大摩邇(おおまに)

日常の気になる内容を転載させていただきます。 ひふみ、よいむなや、こともちろらね、しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。一二三祝詞(ひふみのりと) カタカムナウタヒ 第5首 ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト アウノスヘシレ カタチサキ 第6首 ソラニモロケセ ユエヌオヲ ハエツヰネホン カタカムナ (3回) 第7首 マカタマノ アマノミナカヌシ タカミムスヒ カムミムスヒ ミスマルノタマ (3回)

荒川央 (あらかわ ひろし)

アルファウイルスRNAレプリコンはウイルス様小胞を生じ、その感染力は自律的進化により1000倍にも増加した: PNASに掲載された論文から

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n2c64e8ef1902
<転載開始>

自己増殖型mRNAワクチンであるレプリコンワクチンは、細胞内でmRNAが増殖するという機序を持ちます。mRNAの増殖が細胞内だけに間違いなく留まるのであればリスクは限定的かもしれませんが、そうとは限りません。なぜなら、エクソソームなどの細胞外小胞によってmRNAが細胞外に分泌される仕組みがあるからです。また、mRNAの配列は増殖の際に不変でもありません。本来RNA複製の変異率は高く、RNAが増殖の過程で「進化」し得るからです。

カプシドとはウイルスのゲノムを取り囲む「殻」の事ですが、レプリコンワクチンはカプシドの遺伝子を持っていません。では、レプリコンワクチンがウイルス様の粒子を作る恐れはないのでしょうか?

RNAレプリコンが感染性ウイルス様小胞 (virus-like vesicles, VLV) を産生する現象をRoseのグループが発見したのは1994年の事です (Rolles et al. 1994)。アルファウイルスRNAレプリコンに水胞性口炎ウイルスの糖タンパク (VSV G) を発現させるとVLVを産生し、なおかつ細胞間で感染できたのです。しかしながら、カプシドを持たないVLVが生成されるメカニズムに関してはそれから20年間も謎のままでした。今回はその後同じグループがその機序を解明した2014年の研究を紹介させていただきます。しかもこの研究では、VLVが試験管内の培養の過程で自律的に進化し、感染力が1000倍にも増加したのです。

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コロナワクチン非接種者の月経異常は接種者との近接と強く関連している (コロナワクチンシェディングと月経異常の関連性について) : IJVTPRに掲載された論文から

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n5ee1343d0687
<転載開始>

コロナワクチン接種者の副反応が近くにいる他者に伝播するという奇妙な現象が、コロナワクチン接種が始まって以降SNS上などで話題になっていました。アメリカでは日本に数ヶ月先行して2021年の2月頃から一般へのコロナワクチン接種が普及し始めたのですが、少し経過した頃から突発的な月経異常を経験した多くの女性がその原因について疑念を抱き、SNS上のコミュニティ内で実体験を投稿したり、情報を共有したりしていました。しかしながら、2021年4月のアカウント開設後わずか数週間のうちに18,000人以上ものフォロワーを獲得した当該のコミュニティであったFacebookアカウントは、間も無く何の説明もないまま運営によって突如閉鎖されてしまいました。

MyCycleStorySM (MCS) 研究共同体は、米国の研究科学者、データ管理専門家、産科医/婦人科医の集まりであり、2021年にオンラインによる調査を開始し、女性たちが月経不順を報告できる「検閲」のない場を提供してきました。

https://ijvtpr.com/index.php/IJVTPR/article/view/113

Menstrual Abnormalities Strongly Associated with Proximity to COVID-19 Vaccinated Individuals
Peters et al. (2024) International Journal of Vaccine Theory, Practice, and Research

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お知らせ

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n12a70e41fa93
<転載開始>

「コロナワクチンが危険な理由」「コロナワクチンが危険な理由2」に続き、3巻目に当たる書籍が花伝社から出版される事になりました。タイトルは「レプリコンワクチンが危険な理由」です。


構成は以下のようになっています。

レプリコンワクチンが危険な理由
1章 レプリコンワクチンが危険な理由
2章 mRNAワクチンは個体間で伝播するか?
3章 コロナワクチンのDNA汚染
4章 人類への大規模遺伝子導入実験としてのコロナワクチンとLNP/mRNA製剤
5章 次世代LNP/mRNA製剤と癌
6章 新型コロナ人工ウイルス論
7章 おわりに

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BioNTechのRNAコロナワクチンはSV40プロモーター/エンハンサー配列を含む大量の残留DNAで汚染されている: Science, Public Health Policy and the Lawに掲載された論文から

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/nb93f131e2c12
<転載開始>

コロナワクチンのDNA汚染問題は2023年2月、アメリカのKevin McKernan先生によって彼自身のブログ上で初めて報告されました。McKernan先生は、BioNTech / Pfizer社およびモデルナ社のワクチンがスパイク遺伝子とベクター由来の残留DNAで汚染されている事を発見したのです。McKernan先生はその後もコロナワクチンのDNA汚染の検証と関連情報の発信を精力的に続けており、海外では既に複数の研究者がMcKernan先生の発見の追試に成功しています。

画像
表1
https://x.com/hudikaha/status/1864330736259747845

表1はmRNAワクチンのDNA汚染についての国内外の検証実験の状況を藤川賢治先生がまとめられたものです。DNA汚染問題は既に海外では大きなスキャンダルとなっています。

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市販のオリゴには無関係な配列のオリゴが混入している: Nucleic Acids Researchに掲載された論文から

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/ne10ac0d8d6eb
<転載開始>

2023年上旬、アメリカのKevin McKernan先生はmRNAコロナワクチンがDNAで汚染されている事を発見し、それ以降プレプリントやSNS等で関連情報を精力的に発信されてきました。コロナワクチンへのDNA汚染問題については私のブログ内でも何度か取り上げてきましたが、当初から私がこの問題に興味を持った理由の一つには、実は私自身もかねてより「別のDNA汚染」の研究をしていたという事情があるのです。科学実験の場における汚染はコンタミネーション (contamination) 、略してコンタミと呼ばれます。

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レプリコンワクチン (コスタイベ筋注用 開発コードARCT-154) の遺伝子構造解析

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n87e652194b49
<転載開始>


ベネズエラウマ脳炎ウイルス

Meiji Seikaファルマのレプリコンワクチンは自己増殖型mRNAワクチンであり、販売名は「コスタイベ筋注用」です。このレプリコンワクチンの設計に使用されたベネズエラウマ脳炎ウイルス (VEEV) はトガウイルス科のアルファウイルスです。ベネズエラウマ脳炎ウイルスは主に蚊に媒介され、もともと小型齧歯類と蚊の間での感染のサイクルが存在しています。そして蚊を媒介して馬に感染すると、馬に高い死亡率での高力価ウイルス血症を引き起こします。さらには馬と密接に接触する人間にも蚊を介して感染し得ます。

タイトルの画像はWikipediaからベネズエラウマ脳炎ウイルスと近縁の東部ウマ脳炎ウイルスです (ウイルスが赤く色分けされています)。

ベネズエラウマ脳炎ウイルスについては以下のSharmaとKnollmann-Ritschelによる総説論文を参考にしました。

Current Understanding of the Molecular Basis of Venezuelan Equine Encephalitis Virus Pathogenesis and Vaccine Development
Sharma and Knollmann-Ritschel (2019) viruses
https://www.mdpi.com/1999-4915/11/2/164

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レプリコンワクチンは野生のウイルスとの組換えを起こし得る: Molecular Therapyに掲載された論文から

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n64b96acab297
<転載開始>

レプリコンワクチン (自己増殖型mRNAワクチン) は体内で自己増殖するワクチンです。そしてRNA複製には修復の機構が無いため、増殖の際には変異が起こります。それに加え懸念となるのは、レプリコンワクチンと野生のウイルスとの間で組換えが起こり、本来存在しなかったはずの新規ウイルスを生み出す事です。

2024年8月にオランダとオーストラリアの国際的共同研究により、レプリコンワクチンと野生のウイルスが組換えを起こし得る事が報告されました。

Safety concern of recombination between self-amplifying mRNA vaccines and viruses is mitigated in vivo
Hick et al. (2024) Molecular Therapy
https://www.cell.com/molecular-therapy-family/molecular-therapy/fulltext/S1525-0016(24)00401-5

自己増殖型mRNAワクチンとウイルスの間で組換えが起こるが、安全性への懸念はin vivoでは減少する

自己増殖型mRNA (SAM) ワクチンは、疾病の発生時に迅速に導入する事ができる。正当な安全性の懸念は、アルファウイルスベースのSAMワクチンと循環しているウイルスとの間の組換えの可能性である。この理論的なリスクは、SAMワクチンの承認プロセスにおいて評価される必要がある。ここでは、in vitroおよびin vivoの広範な評価を行い、SAMワクチンと幅広い種類のアルファウイルスおよびコロナウイルスとの間の組換えを検討した。SAMワクチンは、スーパーインフェクションの排除によりアルファウイルスの共感染を効果的に制限する事が分かったが、それでも若干の共複製が可能であった。高感度細胞ベースアッセイを用いて、稀ではあるが再現可能なRNA組換え事象の結果として、複製能力のあるアルファウイルスキメラがin vitroで生成された。このキメラでは細胞培養への適応度は増加しなかった。C57BL/6Jマウス、Rag1-/-マウス、Ifnar-/-マウスでは、同じ組織内で高レベルのSAMワクチンとアルファウイルスが共複製され、生体内で生存可能なアルファウイルスキメラは検出されなかった。さらに、SAMスパイクワクチンと豚コロナウイルスの組換えは観察されなかった。結論として、SAMワクチンのアルファウイルスとの組換え能力は、環境安全性の懸念とみなされるかもしれないが、いくつかの重要な因子が、SAMワクチン接種者からのin vivoでのキメラウイルスの出現を実質的に緩和する事を述べる。

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騙す事、騙される事

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n9a932605feda
<転載開始>

伊丹万作 (1900年 (明治33年) - 1946年 (昭和21年)) は日本の映画監督、脚本家、俳優、エッセイスト、挿絵画家です。映画監督の伊丹十三は万作氏の長男です。以下、伊丹万作氏のエッセイから一部を引用させていただきます。

さて、多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。私の知つている範囲ではおれがだましたのだといつた人間はまだ一人もいない。ここらあたりから、もうぼつぼつわからなくなつてくる。多くの人はだましたものとだまされたものとの区別は、はつきりしていると思つているようであるが、それが実は錯覚らしいのである。たとえば、民間のものは軍や官にだまされたと思つているが、軍や官の中へはいればみな上のほうをさして、上からだまされたというだろう。上のほうへ行けば、さらにもつと上のほうからだまされたというにきまつている。すると、最後にはたつた一人か二人の人間が残る勘定になるが、いくら何でも、わずか一人や二人の智慧で一億の人間がだませるわけのものではない。
 すなわち、だましていた人間の数は、一般に考えられているよりもはるかに多かつたにちがいないのである。しかもそれは、「だまし」の専門家と「だまされ」の専門家とに劃然と分れていたわけではなく、いま、一人の人間がだれかにだまされると、次の瞬間には、もうその男が別のだれかをつかまえてだますというようなことを際限なくくりかえしていたので、つまり日本人全体が夢中になつて互にだましたりだまされたりしていたのだろうと思う。
 このことは、戦争中の末端行政の現われ方や、新聞報道の愚劣さや、ラジオのばかばかしさや、さては、町会、隣組、警防団、婦人会といつたような民間の組織がいかに熱心にかつ自発的にだます側に協力していたかを思い出してみれば直ぐにわかることである。

 つまりだますものだけでは戦争は起らない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起らないということになると、戦争の責任もまた(たとえ軽重の差はあるにしても)当然両方にあるものと考えるほかはないのである。
 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。

「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。
 一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。

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新型コロナパンデミックの謎

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/ne40d83d375e1
<転載開始>

新型コロナ(SARS-Cov-2)のオミクロン株はアフリカのボツワナで最初に同定され、2021年11月24日に南アフリカから世界保健機関 (WHO) に報告されました。そして瞬く間に欧米およびアジアで流行しました。ではなぜ最初に報告されたアフリカではさほど流行らなかった一方、欧米や日本で大流行したのか。その経路も謎に包まれており、また流行自体がどれほど「自然発生」的なものだったのかにも大きな疑問があります。

アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、ラムダ、ミューGH、オミクロン株の自然発生した確率はどれも天文学的に低いです。これらどの株も人工ウイルスである確率が99.999999%以上であるという解析結果を私は自著の論文で発表しました。この確率はRNAウイルスの常識から考えてまさに「あり得ない」数値なのです。 

各変異株を含め、新型コロナウイルスが人工のものであるという結論は改めて多くの謎をもたらします。ではこれらのウイルスは誰が作ったのか?どこで作られたのか?なぜ作ったのか? 当初SARS-CoV-2は武漢の研究所から流出した可能性が疑われました。しかし他の変異株も人工ウイルスであるならば、一つの研究所からの一度きりの流出だけでは説明がつかないのです。

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ウイルスは存在しない?

荒川央 (あらかわ ひろし)さんのサイトより
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n9d50348df7b7
<転載開始>

コロナ騒動の中で何度か耳にしたのは「そもそもウイルスなど存在しない」という主張です。少し前に新型コロナ人工ウイルス説について詳しく触れた事もあり、この機会に私自身の見解を改めて記しておきたいと思います。


細胞内寄生体

ウイルスは細胞内寄生体であり細胞内でのみ増殖可能ですが、単独では増殖できません。細胞内寄生体にはウイルス以外にもリケッチア、クラミジアなどがあります。

ウイルスなどの細胞内寄生体の中には、寄生して病気を起こすものもありますが、宿主に対して必ずしも有害であるとは限りません。例えばバクテリオファージやプラスミドなど細菌への感染性遺伝因子には抗生物質耐性遺伝子を持つものもあり、むしろ宿主である細菌の生存を有利にする場合すらあります。ミトコンドリアの祖先は呼吸によるエネルギー産生能を持っているリケッチアです。また葉緑体の祖先は光合成を行う藍藻ではないかと考えられており、それらは細胞内寄生から共生へと進化してきました。それ以外にもハテナ (Hatena arenicola) のように葉緑体との共生への途上にある微生物も知られています。事実上、害をなさずに宿主と共存しているウイルスや遺伝因子も少なくないのです。

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