大摩邇(おおまに)

日常の気になる内容を転載させていただきます。 ひふみ、よいむなや、こともちろらね、しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。一二三祝詞(ひふみのりと) カタカムナウタヒ 第5首 ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト アウノスヘシレ カタチサキ 第6首 ソラニモロケセ ユエヌオヲ ハエツヰネホン カタカムナ (3回) 第7首 マカタマノ アマノミナカヌシ タカミムスヒ カムミムスヒ ミスマルノタマ (3回)

新しい「農」のかたち

『生命の根源;水を探る』シリーズー5 ~水に溶けない唯一の物質~

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3193.html
<転載開始>
先回、『水はあらゆる物を溶かす万能溶媒』を扱いました。ここでは、水があらゆる物を溶かすことが出来るのは、電気的特性(双極性)を有し、常温でも活発な運動をする「振動体」だから。というのがポイントでした。

こう聞くと、水が地球の根源物質ならば、地球上に水以外の物体は存在できないじゃないか? そもそも、我々人類は存在していないじゃないか?という疑問を持つ方があるかもしれません。今日は、この点に着目して書いていきます。

まず、冒頭の素朴な疑問の答えを書いておきます。

まず、例えば地球上の岩石なども常温で水に溶けるのですが、かかる時間が極めて長いため、「岩が水で溶けている」という実感を持ちにくいのです。

そして、そもそも我々人類を含めた生物の生体が水を取り入れつつも存在できているのは、ある物質を生成したからなのです。それは「油」です。

 

◆1、水と油で包まれている細胞

この「油」の存在が、生体を構成する上で、とても根源的な役割を果たしています。

生体を構成する最小組織といっていいい「細胞」は、人体に40~60兆個も存在しているといわれていますが、この細胞を包み込むような外殻部分、細胞を形づくる「細胞膜」は、「水」と「油脂」で出来ているのです。

・・・この対極的な物質の組み合わせで、重要な膜を形成しているとはなんとも不思議ですね。

ちなみに、イメージしやすいものとして、シャボン玉があげられます。その構造を以下のイラストを参考にして考えてみてください。


シャボン玉2

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日本農業、破壊の歴史と再生への道筋3~農地改革の欺瞞

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3187.html
<転載開始>

前回記事:日本農業、破壊の歴史と再生への道筋2~変容する地主階級

 
地租改正を機に、強大な政治力を発揮した地主階級の台頭を始め、大きく変容してきた農村社会だったが、戦後の農地改革により一変する。

しかし”小作人解放”を大義名分としたこの改革は、決して後の農業振興につながるものではなく、むしろ戦後の農業衰退を決定づける要因となった。

■農村共同体に浸透した”均質化””平等化”

「日本の農業を破壊したのは誰か」(著:山下一仁)より引用(P27)

農地改革は、252万戸の地主から、農村にいない不在地主の所有農地の全て、在村地主の小作地のうち、1ヘクタールを超える小作地、3ヘクタールを超える在村地主の所有農地、合計すると全農地の35%、小作地の75%に相当する177万ヘクタールを極めて低い価格で国が強制的に買収し、財産税物納農地と合わせて194万ヘクタールの農地を、420万戸の農家に売却したものであった。

小作農に農地の所有権が与えられ、農村の構成員のほとんどが1ヘクタール程度の自作農となった。地主と自作農、小作農で構成された多様性を持った農村は、寄生地主制を経て、構成員である農家が均質で、平等な社会へと変化した。改革というより革命的な変化だった。農村の発展は農家の共通の職業である農業の発展と同義となった。そして、均質な農家から構成される農村は、JA農協によって組織された。日本の協同組合の組織運営は、どの組合員も同じ投票権を持つという”一人一票主義”を基本原理としている。組合員は皆平等であるという考えである。農地改革直後の農村の状況は、農協の組織原理にぴったり合っていた。

 

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日本農業、破壊の歴史と再生への道筋2~変容する地主階級

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3180.html
<転載開始>

前回記事:「日本農業、破壊の歴史と再生への道筋1~明治時代、亀裂が生じ始めた農村共同体」

 

明治時代に導入された地租改正は、農村に地主制を定着させ近代的な土地所有権制度を確立した一方で、小作人の地位を著しく低いものにした。

それまで平穏であった農村共同体に生まれた、「地主」と「小作人」。両者の関係は、その後近代化に突き進む社会情勢に翻弄されながら、徐々に亀裂を深めていく。

■強大な政治力を手にした地主階級

「日本の農業を破壊したのは誰か」(著:山下一仁)より引用(P24)
地租改正は、東日本などでは旧来の年貢を上回る高額の負担となったため、農村経済に大きな打撃を与えた。特に、地租改正を受けて小作料が引き上げられたことに、小作人は反発した。さらに、明治政府は、”入会地”とされてきた土地や森林を、土地所有権が明らかでない、つまり持ち主不明として、官有地や御料林に組み入れ、住民の自由な利用を禁止してしまった。こうしたことから農村の不満が高まり、各地で地租改正反対一揆が起こった。

1890年に開設された帝国議会は、農村の不満のはけ口としての役割を果たすものだった。選挙権は直接国税15円以上納税の満25歳以上の男性に与えられたが、税収のほとんどが地租であるため、衆議院の選挙権を持つ多くの者は、地租の納税義務者である地主だということになる。つまり、地主に対して、衆議院の選挙権が与えられたのである。貴族院では、華族と並んで、多額納税者として議員資格も与えられた。

こうして地主階級は帝国議会を舞台に強力な政治力を持つようになった。帝国議会初期の「民力休養」論は、産業振興、軍備拡張などの財政膨張政策をとる政府に対し、地租の軽減を求めるものだった。戦前の農林官僚による小作人解放の努力が、帝国議会によって悉くと言ってよいほど葬られたのは、地主階級の政治力によるものである。

強大な力を得た地主階級は、貨幣経済の広がりととともに、その性質を大きく変容させていく。

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日本農業、破壊の歴史と再生への道筋1~明治時代、亀裂が生じ始めた農村共同体

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3175.html
<転載開始>

近年、農業を取り巻く環境は、企業の農業参入を初め新たな可能性の萌芽が見られるものの、依然として厳しい環境下に置かれている現実に変わりはない。

他方、農業にはたくさんの謎がある。例えば、
「食料自給率向上や食糧安全保障を叫ぶ農政が、なぜコメの減産や水田の減少につながる減反を推進するのか?」
「農業就業者や農家戸数が大幅に減少するのに、なぜ農協の組合員は増加し続けるのか?」
「農業が衰退するのに、なぜ農協は日本第二のメガバンクに成長するなど、繁栄するのか?」

古くは国の基幹産業として、また地域共同体の核として守られてきた農業が、ここまで破壊されてきたのはなぜか。時の農政=”お上”は何をしてきたのか。そしてこれからの農業の可能性はどこにあるのか。

歴史を振り返りながら、考えていきたい。

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先進国の中で最低水準、日本の食料自給率~誰のための農政か?

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2015/01/3156.html
<転載開始>
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毎日フォーラム2014/12/16記事より

政府は、食料自給率(カロリーベース)を2020年度に50%にする現在の目標を引き下げる方向で検討している。13年度の食料自給率は39%で、目標達成が困難であるとの見方が強い。来年3月に策定する「食料・農業・農村基本計画」に新しい目標値を盛り込むため、農林水産省が議論を進めている。また、財務省は補助金に頼った自給率引き上げは無理があると指摘し、目標を引き下げる方向で見直して関連予算を効率化するよう求めている。

 

1965年度に73%あった食料自給率は89年度に50%を切り、10~13年度は4年連続で39%と横ばいで推移している。日本は食料や家畜の飼料などの多くを海外に依存しており、自給率は先進国の中で最低水準にある。

 

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【コラム】おせち料理には砂糖でなく塩を使いましょう♪

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2014/12/3100.html
<転載開始>

こんにちは。
今年も、新しい「農」のかたちを応援していただいた方々ありがとうございました!
本年度最後の記事は「おせち料理」について書きたいと思います。

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本来のおせち料理には砂糖はあまり使われていなかった。
現在のおせち料理のかたちは江戸時代に生まれたとされ、正月の三が日は主婦が台所にたたずにゆっくり休めるように、日持ちする料理と、その調理法が長年正月の風物詩ともなってきました。
しかしその歳月の中で、おかしな方向へ向かってしまった事があります。それは、「多量に加えられる砂糖」です。
おせち料理が浸透し始めた当初、料理を長持ちさせるための方法として、塩を多くする、濃くする、煮詰めて水分を少なくする、といったことが行われていたのではないかと思います。当時、砂糖は高価なものであり、どの家庭にも十分にあるものではなかったはずです。
では、なぜ現在のように多量の砂糖がおせち料理に入れられるようになったのでしょうか?
一つは、砂糖も塩と同様に料理を長持ちさせる効果があったこと。
そしてもう一つこんなことも言われています。

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農を身近に★あぐり通信vol.35:植物工場で生産される工業製品のような“無菌野菜”に感じる違和感とは?

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2014/11/2869.html
<転載開始>

大手電気メーカーが、これまで半導体生産に使用していた工場を改造し“無菌野菜”製造に転換する例が出始めているとのこと。

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例えば・・・

当社は、本日、神奈川県横須賀市にある植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」での野菜の生産を開始しました。10月下旬に出荷を開始する予定です。

新工場は、神奈川県横須賀市にある当社所有の遊休施設を活用した、ほぼ無菌状態の閉鎖型の植物工場です。年間300万株のリーフレタス、ベビーリーフ、ホウレンソウ、ミズナ、ハーブを生産し、年間3億円の売上を目指します。

新工場で生産される野菜は菌の侵入を制限したクリーンルームで育成されることから、雑菌による傷みが少なく長期保存が可能です。高い鮮度が長期的に求められるカット野菜やサラダ用をターゲットとし、スーパー、コンビニエンスストア、サラダ・惣菜販売店、飲食事業者などを中心に販路を拡大していきます。

新工場には、植物育成向けに光の波長を最適化した蛍光灯、均一な温度・湿度の環境を実現する空調機器など当社の最新機器が導入されています。さらに、栽培状況を把握するための遠隔監視システム、梱包材などを消毒する除菌システム、半導体事業で培った生産管理技術など、当社が持つ幅広い技術・ノウハウも活用されています。

当社は、本年度中には海外に新たに大規模な植物工場を建設するとともに、植物工場向けの機器やシステムの販売を開始し、事業拡大を目指します。

当社は、「みんなが健康でいきいき生活できる社会」を目指し、ヘルスケア事業を積極的にグローバルに展開しています。今後も当社グループ内にある広範囲な技術を融合させる「ニュー・コンセプト・イノベーション」によって、当社ならではの製品、サービスを創出するとともに、多様な販売ルートの確立により事業を強化していきます。

東芝プレリリース参照

しかし、このような無菌な植物工場の野菜を食べることに、違和感も感じますよ。

それはなぜでしょうか。分かりやすく説明してくれている藤田紘一郎氏の内容をご紹介します!

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微生物と植物の協働関係を進化史から探る2~外敵に対する適応反応は【前共生段階】なのでは?~

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2014/11/2840.html
<転載開始>

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前回は【微生物と植物の協働関係を進化史から探る】のプロローグをまとめましたが、今回はプロローグでも問題意識として提起した【植物は動けないor 動かない⇒共生は重要な生存戦略では?】について追求していきたいと思います。 まずは、植物の存在戦略に入る前にそもそも植物の成長に対して外圧となっているものは?ついて見ていきたいと思います。

■植物の成長に対して外圧となっているものは?

植物にとっての外圧は大きく分けると以下の3つがあります。
(1)病気・・カビや細菌、ウイルスによる病気
(2)虫害・・イモムシやアブラムシなどの虫類による費害
(3)生理障害・・栄養失調、栄養過多、低温・高温障害など
今回は微生物と植物の協働関係を進化史から探るシリーズということで微生物と関係が深い病気について掘り下げていきます。

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『生命の根源;水を探る』シリーズ-2 ~水の持つ驚異のエネルギー~

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2014/11/2815.html
<転載開始>

すべての動植物にとっては生命活動の原点となるものですが、実は想像以上に水には未解明なことが多く残されています。

例えば、実験室で水素と酸素を混合しても水は生成できませんし、殆どの物質が密度の大きい順に固体>液体>気体となりますが、水は、氷が水に浮くというように液体>個体となる、他の液体に比べて表面張力が極めて大きいなど、その性質は非常に特殊です。

植物にも微生物にも人間にも深く関わる「水」。その探求を通じて、自然の摂理に則った農業へのヒントを発掘していきます。今回は、水そのものの特性に着目していきます。

■水って何?
○共有結合fig2[1]
fig1まずはH2Oの構成を見ていきます。右図のように、酸素原子には8個の電子水素原子には1個の電子が存在します。
水素原子は電子1個を酸素に与え、酸素から電子1個をもらい、互いに電子を一つずつ共有することでしっかりと結び付きます。(これを共有結合と言います。)
この結合は原子間を結びつける結合の中では最も強力な結合で、約114.5kcalのエネルギーを持っています。
0℃の水1リットルを100℃の水に変化させるのに要する熱量が100kcalですので、それ以上のエネルギーをこの結合は持っています。水がとても安定した分子と言われる理由です。

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『都市型直売所の可能性を探る』番外編 ~ るい農園、いよいよ発つ!

新しい「農」のかたちさんのサイトより
http://blog.new-agriculture.com/blog/2014/10/2693.html
<転載開始>

さて、今回は実践編。この15年間、生産者として食の探求を重ねてきた「類農園」が、満を持して、自ら直売所を立ち上げた実録です。

まず、類農園のとりくみ、「志」をホームページからご紹介します。

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