BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=37574
<転載開始>

ブータンが、一人あたりの消費量として世界で最も唐辛子を食べていることを知ったのは、もともと、ドラマ『孤独のグルメ』(シーズン5 第8話)で見てのことでした。お店の店員さんがそれを言うのですね。

それを見ていて、胃がわりと弱い私は「ブータンの人の胃って大丈夫なんだろうか?」と疑問を抱いていたのですが(私も辛いものは好きなのですが、極度に辛いものは避けています)、何となく調べていましたら、

「全然大丈夫じゃない」

ことを知りました。

ブータンの胃がん死亡率は「世界トップクラス」なんだそう。

以下は、大分大学の報告書からです。

ブータン王国における内視鏡を用いた消化器疾患の早期診断と治療

ブータン王国における慢性疾患は急増しており、中でも胃癌は全癌死亡原因の第1位で、その 20.6%を占める(男性1位、女性2位)。さらに、胃癌発症率に対する死亡率の割合は 90% と非常に高く(日本では26%) 、胃癌死亡率は世界3位である(WHO. 2020)。

そのため、ブータン政府は、第12期5か年経済発展政策として胃癌および子宮頸癌を重点課題に設定し、関連分野の医療従事者の育成・教育や設備強化を目標として掲げている。 kyokuhp.jihs.go.jp

過度に辛いものを食べ続けるということは、やはり胃への負担は大きいようです。

もちろん「過度」という話であって、通常の範囲では関係ないでしょうけれど、「胃がんの死亡率の割合が 90%」というのは、なかなか深刻な感じです。

以前、ムッソリーニの「生ニンニク信仰」について書いたことがありますが、生のニンニクも相当、胃への刺激が強いもので、ムッソリーニは「大きなボウル一杯分の生ニンニク」を食べていたそうなんですが、結局、胃潰瘍になり、晩年は胃の不調に苛まれることになったようです。

私も生のニンニクや生の玉ねぎは好きですけれど、どちらも、かなり刺激があります(端的にいうと辛い)。

辛さを避けるには、「空気にさらす」ことですね。水にさらしても絡みは消えますけれど、ニンニクや玉ねぎの有効成分のアリシンは水に溶けてしまいます。空気に 15〜30分くらいさらしておくと辛みはかなり消えます。

ちなみに、こちらに大阪教育大学附属天王寺中学校の自由研究「玉ねぎの辛みを抑える方法の研究」の報告書があります(中学生、大したもんだ)。以下のようにありました。

>  サラダなどにして生で玉ねぎを食べる場合は、輪切りやみじん切りのように繊維に垂直 に切り、15分ほど乾燥させるだけで辛みを抑えられる。

しかし、唐辛子は辛みの成分が異なるので、これでは消えません。「唐辛子の辛みを除去する方法」について、2022年のウェザーニュースがこう書いています。

・「胎座(たいざ)」と「種」を徹底的に取る

唐辛子の辛みの大部分(9割近く)は、種がついている「胎座」と呼ばれる白いワタの部分で作られ、そこに集中しています。このワタと種をスプーンなどで完全にこそぎ落として皮だけにすれば、辛みを大幅にカットできます。

・油で煮て、油ごと捨てる(抽出除去)

カプサイシンは油に溶け出します。細かく刻んだ唐辛子を一度油でじっくり炒めるか煮ることで、辛みを油に移すことができます。その辛みが移った油を一度捨ててから、残った唐辛子を料理に使えば、栄養や風味を残しつつ辛みを抑えられます。

今度はその調理法ですが(料理特集はいいから)。

ああ、そうですか。


<転載終了>