マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2026/07/post-dc162b.html
<転載開始>


2026年7月10日
Strategic Culture Foundation

 欧州議会はナチスの隠蔽工作機関に化してしまった。

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 第二次世界大戦中のナチス戦没者へのキーウ政権による敬意表明に対し、欧州議員たちはポーランドを支持する姿勢を示したように見えた。だが文言を詳しく見てみると、キーウの行動を「遺憾」と表現し、明確な非難を避ける陰険な隠蔽工作が明らかになる。

 要するに、ストラスブールの欧州議会議員は、ウクライナのEU加盟に関する決議案を圧倒的多数(460対136)で可決した。ナチス・ドイツと関係のあるウクライナの歴史的人物を称え、ポーランドの感情を「無視」しているとして、キーウ政権を「批判」する修正条項が決議案には含まれていた。

 注:批判は非難ではない。この文脈で、それは取るに足らない軽いお咎めで、実質的には何の意味もなく、むしろ免責を与えることになる。

 欧州議会によると、修正案には次のように記されている。「ウクライナ軍のエリート部隊をウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄にちなんで改名することに関し、ポーランドの感情と悲しみを無視したことを欧州議会議員は遺憾に思い、この決定は近隣諸国との関係を損なうもので、緊張緩和と和解に向けた誠意ある努力の再開を求める。」

 それらは全て、ヨーロッパ議員に資金提供され、武器化された政権が、ナチズムを称賛している問題を隠蔽するために考案された複雑な言い回しに過ぎない。
 ストラスブールでの投票を、選挙で選ばれていないウクライナのウォロディミール・ゼレンスキーに対する「非難」だと欧米メディアは喧伝しようとした。だが、それは非難などではない。ネオナチ政権とその卑劣な政治を隠蔽するための実に露骨な策略に過ぎない。

 欧州議会は、対ロシア代理戦争における統一的取り組みを示すため、ポーランドとウクライナ間の論争と外交危機を沈静化させることに強い関心を寄せていた。そのため、近隣諸国との関係を損なわないという甘い言葉や、ワルシャワとキーウ間の和解を積極的に推進する姿勢が見られたのだ。

 外交危機は先月、ウクライナのゼレンスキー大統領が、第二次世界大戦中にナチス・ドイツと協力したウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄にちなんで精鋭コマンド部隊に名を付けたことから勃発した。UPAは第二次世界大戦中、ナチス国防軍および武装親衛隊と連携し、ポーランド人、ユダヤ人、ウクライナ人、ロシア人の虐殺をした。中でも最大規模の虐殺の一つは、1943年から44年にかけて、現在のウクライナ西部にあたるヴォルィーニ地方で10万人のポーランド人民間人が処刑された事件だ。

 これらの大量虐殺をポーランドは公式にジェノサイドと認定し、ウクライナ蜂起軍(UPA)を非難した。ウクライナは責任を否定し続け、UPA指導者たちを独立の英雄とみなしている。驚くべきことに、ゼレンスキーは名目上ユダヤ人であるにもかかわらず、ナチス・ドイツとの協力関係を主導したステパン・バンデラ、アンドリー・メルニク、ロマン・シュカヴェチといった歴史上の人物を称える式典を執り行っている。ウクライナの修正主義は、この協力関係はソ連を打倒するための便宜的政策だったと主張して、歴史を歪曲している。

 キーウ政権によるウクライナ蜂起軍(UPA)への敬意は、長年にわたりポーランドとの緊張関係の根源となってきたが、ワルシャワがロシアに対する敵意を煽る共通の地政学的思惑により、こうした緊張関係は意図的に抑圧されてきた。

 しかし、最近のキーウでの栄誉授与は、ワルシャワの寛容の限界を超えた。ポーランドのカロル・ナブロツキ大統領は、2023年にゼレンスキーにポーランド最高の国家勲章を授与した前任者のアンジェイ・ドゥダとは違い、歴史的遺産に関し、より慎重な姿勢をとっている。5月にゼレンスキーがウクライナ蜂起軍を称え、ナチスの人物アンドリー・メルンキーの再埋葬を監督した後、ナブロツキ大統領は憤慨して白鷲勲章を取り消した。

 数週間にわたりポーランドとウクライナの対立は激化している。キーウ政権によるナチス関係者の崇拝と、ジェノサイド犠牲者への侮辱を非難するため、ポーランド国民は街頭に繰り出した。現在、ポーランド国民の大多数は、ウクライナの欧州連合加盟に反対している

 この事態は、EUとNATO内部の危機を更に深刻化させている。対ロシア代理戦争において、ポーランドは重要な支援国で、NATOの武器と兵站でキーウ政権を支援する上でワルシャワは極めて重要な拠点になっている。今回の対立は、武器の流れに好ましくない問題をもたらしている。しかし、それと同じくらい重要なのは、この対立がEUとNATO内部の不和という問題だ。ウクライナの加盟が阻止されれば、同国をロシアに対する先鋒として利用する地政学的戦略全体が損なわれることになる。

 同様に重要なのは、この危機により、キーウ政権の本当の姿と「ロシアによる一方的侵略」の犠牲者としてウクライナを描いてきたEUとNATOの偽プロパガンダが露呈したことだ。

 二年以上前に選挙を中止したため、ゼレンスキー大統領にはもはや民主的正当性はない。彼は独裁者として統治しており、政権は腐敗にまみれ、ロシアとの過酷な戦争への強制徴兵に抗議してウクライナ国民は騒動を起こしている。こうした事実を西側メディアは一切報道しない。

 2014年にキーウで起きたCIAとNATOが支援したクーデターによりネオナチ政権が樹立され、西側諸国が対ロシア代理戦争で、この政権を武器として利用しているとモスクワは一貫して主張してきた。例えば、バンデラ、メルニク、ウクライナ蜂起軍(UPA)などのナチス協力者を称賛する公式記念式典などは否定できない。しかし、ウクライナを支援する西側諸国が懸命に努力してきたのは、この忌まわしい関係を隠蔽することだ。

 アメリカとヨーロッパの政治指導者たちが、西側諸国の国民が支払った数千億ドルもの資金でネオナチ政権を支援しているのは、一体どういうことだろう? これは大規模な犯罪戦争で、欧米諸国政府とメディアは完全にそれに加担している。欧米の政治体制全体がナチ化されているのだ。もっとも、1949年にNATOが結成された第二次世界大戦終結以来、ずっとそうだったと言える。違いは、現在、欧米諸国でファシズムが益々公然と誇示されていることだ。バルト三国、エストニア、ラトビア、リトアニアも、公式の催しや追悼式典でナチス協力者を称えている。繰り返すが、欧米メディアはこれを報道しない。隠蔽は不可欠なのだ。

 今週の欧州議会は原則や歴史的事実に基づいて行動したわけではない。むしろ正反対だ。ストラスブールは事態収拾に奔走し、公的資金を投入し、欧州連合への加盟を認めようとしているナチスの汚物を隠蔽しようとした。驚くべきことではない。結局、この議会は2019年に、第二次世界大戦開戦について、ソ連をナチス・ドイツと共謀したと非難する恥ずべき決議を採択した同じ議会だ。つまり、ナチス・ドイツの犯罪を矮小化し、ロシア国民を悪者扱いし、現代ロシアに対する新帝国主義戦争を煽るための歴史修正主義だ。

 欧州連合がしているのは「ヨーロッパの価値観」や美辞麗句を装って、ナチス・ファシズムを育むことだ。キーウ政権を擁護する姿勢は、憎悪に満ちた政治がヨーロッパ中に蔓延するのを許している。政権が関与していることを示唆するモナコでの暗殺未遂事件は無視されている。ゼレンスキーと取り巻きによる汚職は隠蔽されている。キーウでのナチス式敬礼やたいまつ行進は無視されている。

 今週、ポーランドの政治家たちがウクライナ政府が支援する監視リスト、ミロトヴォレツ=Миротворець 調停者という意味)に掲載された。このリストは事実上の「暗殺リスト」として機能していると多くの観察者が指摘している。ミロトヴォレツのデータベースは、過去のナチスの問題に対する率直な批判を理由に、ポーランドの欧州議会議員と大統領補佐官を「ウクライナの敵」として指定している

 これは、EUとNATOが更に1600億ドルの軍事援助を約束している政権だ。この政権はナチスを称賛し、ファシスト的腐敗に異議を唱える者は誰でも殺害すると脅迫している。

 欧州議員たちがこれを「遺憾」と呼ぶのは、彼ら自身と彼らの機関が組織的共謀で醜悪な姿を晒すからに過ぎない。欧州議会はナチスの隠蔽工作機関と化してしまったのだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/07/10/european-parliament-regrets-but-does-not-condemn-ukraine-glorification-of-nazis/

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マラッカ海峡通航に関し、イランは主権を主張し通行料を取る旨主張し、米国は容認しない立場。こうした中英国はオマーンを介し、一定の通行料を課す案を模索中。 イラン外相がオマーンを訪問し協議の予定。
 ≪櫻井ジャーナル≫
ウクライナでNATOの対露戦争に反対する声が高まっている

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