大摩邇(おおまに)

日常の気になる記事を転載させていただきます。

地球の記録

環太平洋火山帯が「前例のない地質学的な不安定期」に突入。現在、火山の噴火活動が記録上最も多い状態

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/pacific-ring-volcanic-activity-reaches-critical-levels/
<転載開始>
2024年4月のインドネシア・ルアン山の噴火

abc.net.au

環太平洋火山帯での火山噴火が「連動」している可能性さえ指摘される

昨年 2024年は、環太平洋火山帯での火山噴火が過去最高レベルに達していましたが、今年 2025年は、さらに活発な活動が見られています。

環太平洋火山帯 (濃いオレンジのゾーン)

現在、同時に噴火している火山の数が、記録に残る上で過去最大レベルに達しているそうで、報道によっては、「環太平洋火山活動が危機的レベルに達した」(msn)というタイトルのものもありました。

現在、噴火している火山は以下のようになっていまして、アフリカとイタリア、ハワイなどのいくつかの火山を除けば、ほとんどが環太平洋火山帯にある火山です。

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中国、韓国に続いて、オランダの研究者たちが「致死率100%の鳥インフルエンザ」を生成

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/bird-flu-with-100-percent-fatality-rate/
<転載開始>


致死率100%

2024年1月に、中国の研究者たちが、「マウスにおいて致死率 100%のコロナウイルス」を発表したことを取り上げたことがありました。

その後、今年 6月には、韓国の研究者たちが、

「哺乳類に対して 100%の致死性を持つ鳥インフルエンザを作製した」

ということをご紹介しました。

韓国の研究所が哺乳類に対して100%の致死性を持つ鳥インフルエンザを作製
地球の記録 2025年6月14日

このように、次々と「致死率 100%の変異型ウイルス」が作られているのが現状ですが、最近、オランダの政府資金による研究所が、やはり、

「哺乳類間で感染する致死率100%の変異鳥インフルエンザを作成」

したことが、独立系ジャーナリストのジョン・フリートウッド氏から伝えられています。

オランダの研究者たちの論文は、こちらにあります。

その研究所と、実権内容については、以下のようなもののようです。

この新たな実験は、ワゲニンゲン生物獣医研究所により、研究で「 H5系統 2.3.4.4b に属する 3つの HPAI H5N1 ウイルス」と説明されているものを使用して実施された。

ワゲニンゲン生物獣医研究所は、ゲイツ財団の資金提供を受け、世界経済フォーラムによって設立された感染症流行対策イノベーション連合 (CEPI) から資金提供を受けている。

新たに設計されたウイルス構造はアカギツネの脳から抽出され、孵化鶏卵で増幅された。

これらは、鼻腔投与によって直接フェレットに導入されたか、または投与された動物と一緒に飼育することによって間接的にフェレットに導入された。

感染した動物はすべて死亡した。

jonfleetwood.substack.com

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腸内細菌が「永遠に分解されない化学物質」PFASを「食べて」急速に体内から除去することがケンブリッジ大学の研究により判明

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/gut-bacteria-can-remove-pfas-from-body/
<転載開始>

plasticsengineering.org

PFASを食べる腸内細菌たち

永遠に分解されない化学物質といわれる PFAS は、今や地球上に広がっていて、環境中から、PFAS を排除することは、もはや不可能となっていますが、英ケンブリッジ大学の研究で、

「特定の腸内細菌が、PFAS を体内から迅速に排除する」

ことがわかりました。

ネイチャー誌に掲載された論文はこちらにあります。

「食べて排除」という表現はやや不正確で、正確には、「細胞内に吸収して、そのまま排便と共に排出される」ということのようです。

マウスでの研究では「腸内にその特定の細菌を移植」しておこなわれました。

ヒトでも、それらの細菌を常在菌として持っている場合もあれば、そうではない場合もあるようです。

科学者たちは、この特定の腸内細菌を「サプリ」として開発し、それを摂取することで、体内からの PFAS の除去を促すことを計画しているようですが、ただ、サプリで大量にその細菌を導入するという方法には異論もあります。

どんなものでも、人為的に微生物を体内に導入した場合、何らかの予期しない作用が出ることはあり得ます。

それでも、特定の細菌が「 PFAS を食べて排除する」という作用を持つことを知ったということ自体が興味深かったです。

エポックタイムズの報道です。

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米アリゾナ州で腺ペストにより男性が死亡

"地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/arizona-patient-dies-of-bubonic-plague-2025/
<転載開始>

ペスト菌。

ペスト

アメリカのアリゾナ州で、ペスト(腺ペスト)により、男性が死亡したことが報じられていました。

ペストなどというと、一種おどろおどろしい感じですが、アメリカでは毎年、一定数の発症例が確認されていまして、ある程度の死亡者も出ています。

また、発症後に抗生物質の治療により、ほぼ 90%が完治する病気でもあり、今ではそれほど恐れる病気ではないですが、それでも、他の要因が重なると、状況が悪くなる場合もあり得ます。たとえば、

・何らかの理由による免疫力の低下

・極度の栄養不足などによる免疫力の低下

・極度な不衛生環境

のような場合、予想以上の影響が出ることもあります。

2017年には、マダガスカルで、過去最大級のペストの流行が起こり、約 10%の死亡率(1200名の感染者のうち 120名が死亡)が記録されたこともありました。

マダガスカルでペストが過去最大級の流行。これまでに1200名が感染し、120名以上が死亡。周辺9カ国にもWHOから「ペスト警報」が発令される
地球の記録 2017年10月26日

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アメリカで不法移民の農業労働者がいなくなることで、畑の作物が腐り続けている

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/crops-rotting-in-fields-with-undocumented-farmworkers-gone/
<転載開始>

reuters.com

移民排除により起きている深刻な労働力不足

アメリカでは、移民関税執行局 (ICE)による、不法移民の強制捜査や、強制送還などが積極的に進められていますが、これは、人権云々と言われることもありますが、それ以前の問題として、

「アメリカの農家の従業員の多くが移民」

という現実があります。

そのため、移民関税執行局の捜査が始まって以来、それをおそれて、移民労働者のほとんどが、農作業の現場に出てこなくなってしまったことが報じられています。

強制捜査を恐れて、従業員の 70%が出勤していないと推定されているそうですか、結果として、その 70%の作物は収穫されないのです。

それらは、ただ腐敗していくばかりで商品にもなりません。

今回ご紹介するのは、カリフォルニア州の例ですが、カリフォルニア州では、アメリカの野菜の 3分の1以上、果物とナッツの 4分の3以上が栽培されているのだそうで、現在の状況が続いた場合、食糧供給や食糧価格に影響が出るだけではなく、記事に出てくる人の話ですと、

「これが農家の倒産や廃業の連鎖につながる可能性がある」

とのことでした。

これは、農業だけではなく、あらゆる肉体系の労働に言えることのようにも思います。

不法移民のさまざまな問題は大きなこととはいえ、アメリカの労働力のかなりの部分を移民たちが担ってきました。

現在の状況が続いていくと、いつか深刻な農業危機がアメリカにやってこないとも限らないかもしれません。

もっとも労働力不足の問題は、日本はさらに厳しそうですが。

ロイターの報道を引用した食糧関係メディアの記事です。

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メキシコで本来は家畜の害虫である肉食バエの人間での被害症例が増加中。この半年での陽性症例数は2300件以上に

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/human-cases-of-screwworm-spreading-in-mexico/
<転載開始>

sentientmedia.org

哺乳類の肉を食べるハエのヒトへの感染例が拡大中

メキシコで、ラセンウジバエという、まあハエの一種の「人間の症例が増加している」とうことについて、メキシコの報道メディアが伝えていました。

こんなラセンウジバエなんていう名前をなぜおぼえていたかというと、今年 4月に、アメリカ農務省が、「メキシコでのこの肉食バエの発生により、メキシコ産牛肉の輸入を停止する」と発表していたことがあったためでした。

それだけ大きな問題なのだなあと、そのとき知った次第です。

メキシコで「肉食バエ」が蔓延していることを受けて、アメリカ農務省はメキシコ産牛肉の輸入停止を警告
BDW 2025年4月29日

このハエは、

> 牛や羊などの家畜の傷に卵を産み、これから孵った幼虫が生きた動物の肉を食う害虫である。

というもので、親のハエが、傷口や軟部組織などに卵を産み、生まれた幼虫は、「どんどんとその肉体を食べていく」というものです。骨に突き当たるまで食べ進めるそうです。

当然、それらの動物は弱り、場合によっては死亡してしまうのですが、しかし、私はこれは「あくまで動物の感染症」だと思っていました。

ところが、現在のメキシコでは、今回ご紹介する記事によれば、

> メキシコ南部で新たな症例の出現が公式に記録された 2024年11月以降、登録された陽性症例数は 2,398件で…

とあり、かなりのヒトの被害も出ていることを知りました。

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テキサス州で発生した洪水は、サマーキャンプに参加していた子どもなど死者行方不明90人以上という大惨事に

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/deadly-flooding-texas-5-july/
<転載開始>

洪水のあったグアダルーペ川の瓦礫を乗り越えて歩く家族。npr.org

前例のないような急速な増水

アメリカのテキサス州で 7月4日に洪水が発生したのですが、河川の増水で 50人以上が死亡し、行方不明者もいまだに 40人以上という大災害となりました。

洪水発生そのものは昨日の時点で伝わっていたのですが、数字が次々と変わっていき、時間の経過と共に被害者の数が増え続けています。現在の報道では、死者 52名、行方不明が少なくとも 40名となっています。

アメリカで、単一の洪水でこれだけの被害が出ることは珍しいと思われますが、悲劇的なのは、被害者の多くが、「サマーキャンプに参加していた少女や子どもたち」だったことです。キリスト教系の女の子だけの青少年サマーキャンプで、多くが 12歳以下だったとのこと。

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テキサス州で発生した洪水は、サマーキャンプに参加していた子どもなど死者行方不明90人以上という大惨事に

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/deadly-flooding-texas-5-july/
<転載開始>

洪水のあったグアダルーペ川の瓦礫を乗り越えて歩く家族。npr.org

前例のないような急速な増水

アメリカのテキサス州で 7月4日に洪水が発生したのですが、河川の増水で 50人以上が死亡し、行方不明者もいまだに 40人以上という大災害となりました。

洪水発生そのものは昨日の時点で伝わっていたのですが、数字が次々と変わっていき、時間の経過と共に被害者の数が増え続けています。現在の報道では、死者 52名、行方不明が少なくとも 40名となっています。

アメリカで、単一の洪水でこれだけの被害が出ることは珍しいと思われますが、悲劇的なのは、被害者の多くが、「サマーキャンプに参加していた少女や子どもたち」だったことです。キリスト教系の女の子だけの青少年サマーキャンプで、多くが 12歳以下だったとのこと。

なぜ、適切な避難指示が出されなかったかというと、まず洪水発生時は早朝で、ほぼ全員がキャンプやバンガローなどで就寝していた時間であったこと、そして、もうひとつは、洪水の発生があまりにも急速だったためのようです。

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ロシアが戦争が始まって以来最大のウクライナ首都へのドローン攻撃を開始

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/this-is-putin-s-answer-to-trump/
<転載開始>
2025年7月4日 ウクライナの首都キエフ

OSINTtechnical

過去最大の攻撃

ロシアとウクライナの戦争が始まって、ずいぶんと月日が経ちますが、7月4日 (関係ないですが、アメリカではこの日は独立記念日の祝日)、ロシアは、戦争開始以来最大規模となる 500機以上のドローンでウクライナの首都キエフへの攻撃を始めました。

興味深いのは、この攻撃が行われたわずか数時間前に、ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領は「電話会談」していたのです。

停戦に関する電話会談です。以下のように報じられています。

トランプ氏、プーチン氏との会談に失望

トランプ米大統領は3日夜、ロシアのプーチン大統領と同日行った電話会談に失望したと語った。プーチン氏がウクライナ戦争をやめないように見えたためだと述べた。

この会談後、トランプ氏は戦争終結に向けた取り組みに進展は全くなかったと指摘。一方、プーチン氏は紛争の「根本的原因」を取り除くという侵攻の目的を撤回することはないと改めて表明したという。

トランプ氏は「きょうプーチン大統領と行った話し合いには非常に失望している」とし、プーチン氏が戦争終結の考えがないとみられることは「極めて良くない」と語った。

ロイター 2025/07/04

トランプ氏は相変わらず理解していないようですが、ロシアには「停戦する理由がない」のです。今年 3月の以下の記事でも書いています。

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別の恒星から来たと思われる直径20キロメートルほどの天体が高速で太陽系に突入したことが確認される。地球方面へ進行中

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/interstellar-object-is-visiting-our-solar-system/
これって巨大戦艦だったりして
(長さ240km、幅40km、高さ30km)
日本人の威厳と尊厳、誇りを取り戻しに戻ってくるとか!
そうなると、3日間の暗闇がやってきます。
楽しみですね!!
<転載開始>
白で囲んだのが発見された太陽系外天体(仮称 A11pl3Z)

newscientist.com

太陽系外からの観測史上3番目の訪問天体

「太陽系外」からの比較的巨大な天体が、太陽系に突入したことを天文学者たちが発見したことが各科学系メディアが伝えています。

他の恒星システムから太陽系内に突入した天体が確認されたのは、これが 3番目だそうで、最初に確認されたのは 2017年のオウムアムアという恒星間天体でした。

天体観測史上初めて太陽系外から飛来した恒星間天体オウムアムア

その後、ボリソフ彗星という他の恒星から来た天体が 2019年に確認されていて、そして 3番目として今回の天体の発見ということになったようです。

今回発見された A11pl3Z という天体は、「時速約 24万5000キロメートル」という、とんでもないスピードで移動していて、方向としては、地球の方向に進んでいるようです。

ただ、地球に対して何らかの危険を与えることはないとライブサイエンスは述べています。しかし、移動状況は今後の観測次第でしょう。

先ほど写真で示したオウムアムアは実に奇妙な形をした天体でしたけれど、今度のはどんな形状なんでしょうかね。

ライブサイエンスの記事です。

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