マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2026/08/post-688be4.html
<転載開始>


ソニヤ・ファン・デン・エンデ
2026年8月5日
Strattgic Culture Foundation

 フェドロフ解任により、ゼレンスキー大統領は自ら大統領として「死刑宣告」をしたと言える。

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 ウクライナ元国防大臣で人気を博していたミハイロ・フェドロフは、約2週間前にゼレンスキー大統領に解任された。ミハイロは、特に現在「Z世代」と呼ばれるウクライナ若者層の間で非常に人気が高かった。ミハイロ自身はZ世代ではないが(年齢的に十分若い)、35歳という若さで国防大臣を務めたことが彼らの間で非常に人気がある理由の一つだ。彼はテクノクラートで改革者でもあり、辞任後、防衛技術分野の国際機関から接触があったと公言している。イーロン・マスクから仕事のオファーがあったという噂さえあった。

 就任した際、彼は国防省「改革」を望んでいたが、Z世代に近い立場から、旧来の戦争形態は終わり、新たな時代に突入したことを理解している。第一次世界大戦中に新技術が試験されて、数百万人の死者を出した1914年と同じ状況なのだ。今日、ウクライナはドローンと弾道ミサイルの「実験場」、つまり新たな1914年、新たな戦争形態の舞台になっている。これに関して欧州連合は絶えず言及しており、それを信じるなら、新たなドローン戦争のために、もちろん欧州納税者の税金、数十億ユーロがウクライナに投入されていることになる。
 フェドロフ任命は多くのウクライナ政府高官の間で大きな不満を引き起こし、その後、彼らはゼレンスキー大統領だけでなく、広範なメディアにも絶えず圧力をかけ、否定的な情報を拡散した。彼らは自身の身の安全を恐れ、フェドロフとゼレンスキー大統領を否定的に描こうとした。つまり、ウクライナはフェドロフ解任でのみ解決できる統治の危機に直面していると主張し、外部に対し、経験豊富なウクライナ軍最高司令官オレクサンドル・シルスキーとフェドロフの間に対立が存在するかのように見せかけたのだ。両者とも、その後解任された。

 就任僅か6ヶ月のフェドロフは(軍事)調達制度とウクライナ国防省の幹部職員、すなわち最高管理職改革も目指しており、多くの高官の神経を逆撫でした。彼らは職を失うのを恐れただけでなく、ウクライナ政権に蔓延する腐敗が崩壊し、依然続く莫大な汚職が白日の下に晒されるのではないかと危惧したのだ。

 ちなみに、解任された元最高司令官オレクサンドル・シルスキーはウクライナ政権に仕えてはいたが、実際はロシア生まれで、ロシア系だ。彼はモスクワ近郊のウラジーミルで生まれ、両親と兄弟はロシアに住んでいる。このことから、欧米諸国は聞きたくはないだろうが、ウクライナ「戦争」は内戦で、西欧諸国が交戦当事者の一方に肩入れをしている現状は、シリアやイラクや、アメリカと同盟諸国が戦争を仕掛けた他の多くの国々と同じ構図だと結論できる。イギリスは大英帝国時代、この戦術を用いて複数集団を対立させ、一方の集団を優遇していた。残念ながら、ウクライナも同じ構図の犠牲者になってしまった。

 欧州連合の当局者たちは耳を疑った。フェドロフはEUの寵児だった。彼は理想的なテクノクラートで、将来、ゼレンスキーに代わって大統領になる可能性も十分ある。年齢も適切で、テクノクラートで、若い世代、つまりZ世代の人気も高い。ゼレンスキーとキーウの腐敗したファシスト集団にとって、彼は脅威となる存在だった。

 欧州委員会のアンドリウス・クビリウス国防・宇宙担当委員によると、ミハイロ・フェドロフ国防相解任は、EUが既に効果的な協力関係を築いているフェドロフを交代させた理由に関して、EU加盟諸国に疑問を投げかけている。同時に、ブリュッセルにとって、こうした人事異動が、600億ユーロ規模の防衛計画、ドローン生産、ウクライナの弾道ミサイル(フラミンゴ)開発や「フレイヤ」防衛システムに支障をきたさないことが極めて重要だ。言い換えれば、EU加盟諸国は、自分たちの資金が「煙のように消えてしまう」のを恐れているのだ。もちろん、比喩的に言えば、既にそうなりつつあるのだが。

 ヨーロッパの操り人形ゼレンスキーは、オレクサンドル・シルスキーをミハイロ・ドラパティに交代させ、ドラパティは現在ウクライナ軍最高司令官になっている。このミハイロは多くの戦争犯罪を行っている。2013年に、アメリカとヨーロッパの資金援助と支援を受けたプラヴィー・セクターやスヴォボダなどのファシスト政党によるクーデターの後、ウクライナ内戦が始まった2014年の動画が様々な欧米ソーシャルメディアで再び拡散している。この動画には、現在ウクライナ軍トップで「屠殺者」というあだ名のミハイロ・ドラパティが、マリウポリのバリケードを装甲車で「越え」、マリウポリの民間人を戦車で殺害する様子が映っている。

 新たにウクライナ国防大臣に任命されたイェヴヘニー・フマラは、決して「人当たりの良い人物」ではない。国防大臣に任命される前と、国防副大臣を務める前は、いわゆる特殊作戦のベテランとして知られていた。彼は以前、ウクライナ保安庁(SBU)のアルファ特殊作戦センター「A」の司令官を務めていた。このSBUのセンター「A」は、最前線での高リスク任務、後方地域での長距離攻撃と、国家安全保障の防衛に重点を置く、精鋭の対テロおよび特殊作戦部隊だ。

 そのため、フマラはロシア(そしてドンバスでも)で多くの無辜の民間人を殺害または負傷させた「長距離攻撃」を主導した。ロシアがウクライナ国民を殺害しているという神話は、もちろん、とっくの昔に「おとぎ話の世界」に追いやられている。結局、ウクライナ政権とEU政権によれば、ドンバスは占領されたウクライナ領土で、(NATO支配下の)ウクライナ軍は、ウクライナ語を話すかロシア語を話すかに関わらず、そこで自国民を殺害している。

 ウクライナ政府と軍からフェドロフが解任され、極右勢力が台頭して以来、ウクライナ国内では多くの解任と混乱が続いている。多くの若者が街頭に出て抗議活動をし、暴力的動員の様子を捉えた映像が拡散し、西欧にも届いている。男性は強制的に徴兵用バンに押し込まれて戦闘に参加させられており、既にドイツはドイツ亡命中のウクライナ人男性は全員2027年までにウクライナに帰国し戦闘に参加しなければならないと決定している。

 だが、フェドロフ解任により、ゼレンスキー大統領は自身の「死刑宣告」を自ら下したのかもしれない。結局、ヨーロッパの政治家たちは不満を抱いている。ドローン戦争は全力で展開されており、「旧世代」の軍事指導者たちは、この新たな致命的技術に対応できていない。だが、フェドロフは対応できた。

 フェドロフは、ゼレンスキー大統領から示された他の政府要職を拒否し、国防大臣再任のみ受け入れると主張している。以前ゼレンスキー大統領は、フェドロフを軍事イノベーション担当副首相に推薦していたほか、イタリア国防大臣も顧問職を提案していた。しかし、フェドロフはゼレンスキー大統領が提案した全ての役職を拒否した。

 フェドロフは現在アメリカで非常に人気があり、トランプ政権は彼を両手を広げて歓迎している。トランプがウクライナを全面的に支持しているのは明らかだ。トランプの「ユダヤ人の伝言役」ローラ・ルーマーは、トランプ反対派の多くを解雇させた人物だが、最近ウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領と面会し、悪名高いアゾフ連隊指導者アンドリー・ビレツキー(正真正銘のナチス)とも会った。ちょっと考えてみてほしい。ナチス・ファシストがユダヤ人と会うのだ。だが私がよく言うように、ユダヤ人もファシストだ。ネタニヤフを見ればわかる。ロシアが長年自分に誤った情報を伝えてきたと彼女は主張し、ウクライナにはナチスはおらず、侵略者ロシアと戦っている人々しかいないと述べた。長年一体誰からルーマーは報酬を受け取っていたのか、あるいは今も受け取っているのか自問自答してみよう。だが、腐敗は腐敗を求めるものだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/08/05/why-zelensky-fired-his-popular-defense-minister/

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