http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3193.html
<転載開始>
先回、『水はあらゆる物を溶かす万能溶媒』を扱いました。ここでは、水があらゆる物を溶かすことが出来るのは、電気的特性(双極性)を有し、常温でも活発な運動をする「振動体」だから。というのがポイントでした。
こう聞くと、水が地球の根源物質ならば、地球上に水以外の物体は存在できないじゃないか? そもそも、我々人類は存在していないじゃないか?という疑問を持つ方があるかもしれません。今日は、この点に着目して書いていきます。
まず、冒頭の素朴な疑問の答えを書いておきます。
まず、例えば地球上の岩石なども常温で水に溶けるのですが、かかる時間が極めて長いため、「岩が水で溶けている」という実感を持ちにくいのです。
そして、そもそも我々人類を含めた生物の生体が水を取り入れつつも存在できているのは、ある物質を生成したからなのです。それは「油」です。
◆1、水と油で包まれている細胞
この「油」の存在が、生体を構成する上で、とても根源的な役割を果たしています。
生体を構成する最小組織といっていいい「細胞」は、人体に40~60兆個も存在しているといわれていますが、この細胞を包み込むような外殻部分、細胞を形づくる「細胞膜」は、「水」と「油脂」で出来ているのです。
・・・この対極的な物質の組み合わせで、重要な膜を形成しているとはなんとも不思議ですね。
ちなみに、イメージしやすいものとして、シャボン玉があげられます。その構造を以下のイラストを参考にして考えてみてください。

続きを読む