の一部の人間と言う全体でとらえる
西洋の様な自然の要素を細切れにして細分化し
純度100%の完璧な物質を精製して世界をコントロールしようと言う
支配の思想とは異なる
とは言え、現社会は東洋にも西洋にも多く西洋的な思考、哲学が蔓延し
未だに自然環境破壊が深刻に進行している訳なのだが
紙幣制度、経済が有機資源を使い物にならないゴミクズに変えているのは
西洋哲学の最も有害な作用の現れだろう
genkimaru1
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