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<転載開始>
『精神エネルギー』
~ Spiritual Energy ~
政木和三
第三章 肉体と生命体
◎ 死と死後の世界
『生あるもの必ず滅す』
とのことわざどおり、いま生きている人には、必ず死が訪れてくる。
この死は人間だけではない。
地球の石にも土にも同じことが言える。
また、大宇宙も生まれては死んでゆくものである。
しかし、死とは何とさびしい言葉だろう。
その人間にとってはすべての終末を示すものであり、精神のあった人間が、ただ一物体に変わり果てるときである。
私も若いころは、自分は永遠に生きるような思いで、死とは自分には無関係のもののように思っていた。
ところが、五十歳のころから、死を思うと無限のさびしさと、はかなさを感ずるようになった。